「私、おばさんメイクかも…」と感じたことがある人が6割以上!
nullはじめに、「“おばさんメイク”かも」と感じたことがあるかどうかを聞きました。
【自分のメイクについて「もしかしたら“おばさんメイク”かも……」と不安になったことはありますか?】
ある・・・63.1%(106人)
ない・・・36.9%(62人)
6割以上の女性が、思い当たる節があると回答。実際にどう見えているかは別として、自分自身、メイクをしていてふと心配になる瞬間があるようです。
でも、具体的にはどういったものが“おばさんメイク”なのでしょうか? アンケートの回答を元に、40代~50代のメイク事情について考えます。
「おばさんメイクかも」と感じるのはこんな時!パーツごとにご紹介
nullみなさんから寄せられた「おばさんメイク」たる要素は、どのパーツについても共通する点が見られました。以下に挙げるようなメイクを避けることが鍵になるのかも?
気がついたら厚塗りに「ファンデーション」&「下地」
「カバーすればするほど老けて見える、と鏡を見て気がついた時」(55歳/主婦)
「シミや毛穴を隠すために下地の段階から塗る量が多い」(58歳/主婦)
「マットなコスメを厚塗りしツヤが無い」(52歳/主婦)
シミなどの気になるアラを隠そうとするうちに「厚塗り」のドツボにハマっている人が多数。そんな時は、ぜひ薄づきのファンデーションやコンシーラーの活用を! また、ツヤを少し意識して足すだけでも違和感の軽減ができそうです。
手癖でキリッと描きがちな「眉毛メイク」
「眉の形。つい昔の、カーブがきつい細い眉を描いてしまう」(52歳/その他)
「眉毛が細く、昭和のヤンキーのようになっていた」(53歳/総務・人事・事務)
中には「細眉ブーム時に剃ってしまってから生えてこない」という人も。そんな時に頼れるのが透け感ある色味のリキッドアイブロウ。1本1本植毛する気持ちで隙間を埋めれば、太さのあるあたかも“地毛な眉”が完成します!
目力を超え、もはや威圧感?「アイメイク」
「アイライナーで目をぐるりと一周囲んでいたが、ある日、コレがおばさんメイク!? と気づいて絶句」(46歳/主婦)
「濃い青のアイシャドウを入れた」(48歳/総務・人事・事務)
印象に大きく影響を与える目元のメイク。笑った時など、表情が変化しても馴染むようなナチュラルさがあるメイクだと、より柔らかい雰囲気に。寒色系やベージュ系のパレットを使う時は、クマやくすみに見えないように要注意です。
目立たせてなんぼだと思っていたけど…「チーク」
「姪っ子にチークの入れ方を指摘され、せっかくなので詳しく教えてもらった」(51歳/主婦)
「頬骨に全体的に塗りたくるチーク。若い人とは入れる位置も色も違う気がする」(48歳/主婦)
今風のメイクに必ずしも寄せる必要はないとはいえ、年齢とともに、チークの入れ方を見直す必要を感じたというコメントが。同じものを使っても、塗る範囲と量次第で印象は大きく変わります。面に塗るのか点で差すのかなど、自分にフィットする位置探しを楽しめたら良いですよね。
派手色&くっきりは難易度高め?「リップ」
「若い頃から使っている口紅が、ちょっと派手めな色なので」(51歳/主婦)
「リップの色がピンクすぎた」(51歳/主婦)
お顔立ちやシーンによって、派手な色が似合う場合もあるものの、「濃い色でくっきりと縁取るメイクが、もしかして悪目立ちしてしまっているのかも……」と心配する声も寄せられました。そんな時は、保湿ケア効果のある薄い色のリップを選ぶと、気になる縦ジワを解消しつつ柔らかい雰囲気に。マスクへの色移りも少なく済みます。
その他、こんなところも気になる!
「ブラウンのシェードを入れており、加減がわからず濃くなっていた。外出先で、鏡に映った自分を見てびっくり」(54歳/その他)
「顔と首の色が違いすぎると娘に指摘された」(50歳/総務・人事・事務)
色が局所的に浮いてしまうメイクの原因の多くは、顔と鏡との距離と言われています。鏡からいつもより10センチ離れるだけで、メイクが俯瞰で見えてバランスが取りやすくなります。ぜひ試してみてくださいね!
ここまで“おばさんメイク”だと感じるメイクをパーツごとにご紹介しました。青色のアイシャドウや派手色のリップなどの“あの頃”の流行メイクに言及するコメントも目立ちます。
メイクが自分を映す鏡に?年齢を経て感じたメイクへの姿勢・心境の変化
null年齢を重ねていく中で「若い時のメイクがフィットしなくなった」「年齢に合うメイクとは?」などのモヤモヤを抱えながらも、多くの人が自分なりの着地点を模索し見出している様子。ここからは「年齢」という視点で、メイクへの姿勢や考えの変化をご紹介します。
アップデートは余念なく。勉強意欲が高まってます!
「自分の年齢をターゲットにしている美容誌を読んでナチュラルメイクを勉強。良さそうなメイク用品は、真似して購入しています」(47歳/主婦)
「40代向けのメイク特集などを検索して実践」(44歳/学生・フリーター)
「インスタでプロの方のメイクをチェック」(45歳/主婦)
今や情報源は紙媒体のみならず、動画やSNSなど多種多様。『kufura』でも大人にオススメしたいコスメやメイクをご紹介しているので、チェックしてみてくださいね。
手放す時は潔く。メイクの意識が一変しました!
「デパコスで作り込むよりも、自然に見えるようなメイクをするように。ベースメイクはデパコスで、ポイントメイクはプチプラと使い分け」(43歳/総務・人事・事務)
「夕方になるとヨレて汚なくなることに気づき、厚塗りをやめた。メイク崩れがなくなり1日中ストレスフリーに」(50歳/総務・人事・事務)
「昔は眉やアイラインなどの見た目の美しさにこだわり時間をかけてメイクを仕上げていたが、現在はマナーとしてのメイクをする感覚に」(54歳/主婦)
「自分のメイクはこう!」という固定観念から脱却することで、新たな自分に出会えたという人も。マイルールは意外と惰性で続いているだけなのかも?
ありのままが自分です。気にしないと決めています!
「トレンドを追うことをやめ、自分が思う素敵さを求めてメイクしている」(42歳/学生・フリーター)
「素肌を活かすメイクが心地良い」(56歳/主婦)
「中年になり、良い意味で人からの目線は二の次に。自分が納得していれば、どんなメイクをしても良いのでは? 自分の元気を引き出すメイクをしていたい」(49歳/主婦)
流行の取り入れや他人目線の華やかさから、自分ファーストのメイクへと切り替えた人も。着飾りすぎず気負いすぎず、自分を大切にするメイクにたどり着けたなら、もう怖いものなしですね!
年齢とともに心境の変化はあっても、「こんな自分になりたい」を叶えてくれて、ちょっとだけ背中を押してくれるのがメイクの醍醐味であるはず。トレンドや外からの目にとらわれ過ぎずに、自分にとっての“心地良い”を追求していけたら良いですね!
三上 六花(みかみ ろっか)。ライター。
美容ジャーナリストのアシスタントを経て独立。持ち前の旺盛な好奇心をアンテナに美容ワールドを探索中。
映画と漫画をこよなく愛し、帰宅後は隙あらば即エンタメタイムの多趣味人。週に15番組ほど聴く、生粋のラジオリスナー。