ズバリ!スマホで何をしていますか?
nullまずは、子どもと一緒にいるときに、スマホで何を見ているのかを聞いてみました。多い順に見ていきましょう。
第1位:調べもの・検索(55票)
第2位:アンケートやポイ活(34票)
第3位:動画・ニュース・SNSなど(25票)
第4位:ゲーム(17票)
第5位:メール・ラインなどの連絡(16票)
となりました。子どもを見ながら、どうしてもしなくては行けない”緊急性があるもの”とは想像し難いものが多くなりましたが、子どもが目の届く範囲で安全に遊んでいたり、自分の好きなことに熱中しているような状態であれば、ちょっと調べものをしたり、連絡をしたりすることはできそうです。具体的に何をしているのかを聞くと、
「家族への連絡」(32歳/主婦)
「子どもの学校についてママさんとメールのやりとりや役員の集まりに返答しなければいけない時」(33歳/主婦)
「動画を見ている」(35歳/総務・人事・事務)
「ニュースアプリでニュースを見ているか、動画配信サイトで動画を閲覧している」(49歳/主婦)
「インスタグラムやFacebookをしていることが多い」(45歳/総務・人事・事務)
「アンケートサイトに答えている」(43歳/主婦)
「ポイント稼ぎ」(42歳/総務・人事・事務)
「ポイントをためるアプリを使用している」(35歳/主婦)
「レシピを調べたり道を調べている」(29歳/主婦)
「教育情報検索。地図検索」(34歳/主婦)
「趣味や生活関連の調べ物」(48歳/主婦)
「PTAの資料の調べものをすることが多いです」(41歳/主婦)
何かと忙しく、ちゃんとした時間を確保するのが難しいママ達。今やっておくと後で楽になりそうなことを、スキマ時間にこなしている様子が見てとれます。
一方で、子どもといる時には”スマホは見ない”という方も。その理由としては、
「基本は、子どもと一緒にいるときはスマホは見ない。時間を確認することが多いかな。子どもの方見ないでスマホばかり見てる親は残念。スーパーで商品を触ってる子どもがいても親が注意しないのはよくない」(47歳/主婦)
「子どもといるときは、スマホは使わない。ずっとスマホを見ているのはよくない。自分の子どもが何をしているのか、上手に周りのお友達と遊べているのか少しは観察すべき」(52歳/その他)
「子どもといるときはスマホはさわりません。昔そういったことを自分が行ったことがあるので、自分の部屋に置いています」(29歳/総務・人事・事務)
といった声があがりました。それぞれに様々な考え方があり、端的にこうとは言い難いような気もしますが、過去の自分の行動を反省したり、周りの人の行動から自分の行動を律したりする方が多いようです。
「ママは子どもに向き合わず、スマホばかり見ている」と言われることにはどう思っている?
nullかつての育児には存在し得なかったスマホ。昨今、世間からは「ママ達はスマホばかり見ている」という意見がチラホラ聞こえてくることも。
そう言われることに対して、ママ達はどう思っているのでしょうか? こちらもランキング形式で見ていきましょう。
第1位:スマホは必要な時代「仕方ない…」と思っています(39票)
一番多かった意見は「そう言われても仕方ない……」という声でした。
「仕方ない時だってある」(48歳/主婦)
「ママにだってスマホを見る理由がある」(33歳/その他)
「反省するときもありますが……スマホ社会どうしても使用しないといけないときもあり……迷います」(41歳/公務員)
「一場面だけを切り取ってあれこれ言われたくない。そうするだけの理由があるんだから」(40歳/主婦)
「そんなに長時間スマホにかかりっきりになったことがない。短時間ならやむを得ないと思う」(38歳/総務・人事・事務)
「気分転換のためには必要」(37歳/営業・販売)
「専業主婦なので、唯一スマホが外の社会状況が分かるツール。息抜きの意味でも必要」(36歳/主婦)
「確かにその通りだが、ママ友との連携など必要な情報もあるので」(42歳/その他)
「やらないといけない、知らないといけない情報があるから仕方ないこともある」(39歳/主婦)
