喜んでくれて良かった〜「幸せエピソード」
null金額はいくらにしようか、どんなポチ袋に入れようかと考えて渡す「お年玉」。まずはあげて良かったと思える幸せエピソードからです。
(1)太陽のような眩しい笑顔「幸せな瞬間!」
「とびっきりの笑顔」(64歳/女性/学生・フリーター)
「みんなが大喜びしたこと」(80歳/女性/主婦)
「孫が、お年玉を受け取った時の顔が、何とも言えないかわいさです」(71歳/男性/営業・販売)
「意味がわからないので、どうしたらいいのか、戸惑っているのが可愛かった」(74歳/男性/その他)
「嬉しそうな顔が忘れられない」(67歳/男性/その他)
お年玉を受け取った時の孫の可愛らしい笑顔は、祖父母にとって、まさに「これが見たかった」と思う瞬間なのではないでしょうか。孫が素直に喜んでくれると、あげた甲斐もありますよね。また、中にはしっかりと挨拶もできるというコメントも。
「きちんとありがとうと言ってくれた」(72歳/男性/その他)
「笑顔でお礼を言ってくれた」(53歳/男性/営業・販売)
「覚えたての言葉で、『あと(ありがとうの意)』と言ってくれた」(57歳/男性/医師)
「満面の笑顔でお礼を言ってくれたら幸せ一杯になれた」(52歳/男性/会社経営・役員)
笑顔とともに「ありがとう」と感謝を言葉にしてくれると、さらに嬉しいという声が多く上がりました。あげて良かった〜とじいじばあばも目尻が下がってしまうようです。お金そのものだけではなく、祖父母から孫への愛情がたくさん詰まったお年玉のようです。
(2)金額に惑わされずに「少額でも喜ぶ」
孫にいくらあげようか……というのは、祖父母が一番悩むところかもしれませんね。でも、まだお金の価値をあまり理解していなかったり、そもそも貰うこと自体が嬉しかったりと、金額に関する価値観は子どもによって様々のようです。
「まだ幼児なので500円でも喜ぶ」(69歳/男性/その他)
「お札をあげたが小銭がいいと言われた」(58歳/男性/営業・販売)
「千円札1枚よりも、100円玉10枚のほうが喜ぶのが、かわいいと思った」(54歳/女性/その他)
「孫が小さい時に、お年玉袋にお札と一緒にビカピカの5円玉を入れたら、お札よりも5円玉の方が喜びました」(59歳/女性/主婦)
「紙幣で上げるお年玉は、お小遣いにするには高額なので、それとは別に硬貨のお年玉をあげており、こちらのほうが喜ばれる」(71歳/男性/その他)
まだ、お金の価値やお札の意味がわからず、小銭の方が人気が高いというコメントが聞かれました。子どもにとってはお札よりも、持ちやすく掌におさまる小銭の方が嬉しいのかもしれません。
また、お金よりも”物”が嬉しそうという意見も。
「お年玉より欲しい物を買った方が喜んだかも」(67歳/男性/その他)
「お金とお菓子と両方あげるがお菓子の方が毎年喜ぶ」(62歳/女性/学生・フリーター)
お金よりも、すぐに遊べるおもちゃや、すぐに食べられるお菓子の方が、子どもにとっては優先順位が高くなるのかもしれませんね。
(3)じいじ・ばあばに感謝を込めて「逆プレゼント」も
「孫が喜んで肩たたき券をくれた」(81歳/男性/その他)
「肩をたたいてくれた」(55歳/男性/総務・人事・事務)
もう、これは嬉しいですね。一気に肩こりが解消しちゃうかもしれません!
他にもほっこりしたエピソードとして、
「孫にお年玉を渡したら、使わないで高校卒業までとっておくといったこと」(73歳/男性/その他)
「あげたお年玉で服を買ってくれた。感激」(60歳/男性/その他)
素直に喜んでもらえ、また有効活用してくれるととても嬉しいですね!
ちょっと悲しいかも…「複雑エピソード」
null続いては、ちょっと悲しくもあり、複雑でもあるというエピソードです。
(1)まさかの…感謝の気持ちなし!?
