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「パタゴニア」から味噌が出た!しかもオーガニック!おいしく食べて未来を支える

地球環境にも配慮したものづくりでも知られる、アメリカ・カリフォルニア州生まれのアウトドア企業『patagonia』(パタゴニア)。その2024年春夏の新作の一つが、なんとオーガニック味噌なのです。

自然を育む「オーガニック味噌」が新登場

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左から「オーガニック味噌・トゥー・ゴー」200g 778円、「オーガニック味噌」600g 1,490円。右の2本は、寺田本家と仁井田本家が醸す2023年のパタゴニア プロビジョンズのオリジナル自然酒。

シーフード、スパイス、ドリンクなど、『パタゴニア』が手がける食のコレクション「パタゴニア プロビジョンズ」。近年では、日本の伝統的な発酵文化を取り入れた日本酒も登場して注目を集めています。

このシリーズに、2024年3月14日「オーガニック味噌」が加わります。

熟成を手がけるのは、福井県越前市の『マルカワみそ』。先祖代々、家族経営での味噌づくりに取り組むつくり手です。人によい食べ物を提供していくことを大切に、自家採取の蔵つき麹菌で、すべての味噌を農薬・化学肥料不使用の原料で仕込んでいます。

大豆は、土壌を再生する農法で、リジェネラティブ・オーガニック認証取得を目指す千葉県産不耕起有機大豆を使用。水は、福井県日野川の伏流水と地下水を使い、玄米と白米との合わせ味噌です。

非加熱で、約20カ月もの長期熟成で仕込まれているため、色も味わいも濃厚。

長期熟成の辛口タイプで、見た目のとおり香りも味わいも濃厚。まろやかな日本酒との相性も抜群です。

そのまま、大根やキュウリなど生野菜につけても風味がよく、十分なおつまみや箸休めに。発表会では「パタゴニア プロビジョンズ」のサバ缶とサバ味噌にしたメニューや、シンプルなお味噌汁もいただきました。サバ味噌は一口でも満足感があり、お味噌汁は香り高い! さまざまなお料理に活躍しそうな味わいです。

アメリカでは、持ち運びのことを「トゥー・ゴー」と言います。

開封後も常温保存可能です(発酵は進むので、開封時の味を保ちたい場合は冷蔵保存)。

200gのパウチ入り「オーガニック味噌・トゥー・ゴー」は、持ち運びしやすいサイズ。スプーンなしでも絞り出せるので、かつおぶし、乾燥わかめとお湯に溶けばいつでもどこでも即席味噌汁の出来あがり。常温でもOKなら、山に、キャンプにと活躍しそうですね。

素材や製法にこだわっているため少々お値段ははりますが、毎日の食事から未来をつくると考えると、決して高すぎることはないような? おいしいものが好きな方に、またキャンプや登山で料理する方などへの贈り物にしてもよろこばれるのでは。

ちなみに「オーガニック味噌・トゥー・ゴー」をお土産にいただいたので、おにぎりの具と冷奴にのせて使ってみました。

おにぎりは、味噌そのままとカツオ節と混ぜたバージョンを入れて。「トゥー・ゴー」はスプーンなど使わずそのまま出せるので、1cm程度を広げた炊きたてごはんの上に絞り、きゅっと握れば完成!とラクでした。カツオ節バージョンも、絞った味噌の上にのせて握るだけです。味が濃厚なので、少量でも満足感あり。表面に塗って焼きおにぎりもおいしそうと思いました。

冷奴は、絹ごしと木綿と両方試しましたが、味わいの濃さに負けないなら木綿に軍配。舌触りなら、やはり絹ごしでしょうか。どちらも甲乙つけがたく、このお味噌はシンプルにいただくのがおいしいなあと、しみじみいただきました。

3月からはリユースの新プロジェクトが開始

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この3月からは、リユース・プロジェクトもスタート。これは、使わなくなった『パタゴニア』製品を別の誰かの手に届けるサポートをするというものです。子どものおさがりのように、まだまだ使えるけれど自分は着なくなったアイテムを、別の誰かが大切に着てくれたら素敵ですよね。

今季も自分たちが生きる地球のこと、未来のことを考えて、ブレないものづくりを続ける『パタゴニア』。どうぞその製品や取り組みをチェックしてみてくださいね。

※価格はすべて税込み表記です。

【取材協力】
パタゴニア日本支社

ニイミユカ
ニイミユカ

朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。目標は「走れるおばあちゃん」。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote

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