「調べものなど、娯楽以外に使用しているので、仕方ない」(43歳/主婦)
スマホが生活の一部になっている人が多く見られ、使うことは仕方のないことと割り切っている方、反省しつつも、結局必要不可欠なツールと感じているという意見が目立ちました。ママ達のコミュニケーションのネットワークに利用したり、情報に遅れをとらないようにしたいという気持ちも伝わってくる結果に。
ママ達に限らず、今の時代はスマホと生活を切り離すのが難しいというくらい、スマホに依存をしている方が少なくないでしょう。何もママ達だけが見ているわけじゃないという心の声も聞こえてきそうな気もします。
第2位:そう言われることに、素直に「反省します…」(37票)
「そうだと正直思うし、反省もしている。子どもを大切にしていきたいが、逃げている部分もあるから、直していきたい」(29歳/主婦)
「確かにそうだと思う。反省すべき点である」(38歳/主婦)
「自分自身もそういわれたことがあるので反省しています」(33歳/主婦)
「反省をしないといけないと思う。お手本のために」(42歳/主婦)
「スマホ中心の生活が皆広がってきているから気を付けたい」(46歳/主婦)
「なるべく一緒にいる時は構わないようにしているが、反省点も多い」(37歳/主婦)
「そうだと正直思うし、反省もしている。子どもを大切にしていきたいが、逃げている部分もあるから、直していきたい」(29歳/主婦)
やはりスマホばかり見ているのはよくないと、素直に反省している方も多く見られました。その反面、わかってはいるけれど、どうしても使ってしまう……という意見も。
「反省しつつ止まらない」(50歳/総務・人事・事務)
「反省しているが、子どもがテレビに夢中になっているのでまぁいいかと思ってしまう」(39歳/主婦)
「その点は反省しているが、仕事から帰宅して、家事を済ませた後しか時間が無い為、少しは自分の時間が欲しい」(40歳/その他)
自分の時間をスマホに充てているという方もいて、スマホがストレス解消にも繋がっているという方も。色々なことができる分、使う用途も目的も様々で、やはり必要不可欠という印象を受けました。
第3位:スマホを使うのは「よくない」と思います(17票)
第3位は、スマホを使うことがよくないと思っているという意見です。
「よくないことだと思う」(57歳/主婦)
「子どもが寝ている時やテレビを見ている時などにスマホを見るようにして、できるだけ子どもを見るようにしてあげる方が良いと思う」(35歳/主婦)
「それは絶対やっちゃダメだと思う、子どもと一緒に居られるのは少しの期間だけなんだから、ちゃんと向き合って欲しい」(55歳/主婦)
「基本子どもが小さい時は必要最低限使わないようにした方がいい」(48歳/主婦)
「会話が大事なので、スマホは後にすべき」(58歳/総務・人事・事務)
「子ども優先にしないとだめ」(53歳/主婦)
子育てにスマホは必要ないという厳しめの意見や、子どもとはしっかりとFace to Faceで向き合うべきという声も聞かれました。スマホがなかった時代でも育児や子育てが成り立っていたという方からは、子育てとスマホを切り離すべきという意見が多く見られました。
第4位:実際にはスマホは使わない、使い方に気をつけています(13票)
続いては、スマホを使わないようにしていたり、使っても節度ある使い方をしていたりする方の意見です。
「言われたことがないし気をつけている」(28歳/営業・販売)
「子どもの前ではあまりスマホを使わないようにしています」(40歳/主婦)
「自分も時々あるのでしないようにしている。外では絶対しない」(39歳/主婦)
「なるべく子どもが学校に行っている時とか寝た後にするようにしている」(47歳/主婦)
「そういう部分ももちろんあると思うのでママは意識して気を付ける必要はある」(47歳/主婦)
「子どもがいるときはなるべくスマホを観ないようにしている。でも急用の時は子どもに説明します」(47歳/主婦)
