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体の不調より悩ましい!「働く女性のストレス要因」1位は?解消法も探ります

今や、ストレスなんて何もない!なんて言える人は少ない時代。仕事に家庭にと心配事が多ければ多いほど、抱えるストレスも大きいのではないでしょうか。健康食品の通信販売を行う株式会社えがおは、働く30代から60代の男女454名を対象に、ストレス実態調査を行いました。今回は、その調査結果と共にちょっとした心がけでできるイライラ対策についてもお伝えします。

「ほぼ毎日ストレスを感じる」が約半数!

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調査では、まず「普段ストレスを感じることがあるか」を聞いたところ、79.3%の人がストレスを感じると回答。そのうち「ほぼ毎日ストレスを感じる」人は、約半数の47.2%。

今回の調査は、働く人が対象となっていますが、「ほぼ毎日」ストレスを感じるということは、仕事がない日であっても何かしらのストレスを感じているということなのかもしれません。

男性とはちょっと違う!女性の「ストレスの要因」ランキング

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さらに、男女別のストレスを感じる要因についての設問もありました。女性のストレス要因についてはこのようになっています。

5位・・・経済問題(給与、老後の資金、教育費など)

4位・・・家族関係(嫁、姑、子ども、親せきづきあいなど)

3位・・・仕事内容

2位・・・体の不調(疲労、肩こり、膝の痛みなど)

1位・・・職場での人間関係

ちなみに、男性の1位は「仕事内容」、2位「職場での人間関係」、3位「体の不調」、4位「経済問題」、5位「眠れない、睡眠不足」と続きます。

女性の場合は、1位と4位に人間関係に関する項目がランクインしており、仕事でも家庭でもストレスを感じる人が多いのが分かります。

ストレスの軽減を行動科学から考える

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女性にとって大きなストレス要因となる人間関係。kufuraのスペシャリスト・行動習慣コンサルタントの冨山真由さんは、以前、「“認知バイアス”を正して人間関係をスムーズに【行動科学で解決する女のモヤイヤ 第4回】」の記事の中で、人間関係をこじらせてしまう理由のひとつに「認知の歪み」が関係していることがあると指摘しています。

例えば職場で時短勤務をしている女性の上司は、「時短勤務だから大変だろう……」と気を遣って仕事量を減らしているとします。しかし、女性の方は「対等に見てほしいのに、仕事をふってもらえない!」ともやもやしてしまう。ここに「認知の歪み」が生じてしまうのです。

「女性は、自己効力感が低いので都合よく解釈するくらいが丁度いいですね」と冨山さん。

「例えば、そのふられた仕事が重そうであったら、“今回はふられなくて良かった〜、ラッキー”と解釈するのもひとつの方法です。逆に、どうしてもその仕事に関わりたかったのであれば、次に上司に会った際に“このようなプロジェクトに私も関わりたいので、次に機会があればお声がけいただけないでしょうか”とお願いしましょう。
中略
一番よくないのは、“上司はほかの人をえこひいきしている”と思い込み、上司に関わらなくなることです。そうすると上司は、恐らくその人にますます仕事をふらなくなるでしょう。“なんか機嫌が悪いな〜”と。まさか自分が原因とは知らずに」

適度に自分の意見を伝えて、上司や部下と上手な距離感で関わることで、人間関係のストレスは防ぐこともできるそうです。

また、職場などでイライラ・もやもやすることがあったら、いったん席を外すなどしてリセットすることが大事といいます。冨山さんは、取材の際には、こんなことも教えてくれました。

「女性はどうしても、物事を悪い方に考えてその悪い想像を膨らませてしまうところがあります。本来、感情は3秒間しか続かないのですが、自分でそのネガティブ感情をループさせて広げてしまうんです」

そのため、場所を変えたり、呼吸を整えたりすることは、感情のループを断ち切るためにも有効なようです。

 

これなら、お金もかけず、自分の気持ちの持ち方でストレスを軽減できるかもしれませんね。ぜひ、次にイライラッ!が襲ってきたら、このリセット方もお試しください。

【参考】

「働く30代~60代のストレス実態調査」- 株式会社えがお

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