チームKURASEEDSの最年少スタッフは、生粋のラジオ好き
null毎週月〜木曜日、朝5時から1時間の生放送『KURASEEDS』。毎日出演しているkufura編集長・サトウのまわりには、番組を支えてくれる、たくさんのスタッフがいます。
このシリーズでは、普段あまり接することのない「ラジオで働く人たち」の素顔に迫りつつ、番組のテーマに沿って、それぞれの「暮らしの中で大切にしてる”暮らしの種”」を聞いていきます。
9回目となる今回は、 アシスタントディレクター(AD)の若松空良(わかまつそら)さんにご登場いただきます。
__KURASEEDSは、年齢もキャリアも異なるスタッフが、月曜日から木曜日をそれぞれ担当して、企画を持ち寄ったり、構成を考えたりしています。だから、とても幅のある番組になっているんです。
今回、登場いただく若松さんは、水曜日の担当。若松さんがラジオのお仕事に就いたきっかけは?
「僕は大阪出身なんですけど、父親がFM802をよく聴いていて、車の中で流れていたんですよ。それで自然とラジオを聴く習慣ができて、高校生になって進路を決めるときに、ラジオの制作の仕事をしてみたいなぁと思って。
あと、高校時代に『ROCK KIDS 802』のヘビーリスナーだったので、作り手のみなさんに、勝手に親近感を感じていて。その影響が強かったと思います」
__確かに、裏方のみなさんの名前を覚えているような番組ってありますよね。
「それで、放送関係の学校に通いながら、在阪ラジオ局でインターンをしていたんです。そのまま向こうで就職したかったんですけど、インターンの仕事に夢中になってしまって、ちゃんと就職できなかったんですよ(笑)。
甲子園球場でアルバイトをしながら、そのままインターンを続けていたんですけど、いつまでもこのままっていうわけにもいかないと思って。
オリンピックもあるし、上京するのもいいかな、くらいの軽い気持ちで東京に出てきました」
__でも大阪だと、J-WAVEは聴いていなかったんじゃないですか?
「『AVALON』とか『THE KINGS PALCE』とか、いくつか聴いていた番組はありましたけど、実際にそこで働くことになるとは、夢にも思いませんでしたね。
そもそも、こっちに友達もひとりもいなかったし、東京にはそれほどの憧れもないし、とにかく何のアテもなくて。それに、大阪でお世話になっている人たちには、“東京のラジオは大変やぞ”っておどかされていました。
それでも、たまたま今の会社に拾ってもらえて、J-WAVEのさまざまな番組に携わらせてもらって、1週間のほとんどをJ-WAVEで過ごすようになって……。数か月間ではありましたが、以前聴いていた『AVALON』にも、スタッフとして関わらせてもらいました」
__ひとりで上京して、いきなりラジオの仕事をバリバリ……というのは大変だったでしょう。
「そうですね。でも、やっぱり大阪でのインターン経験が役立ちました。あと、インターン時代に、とても素敵な先輩方との出会いに恵まれたんです。ラジオDJの下埜正太さんと、プロデューサーの井上隆平さん、このおふたりに、本当に良くしていただいて。
大阪にいた頃は、まだ今みたいな状況じゃなかったので、放送終わりに飲みに連れてっていただいて。そこで好きな音楽の話をしたり、いろいろなことを勉強しました。
井上さんから“このままちゃんとやれば、いいラジオディレクターになれる”というありがたい言葉をかけていただいて。それがなかったら、どこかで挫折していたかもしれないですね」
ラジオ生活に欠かせないお気に入りのスピーカー
null__暮らしの中の「小さな種」を見つけるという、KURASEEDSの番組テーマにちなんで、ご自身にとっての暮らしの種……自分の生活に欠かせないモノを見せていただきます。若松さんにとって、それはどんなものですか。
「暮らしといっても、またラジオの話になるんですけど、毎日使っている、icleverというメーカーの、bluetoothスピーカーを持ってきました。
東京に出てくるときに、母が使っていたものを譲ってもらったんです。家だと、ずっとこれでラジオを聴いていますね」
__プライベートでもラジオが欠かせないんですね。
「そうですね。朝起きてから、夜寝るまで、ほとんどずっとラジオを聴いています。
仕事をしているときは、当然ですけど、ずっとJ-WAVEの放送を聴いているので、プライベートでは、トーク中心の番組を聴いています。それこそ、寝るときもラジオをつけっぱなしにしているくらいです」
__プライベートだと、どんな番組をチェックしていますか?
「本当にたくさんあります。ざっと挙げると、『空気階段の踊り場』と、パンサーの向井慧さんの『#むかいの喋り方』、それから『アルコ&ピース D.C.GARAGE』と、『さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ』、『水曜JUNK 山里亮太の不毛な議論』、それから『オールナイトニッポン』は三四郎さん、オードリーさん、マヂカルラブリーさん、それから佐久間宣行さん。最近はネットラジオも聴いていて、『GERA』っていうアプリで、『ラランドの肥溜めラジオ』とかも、欠かさず聴いていますね」
__ものすごい数ですね。時間が足りなくなりませんか?
「1日に2番組ずつくらい、最低3時間くらいは聴いています。あとは休みの日に、何も用事がなくても、ただラジオを聴くためだけに、渋谷に出かけたりもしますね。
外で聴くラジオは、なんかちょっといいんですよね。街並みとシンクロしている気がして、記憶に残りやすいんですよ」
__KURASEEDSに携わるメンバーの中でも、いちばんのラジオ好きかもしれないですね。メッセージを送ったりもしていますか?
「さすがに今は制作に携わっているので、していません(笑)。でも高校生のときは、よくラジオにメッセージを送っていました。けっこう読んでもらえる機会が多かったんですよ。
昔からそういうことが好きで、小学校のときに選抜で文集に載ったりもしていました。たぶん、体験したことをアウトプットするのが好きなんです。それができるのはラジオ制作の楽しいところなのかなと思います」
いつか、お世話になった大阪のラジオマンたちに恩返しを…
null__そんな、生粋のラジオっ子である若松さん。将来の夢はありますか?
「たった1年間ですけど、やっぱり大阪で本当にお世話になって、自分の人生を決定づけてくれた下野さんと井上さんと、いつかは一緒に仕事をしたいですね。
あとは、このKURASEEDSとはまた違う、お笑いの番組にも携わってみたいです」
__いつかは大阪のラジオ界に凱旋……ということもあるかもしれませんね。
「よく“若松は東京オリンピックを見にきたから、大阪万博のときには地元に帰るんじゃないか”なんてからかわれています。
それは冗談としても、やっぱり自分がディレクターをやる番組を、仕事で運転をしている父に聴かせたいですね。だから、父が仕事をしているうちに、自分が納得できる番組をつくりたい。その目標をもって、いい放送を毎日届けていきたいです」
今回登場してくれた若松さんが担当しているラジオ番組、J-WAVE『KURASEEDS』。朝5時からの生放送はもちろん、音声配信サービス「radiko」を使ってパソコンやスマホから、24時間視聴可能です。ぜひ一度、お試しください。
【 ラジオ番組 『KURASEEDS』(クラシーズ)】
放送局:J-WAVE(81.3FM)
放送日時:月~木曜日 AM5:00~6:00
「暮らしに役立つ」情報を中心に、一日のスタートをすこやかに、穏やかにリフトアップする番組です。ナビゲーターは、山中タイキさんと『kufura』編集長の佐藤明美。ラジオの生放送の様子は、kufuraのインスタライブで毎日生配信しています。
radikoでは番組終了後から1週間、24時間いつでも無料でお楽しみいただけます!