専業主婦ママとフルタイムママ、ストレス値が高い人が多いのは…
イヤイヤ期の子どもがいる専業主婦ママとフルタイムワーカーのママでは、ストレスを感じている割合はどちらのほうが高いのでしょうか?
イヤイヤ期への対応や対処に関するストレスが10点中8点以上であると回答した人の割合をみると、フルタイムママが35.5%に対し、専業主婦ママが40.8%と、専業主婦ママのほうがストレスを感じていることがわかりました。
フルタイムママのほうが時間に制限があるぶん、子どものイヤイヤへの対応が大変かと思いきや、専業主婦のほうが子どもと向き合う時間が長いために、イヤイヤに直面する機会が多くストレスを感じやすいのかもしれません。
フルタイムで働くママのなかには、子どもを預けることに罪悪感をもつ方もいるようですが、子どもとの距離があることで育児ストレスを軽減でき、イライラを子どもにぶつけずに済んでいるという側面もあるのかもしれません。
同様に平日の協力者がいるママに比べて、平日の協力者がいないママのほうがストレスを感じているという結果もでています。ワンオペ育児ではストレスを溜めやすく、育児サポートをしてくれる人がいるだけでもママの気持ちは楽になるものです。
実際に働きながら育児をするママたちの声は
筆者の周りの働くママたちにイヤイヤ期を乗り越えたあとの感想を聞いてみると、
・「仕事して子どもとの時間が短いぶん一緒にいる時間が貴重で、イヤイヤすら可愛いと感じることもあった」
・「これも成長、と俯瞰してみる余裕があった」
・「職場で同じ月齢のママと、育児の大変さを共有しながら乗り切った」
など、仕事をしているからこそのメリットが聞こえてきました。
その一方で、
・「朝保育園に行く時間になっても着替えを嫌がったり、ごはんを食べなかったり、仕事に遅刻することが多々あった」
・「子どもが夜寝ることを拒否して寝るのが遅くなり、結果自分も睡眠不足」
と時間の制約のある育児の大変さもうかがい知ることができました。
育児と仕事の両立は時間との戦いであり、体力勝負である反面、ママにとっては育児と仕事に二分することにより気持ちに余裕が生まれているようです。
パパはイヤイヤ期にストレスを感じている?
なお、イヤイヤ期への対応にストレスを感じているのはなにもママばかりではありません。39.7%のママがストレスを感じているのに対し、パパも24.3%とママには及ばないものの、パパなりにストレスを感じているようです。
それでもこれだけの大差がつくのは、子どもと一緒にいる時間が長いのはパパよりもママのほうが多い家庭が一般的であることの表れ。育児をしながら働く女性が多い現代ですから、パパの育児参加がより進んでいくことを期待したいですね。
イヤイヤ期は親にとって大変な時期ではありますが、順調な成長を遂げる子どもにとっては必要な発達段階です。ママがストレス疲れしないように上手に乗り切っていきたいところ。育児サポートも必要ですが、職場で気分を変えることができることもストレス軽減方法の一つと言えるでしょう。
子どもは笑顔のママが大好きです。育児ストレスの解消を図りながら、この時期を乗り越えていきたいですね。。