スマホと育児を切り離そうとしている意見が多く出ました。見ているところでは使わなかったり、子どもが寝た後に使ったりと、中毒性があると言われるスマホの使い方を、親が背中を見せて”お手本的な存在”となるべきという気持ちが伝わってきました。
第5位:時代なのかな…「なんとも言えません」(11票)
「なんとも言えないです。今はいろいろ携帯で調べれる時代だしスマホばかりと言われるのはちょっと……と思う」(27歳/主婦)
「それぞれなので 何とも言えない」(46歳/主婦)
「確かにそうですね。そうさせたのも時代の流れ、子どもも大きくなってしまうとまだまだ私以上にスマホと向き合う時間は常になるはず」(39歳/主婦)
「度合いにもよるので全部だめとは言わない」(51歳/主婦)
「たまにそういう時もあるのでなんとも言えない。まぁずっとスマホを触っているわけではないので大丈夫」(40歳/主婦)
スマホがなくてはならない時代。園や学校の連絡などもスマホ経由になり、単なるインターネットツールというよりも、大事な連絡手段となっているのが現実。全てをやみくもに制限することは難しく、なんとも使い分けが難しいと思っている方も多いという結果になりました。
スマホは悪いことだけじゃない!否定ばかりしないで…
null一方で「スマホを否定的に捉えないで」という意見も。自分たちが子どもだった頃と違って、今は子ども自身もスマホやデジタル機器に触れることが当たり前の時代。色々な意見が見られました。
「私たちの時代にはスマホはなかったので、子どもはそういう風に考えているのかと感じる」(49歳/主婦)
「子どももスマホをしているので、おあいこ」(45歳/総務・人事・事務)
「可哀想だと思うがストレス発散にスマホをいじってしまう」(32歳/主婦)
「昔の新聞や雑誌が携帯に変わっただけだと思う」(30歳/公務員)
「なんでスマホを見ているのかということに着眼して欲しい。ママの唯一のストレス解消かもしれないので、ママを責めるのではなく、ママ自身の子育てのストレスを軽減してあげないといけないと思う」(38歳/公務員)
「中毒と言われるほどスマホばかり見ていたり、子どもにも長時間スマホを使わせたりしていない限りは、別にいいのではと思っている。ちゃんと子に目を配り、自分のやるべきことはこなした上で、適度に使用すべき」(41歳/主婦)
「子どもが生まれる前からスマホがある生活が普通なため、少し使っているだけでもスマホばかりと言われるのは腹が立つ」(32歳/主婦)
「子どもの目を離さず、ずっと向き合うのは母親として当然だけど、ママも好きなことをしたい気持ちも理解してほしい」(33歳/主婦)
スマホは決して悪の存在ではないという意見が多く出ました。中には、過去にも、スマホに代わってテレビや新聞、雑誌などがそういう存在であったという客観的な意見も。やることをやっているので、そこまで制限する必要はないという声が出ています。
いかがでしたか? 確かにスマホを触っているママが多いと感じる方が増えているのは事実と思いますが、スマホがいろんな役割を担っている分、時計がわりに、地図がわりに、辞書代わりになど、昔に比べて、触れる時間そのものが増えているのでしょう。
”便利と不便は背中合わせ”です。なんでもできて便利な分、子どもに目が行きにくくなるという不便もありますが、メリハリをつけて上手に使うことで、スマホを子育ての味方につけることもできるはずです。
過去記事「思春期に効いてくる!乳幼児期からできる子育てのヒント【井桁容子先生の育児ワークショップ】#2」の中で、乳幼児教育実践研究家の井桁容子さんは、「お父さんやお母さんがケータイやスマホをいじりながら子どもの話を聞くというのは、大人にとっては子どもの遊び場を探すとか育児グッズを探すとか(スマホを使う)理由はあるのかもしれませんが、子どもにとってはお父さんやお母さんが他のものに夢中だという状況には間違いないですよね」としたうえで、「目を合わせることは、心を育てるために必要なことなんです」とアドバイスしています。
スマホに”依存”するのではなく”共存”することがバランスのいい使い方なのかもしれないと、筆者も我が身を振り返り思いました。ぜひ、今後のスマホとの関わり方についての参考にしてくださいね!