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呪文のような「サマハン」「アムルタ」って何? アーユルヴェーダ医学発想のお茶を生活に

日本から約6,800km、インド洋に浮かぶアーユルヴェーダの国「スリランカ」。そんなスリランカで、日本人旅行客がお土産にこぞって買っている『Link Natural』の「サマハン」という飲み物をご存じでしょうか。実はスリランカに行かずとも、現在は『成城石井』や『カルディ』など日本でも販売している、知るひとぞ知るアーユルヴェーダのスパイスティーです。

その「サマハン」を手がける『Link Natural』から、2025年8月15日に新たなお茶「アムルタ」が『Cosme Kitchen』『Biople』『Biop』限定で日本に登場! 「サマハン」も、「アムルタ」も、忙しく働くママをサポートしてくれるようなスパイスやハーブが入っているのがポイントです。その魅力やアーユルヴェーダの考え方を、『Link Natural』正規日本代理店『セイロンファミリー』の盧真里さんと恒成玲さんに教えてもらいました。

スリランカ人で知らない人はいないほど有名な「サマハン」

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Link Natural正規日本代理店・セイロンファミリーの盧真里さんと恒成玲さん。

『セイロンファミリー』は『Link Natural』の「サマハン」をはじめ、スリランカのティーや食品を日本に輸入している卸の会社。スリランカ人のKrishantha Chandrapremaさんが代表を務めていて、老舗スリランカティーブランドの「JAF TEA」をはじめ、厳選したスリランカのおいしいものを日本へ届けています。

スリランカの葛根湯と呼ばれる「サマハン」。

そして『Link Natural』の「サマハン」は、アーユルヴェーダが根付くスリランカ人が、「ちょっと風邪引いちゃったかも」という時に飲む1995年発売のロングセラー商品。そもそもアーユルヴェーダとは何千年も前から伝わる世界最古の伝統医学で、世界三大伝統医学の一つです。『Link Natural』はアーユルヴェーダのドクターであるDr. Devapriya Nugawelaさんが1982年に設立。古くから伝わるアーユルヴェーダのレシピのもと、ハーブやスパイスを用いた商品を展開しています。

「アーユルヴェーダのドクターはスリランカの国家資格で、専門の大学で学ぶ必要があり、日本でいう医師免許と同じようなイメージです」(恒成さん)

ノンカフェインで、着色や漂白などもしていない、ハーブやスパイスそのままの色!

アーユルヴェーダの考え方の一つが「未病」に対してのアプローチ。病気じゃない時の不調をととのえるイメージで、例えば「喉がちょっとガラガラしてきたから、サマハンを飲もう」という文化がスリランカ人には根付いているそうです。サマハンに入っているのはヒハツ、コショウ、クミン、シリテーク、キンギンナスビ、ショウガ、ナンキョウ、アサガオガラクサ、アジョワン、コリアンダー、ベニバル、アダトダ、リコリス、へディオティス・コリンボサといった14種類のハーブとスパイス。スパイシーながらさとうきびも入っているのでほんのり甘く、意外と飲みやすいです!

「私もアーユルヴェーダの考え方を取り入れて、自分や子どもが風邪を引きそう、という時に『サマハン』を飲んでいます。私は幼少期、母に『葛根湯飲んで』と言われていたのですが、そのイメージで子どもに『サマハン飲んで』と言っていますね。子どもにはちょっとスパイシーなので、牛乳で割って飲ませるとマイルドになります」(盧さん)

『サマハン』が日本で購入できるようになったのは2021年。小売店のほかインターネットでも購入できますが、インターネットでは並行輸入品も流通しています。正規日本代理店であるセイロンファミリー』が卸した『サマハン』の20袋入りを確実に買えるのは成城石井』やカルディ』! 753円(税込)で売っていて、送料などを考えるとコスパよく購入できますよ。

働くママの味方。2種類のスーパーフード入り「アムルタ」

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「ユカン」と「ハートリーフムーンシード」入りの「アムルタ」。

「サマハン」と同じくアーユルヴェーダ医学にもとづき、2種類のハーブが調合されている新商品が「アムルタ」。スリランカの人が「肌がカサカサする」「頭皮・皮膚がかゆい」「ほてる」「イライラする」などさまざまな不調を感じる時に飲むハーブティーです。『Link Natural』の「アムルタ」はスリランカでも2018年に発売した商品なので、知っていたらかなりツウ!

スリランカなど熱帯・亜熱帯に生息する「ユカン」。そのまま果実を食べると苦い!

2種類のハーブは「ユカン」と「ハートリーフムーンシード」。「ユカン」はレモンの約40倍ものビタミンCや豊富なポリフェノールが魅力で、アーユルヴェーダ界のスーパーフード! そして「ハートリーフムーンシード」は東南アジア原産で、現地ではマラリアや結核の治療に使われることもあるのだそう。「アムルタ」は2種類のハーブと、さとうきびの3つのみが原料で、余計なものは入っていません。

飲んでみると酸味があって、想像より飲みやすく、個人的には好きな味! ユカンの実はそのままだと苦いのですが、「アムルタ」は苦味はほとんど感じません。暑い日の水分補給としてもごくごく飲めちゃいそうです。

「私は朝、水筒に氷水と『アムルタ』を入れて出社しています。150mLに対して1袋がおすすめですが、薄めにはなるものの水筒の量に合わせて1袋でもOKです。氷水の場合、すぐには溶けず、出社までの間に溶けているイメージ。前は忙しいと子どもに対してイライラしちゃうこともあったのですが、そうならないよう飲み続けています」(盧さん)

『Cosme Kitchen』「【Link Natural】Swastha Amurtha7P」1,058円(税込)

そして2025年8月15日に発売されたのは、『Cosme Kitchen』特別パッケージの「アムルタ」。おしゃれなデザインで、友達へのプレゼントにもぴったりです。現在、全国的な店舗で「アムルタ」を購入できるのは、『Cosme Kitchen』『Biople』『Biop』だけ!

アーユルヴェーダの考え方を、気軽に取り入れられる『Link Natural』の「サマハン」と「アムルタ」。まとめると、スリランカの人たちは風邪を引きそうな時にスパイシーな「サマハン」を、そして美肌を目指したいorイライラしそうな時には酸味のある「アムルタ」を飲むことが多いようです。どちらも初めて飲むような味でしたが、筆者は好きな味で、毎日続けられそう! どんな味なのか、ぜひみなさんも試してみてくださいね。

【取材協力】セイロンファミリー

小浜みゆ
小浜みゆ

旅行・美容を中心に女性の好きなものを届けるフリーライター。WEB中心に誌面でも執筆し、撮影も行う。趣味は道の駅めぐり&ホテルステイ。Twitterアカウントは@kohamamiyu

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