「大きくなるにつれ貰えるのが当然という態度にイラっとくる」(76歳/女性/主婦)
「当たり前のように受け取るだけ」(70歳/男性/その他)
「上げても当たり前の顔をしていて感動が無い」(69歳/男性/その他)
「ちゃっかりと孫が請求して来た」(67歳/男性/その他)
「思春期の孫にお年玉をあげた時の反応が素っ気無かった」(70歳/男性/その他)
お年玉をもらって当然、反応がないなどの態度を目の当たりにすると、祖父母も至極がっかりしてしまいますよね。もう、あげるのをやめようかしら……と思う祖父母もいるかもしれません。
照れ臭くてつい反抗的な態度をとってしまう、複雑なお年頃のお子さんもいるかもしれませんが、頂いた時にはしっかり感謝の気持ちを伝えることを教えたいですね。また、それができない乳幼児さんは親といっしょにお礼を伝えられるといいですね。
(2)お金のことは親が管理
「すぐに親が取り上げていました」(61歳/男性/営業・販売)
「親のいる前でわたすようにしている。親が預かるといってとりあげるのが通例だが、孫も分かってきて、自分のものにしようと素直には従わず、争いごとになる」(75歳/男性/営業・その他)
「親がすべて子ども名義の通帳に入金してしまう」(83歳/男性/会社経営・役員)
「孫にお年玉をあげてもすぐに中身は親に取られてしまう」(69歳/男性/その他)
「全額親の懐へ、再配分しているらしい」(70歳/男性/その他)
「孫達がまだ小学生の頃の正月に、お年玉を娘の口座に送金して孫達に渡すよう言ったのが使い込みされて怒ったことが印象に残ってます」(71歳/男性/その他)
親が子どものお金の管理をするのはいいことかもしれませんが、使い込んでしまったり、自分たちの物にすり替えてしまうと、孫たちも、あげた祖父母たちもいい気がしないかもしれません。
中には、
「親からの催促」(60歳/男性/その他)
という意見も。お金自体は巡り巡って子どもたちに使われるのかもしれませんが、祖父母に承諾を得たり、子どもにひと言伝えるなど、何らかの配慮をすべきかもしれませんね。
(3)ちょっと不服かも…「金額が気にいらない」
「うれしそうだがご不満そう」(71歳/女性/主婦)
「これだけ?と言われた」(56歳/男性/会社経営・役員)
「額が気に入らなかったのか不機嫌になった」(77歳/男性/その他)
「袋を開けてがっかりしている」(70歳/男性/その他)
「2人いるので金額に差を付けると、下の子がすねる」(67歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「男の子が2人いるが、お年玉の金額を同じにしなかったら、娘にいやみを言われた」(59歳/女性/その他)
「千円で喜ばない」(66歳/男性/その他)
孫も大きくなってきて、お金の価値がわかってきたり、兄弟姉妹での金額の差異など、一筋縄では行かない自体も出てくるようです。
さらに、祖父母自身もお年玉の金額には悩みがあるようで、
「孫が6人もいるので 金額の設定が難しい」(67歳/男性/総務・人事・事務)
「年々年が大きくなると、お年玉も、上がるので年金受給者にはきつうです」(73歳/男性/その他)
など、小さなうちは金額も小さかったものの、だんだん増えていくと少々しんどいという意見も。
また、
「お年玉だけがほしくてきてくれるのは少しつらい」(72歳/男性/その他)
「お年玉をもらう時だけにこにこする」(65歳/男性/その他)
という、ちょっと複雑な苦しい胸の内も聞かれました。
「孫のお年玉エピソード」いかがでしたか? 嬉しいこともある反面、お金が絡むと色々と複雑なこともあるようです。
お年玉に限らず言えることですが、受け取る孫は、じいじ・ばあばにしっかりと感謝の気持ちを込めてお礼をいうのは当然ですし、それらを親もしっかりと伝えなくてはいけないですよね。そうすることで、もらう方もあげる方もいい気分になり、ますますいい関係が築けそうです。お年玉を通していいコミュニケーションをとりたいですね。