ちょっとの工夫でゴージャスに変身!
null用意するもの
・星型の口金
・絞り袋
・生クリーム
※星型の口金は、口先の切り込みの数が、5切、6切、8切、10切など、種類が豊富。切り込みの数が増えるほど、生クリームのひだの数も増え、細かく繊細な仕上がりになります。今回は細かい模様を作りやすい、8個の切り込みが入った口金を使用しました。
※生クリームは市販の食用色素などで色をつけても可愛いですよ。今回は撮影用にバタークリームを使用しています。
絞り方のポイント
基本の絞り方は、絞り袋の上部ギリギリをねじって右手でしっかり持ち、左手は下部に軽く添えるだけ。生クリームを右手で押し出すようにして絞ります。左手もしっかり握ってしまうと生クリームが溶けやすくなるので注意しましょう。(左利きの人は逆の手で行います)
小さく絞る時のポイントは?
真上に力を抜いて角を立て、垂直に小さく絞ります。同じ大きさになるようリズミカルに絞ると、形が揃ってキレイに仕上がります。
ケーキやマフィンの上全面に敷き詰めると、小さな星の形がたくさん並んでとってもキュート! ドーム型のケーキの全面に細かく敷き詰めると、一気にゴージャスな雰囲気に。仕上げにアラザンを飾っても素敵ですよ。
波状に絞るときのポイントは?
テンポよく波打つ感じで絞るのがポイント。斜め左上に絞ったらそのまま右に流し、少し戻るようなイメージで再度斜め左上に絞って右に流す……を繰り返します。まさに波の形をイメージしながら絞ってみましょう。
丸や四角のケーキの縁を囲むと、ボリューム満点のデコレーションに。全面に敷き詰めてカラフルな果実をたっぷり飾れば、おもてなしにもぴったり。
星型の口金で生クリームを絞ると、シンプルなケーキやマフィンもゴージャスに変身! 絞り方のコツさえ覚えれば、誰でも簡単にできるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
【取材協力】
森崎繭香・・・お菓子・料理研究家。フードコーディネーター。料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み独立。書籍、雑誌、Webへのレシピ提案、テレビやラジオ出演など、幅広く活動中。身近な材料を使った家庭でも作りやすいレシピが好評。『型がなくても作れるデコレーションケーキ』(グラフィック社)など著書多数。http://mayucafe.com
取材・文/岸綾香