眉毛、描いてますか〜?
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ギャルメイクが流行った高校時代に抜きすぎた(年齢がバレる)ことと、もともとの薄さがかけ合わさって、この通り「マロ眉」です。
筆者はそもそも眉毛が薄く、たとえファンデーションを塗らずとも眉毛だけは毎日描きます。
ところが不器用ゆえ、一度でうまく描けない。また、髪の毛と色が合っていないと感じることも。眉ペンシルや3色ほどのパレットで色を合わせるって、難しくないですか? さらに、髪の毛をカラーチェンジするたび、新たな眉ペンシルを買うのも面倒……(そしてこれまた色が合わない)。
眉毛にまつわる悩みがずーっとつきまとっていたのですが、『白鳳堂』の「アイブロウパレット」と「眉用筆」で解消しました。
筆専門店のアイブロウパレット
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「筆ハ道具ナリ」という言葉を掲げる、国産筆メーカーの『白鳳堂(はくほうどう)』。筆づくりの歴史を持つ広島県熊野町に本社があり、月産約50万本にのぼる製品すべてを広島県内の自社工場で生産しているそうです。デパートのコスメフロアなどで見かけたことのある方や、その化粧筆を愛用している方も多いのでは?
筆者もその美しい化粧筆に憧れはあったものの、ほぼメイクをしないため、豚に真珠とスルーしていました。
ところがある日、売り場の前を通りかかったところ、パッと目に飛び込んできたのが「アイブロウ パレットN」です。ブラックのケースにロゴがさりげなく入った、シンプルな佇まい。モノとして美しく、吸い込まれるように近づき、気がつけば店員さんに根掘り葉掘りインタビューしていました(職業病ですね)。
髪の色やメイク、パーツに合わせて自由に色をミックス

眉毛やメイクに合わせて、色を混ぜて使います。筆者は上段右の「ダークブラウン」と下段右から2番目の「オリーブ」を中心に、その日の気分でミックス。
筆で眉を描いてほしいという願いから、『白鳳堂』が開発した眉専用パレット。開けると並ぶのは、肌なじみのよい6色です。ふだん目にするものと比べ、色が多いな?と感じたのですが、これこそ幅広い髪の色やメイクと合わせられる最重要ポイント。
色によっては「眉尻に」「眉頭に」などと、おすすめのパーツもあります。聞いた時は、パーツで色を使い分けるの?と驚きました。しかし、眉がのっぺりして見えるのは、眉頭から眉尻まで1色で描くことも大いに影響しているそう。
確かに……! 人間の顔は3Dですから、2D的に線を引くだけではだめですよね。反省!
「筆=難しい」は思い込み

「S163 Bk アイブロウ 斜め」4,180円。軸が黒軸と朱軸から選べました。
それまで気楽なペンシルを使っていた筆者。筆へのハードルはあったものの、このパレットをどうしても使いたくて、思い切って筆も購入しました。選んだのは「水ムジナ」という動物の天然毛タイプです。
店員さんによると、筆で描く主なメリットは
- 素早く簡単に描ける
- 自然なメイクがしやすい
- 色を混ぜられる


お手入れもラクです。使った後は乾いたティッシュでポンポンとオフするだけ。あとは年に2〜3回、無香料の石鹸を使って洗い、洗濯バサミなどで吊るして陰干しします。
ちなみに長持ちのコツは、できるだけ毎日使うことなんですって。1本4,000円越えとなかなかよいお値段がするので悩みましたが、「長い方だと5年くらい愛用されていますよ」という店員さんの言葉も購入の後推しになりました。
毎日の眉メイクが楽しくなった!
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After。右(写真左)はまあまあ上手く描けるようになってきました。左(写真右)が利き手じゃないので難しい〜。
このアイパレットと筆を使い始めて約1カ月、眉メイクが劇的に楽しくなりました。
以前は30秒くらいでパパッと描いていたのに、今では5〜10分ほどかける日も。こういう色のミックスがいいな、ここにはこの色をこんなふうにのせるといいななどと、試行錯誤するのも面白くって。
眉毛は顔の印象を決める大切なパーツだからこそ、他が簡単なメイクでも、ここを凝るだけで「ちゃんとメイクしてる人」になると気がつきました。

パレット右上の「ダークブラウン」は、筆に少量の水を含ませて、水溶きアイライナーとしても使えます。目の際に入れると自然な仕上がりで、大活躍。
また、使いはじめこそドキドキしましたが、使ううちに、案外思い切って色をのせても大丈夫ということがわかりました。ちょっと濃くなりすぎたら、ササッと筆で撫でてボカせばOK。反対に、色が薄すぎる場合は部分的にトントンと色をのせやすい。
さらに、購入した筆の毛先が毛丈4.8mm、厚み2mmと小さなこともお気に入り。筆者はマロ眉なので、“まるで生えているように”描き足す必要があります。その際、この小ささが、1本1本、繊細に描きたしやすいのです。
自分と向き合う時間が生まれた
null某メイクアップアーティストさんが「メイクは丁寧にすることが基本であり、とても大事なこと」とおっしゃっていました。もちろんそりゃそうだと思っていたのですが、これまでなかなかできていなかった筆者。
このアイパレットと出会って、眉毛を丁寧に描くようになりました。その中で、メイクを丁寧にすることは、たった5分でも自分と向き合う時間になると感じています。また、自分と向き合ってきちんと眉毛を描くことで、今日会う人にとって心地よい人になれたらいいな……とも。
ちょっと大袈裟なようですが、前へ一歩踏み出せた【本日のお気に入り】。もし、眉毛迷子の方がいらしたら、どうぞチェックしてみてくださいね。

朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。目標は「走れるおばあちゃん」。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote