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頭の中が真っ白…どうする!? プレゼンで「緊張しない秘訣」とは 【届く、響く! プレゼンのお作法】vol.4

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「手のひらに人の字を書く」「会場にいる人はカボチャだと思え」など、よく耳にする“人前で話すときにあがらない方法”。でも何を試してもどうしても緊張してしまう……という人も多いはず。

チームビルディング・コンサルタントの尾方僚さんが伝授する「届く、響く! プレゼンのお作法」vol.4は、とくにあがり症の人にはぜひ読んでいただきたい「緊張しないテクニック」です。

クイズ! プレゼンで「緊張しないためにするべきこと」は?

突然ですが、ここで質問です。

Q.ズバリ、プレゼンや発表で緊張しないためにするべきベストなことは次のうちどれでしょうか?

a.会場に慣れておく

b.リハーサルをする

c.ジンクスを持つ

全部当てはまるような気がしますよね。

そうです、実は……

A.正解は「a、b、c全部」なのです!

それでは早速、理由を詳しくご説明していきましょう。

緊張しない秘訣! 「不安要素を消す事前準備」4つ

「備えあれば憂いなし」という諺(ことわざ)もあるように、何かをするとき人は準備を万全にしておけば焦る要素がなくなり、自然と緊張をしなくなるもの。緊張の元になる不安要素をなくすことが有効なのですね。

プレゼンや発表前にしておくべきことをご紹介します。

(1)シナリオを書いて持参する

プレゼンや発表で言うべきことや順番を忘れてしまいそうな人は、シナリオを一語一句きっちり書いておきましょう。

「セリフを忘れてしまったら、そこから先が話せなくなってしまいそう」と不安がある人は、本番もシナリオを持参しておきましょう。万が一セリフが飛んでしまってもシナリオに立ち返ることができ、大きな失敗をする可能性はゼロに近くなります。

(2)リハーサルをする

プレゼンする内容と話の構成が決まったら、自分でリハーサルをしてみましょう。

まずは自分の部屋などで行い、慣れてきたら会社の会議室など少し大きめの部屋で、本番がホールなど大きい会場の場合は、できるだけそのキャパシティに近い場所を選んでください。許されるのであれば、本番前に同じ会場でリハーサルできるといいですね。

可能なら、同僚など身近な人に、会場で聞きとりやすい声の大きさやトーン、ジェスチャーをチェックしてもらうと安心です。

(3)会場の下見をする

そして何よりも重要なのは、自分を場に慣れさせておくこと。

事前に会場の下見をしておきましょう。前もって訪れることが難しい場合は、当日でも構いません。一番後ろの座席に座って会場の広さや収容人数を把握しておけば本番のシミュレーションもしやすくなり、自然と心の準備も整ってくるはずです。

(4)頭から足元まで格好に手を抜かない

本番は、見た目にも手を抜かないようにしましょう。どこから見られても万全な髪型・服装でのぞめば、自ずと自信が持てるようになります。

話にうなずいてくれる「ミカタ」を探す

プレゼン本番がスタート。どんなに準備をしてのぞんでも、いざ大勢の人に注目されるとやっぱり緊張……なんて局面になることもあるでしょう。

そんなときは聞き手の中に、話をにこやかにうなずきながら聞いてくれている“ミカタ”を探してみてください。どんな会場にも必ずいるはずです。自分のミカタを見つけてその人に向かって話すようにすれば、安心感から自らの緊張をほぐすことができるのです。

ちなみに私の場合は、自分から見て右側のエリアに“ミカタさん”が座っていらっしゃることが多い気がします。

ラッキーアイテムに自己暗示も!「ジンクスを持つ」

“身につけているとラッキーなことが起こる色”“商談が成立したときに身につけていたスカーフ”など、自分のラッキーカラーやアイテムを身につけるのもひとつの手。前向きに考えることができ、リラックスしてプレゼンにのぞむ要素になるはずです。

鏡を見ながら「自分はできる! できる!」と念じるなど、一種の自己暗示をかけることでも緊張せずに思った通りスムーズにできることがあります。

ぜひ自分なりの方法を見つけ出してください。

突然、頭の中が真っ白! そんなときの対処法

では、もしプレゼンの途中で「私、何を話してたんだっけ?」と頭の中が真っ白になってしまったらどうすればいいのでしょうか?
私の場合は、思い出すまで別の話をしてつなげてしまいますが、場数を踏んでかなり慣れないと難しいかもしれません。

頭の中が真っ白になったら、深呼吸してシナリオに立ち返る、「ちょっとお待ちください」とひと言って水を飲むなどして心を落ち着かせるといいですね。間ができたとしても、しどろもどろに何かを話すよりかえって聞き手に安心感を与えます。

話の途中で咳混んでしまったときも同様ですが、いくら気が焦っても無理矢理話すのは避けましょう。

 

いかがでしたか? 元々緊張しない人は別ですが、人前で何かすることに慣れていないとどうしても不安になってしまいますよね。あがり症の人は、ぜひ今回ご紹介したことを実践してみてください。場数を踏むたびに、少しずつ自分が変化していくはずですよ!

 


【取材協力・監修】

チームビルディング・コンサルタント

尾方僚

大手就職情報会社に9年間勤務した後、コンサルタントとして独立。大学や企業人事担当者向けの講演を数多く行い、企業の採用コンサルテーション・研修に従事する。現在、日本女子大学リカレント教育課程 講師、日本工業大学、デジタルハリウッド大学の非常勤講師としてキャリア系科目を担当。著書は『プレゼン以前の発表の技術』(すばる舎)、『100人の前でもキチッと話せる本』(インデックスコミュニュケーションズ)など多数。

【参考】

尾方僚(2011)『プレゼン以前の発表の技術』(すばる舎)

尾方僚(2007)『100人の前でもキチッと話せる本』(インデックスコミュニケーションズ)

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