4種類の絞り方にチャレンジ!
null用意するもの
・丸型の口金
・絞り袋
・生クリーム
※生クリームは市販の食用色素などで色をつけても可愛いですよ。今回は撮影用にバタークリームを使用しています。
絞り方のポイント
基本の絞り方は、絞り袋の上部ギリギリをねじって右手でしっかり持ち、左手は下部に軽く添えるだけ。生クリームを右手で押し出すようにして絞ります。左手もしっかり握ってしまうと生クリームが溶けやすくなるので注意しましょう。(左利きの人は逆の手で行います)
シンプルな線にする
一見簡単に見えますが、同じ強さ、同じスピードで絞らないと、太くなったり、細くなったりしてしまいます。均等な強さとスピードを心がけましょう。
ケーキやマフィンの縁取りに使うと、シンプルで大人っぽいデコレーションに。
大きな丸に絞る
真上にスッと力を抜きながら絞ると、角がキレイに立ちます。ギュッと多めに絞るほど大きな丸になるので、好みの大きさに調節してみて。
丸く絞った上にフルーツを飾ると、丸い台座の上にちょこんとのっているように見えておしゃれ!
小さな丸に絞る
大きな丸と同じ要領で、垂直に絞るのがポイント。小さな丸が繋がるように、リズミカルに少量ずつ絞っていきます。
丸いショートケーキやカップケーキを、縁取りするようにぐるっと2重に囲んでも。生クリームの色を変えると、ラブリーな雰囲気に仕上がります。
スプーンで引く
丸く絞った後、先端の突起を上からつぶすようにスプーンで押さえて、そのまま斜め下に優しく引き抜きます。
スプーンを引き抜く方向を変えると、動きが出て楽しいアクセントに。ラズベリーなど小さな果実を飾っても可愛いですよ。
丸型の口金を使うと、シンプルで大人っぽいデコレーションを楽しめます。4種類の絞り方を使って、いろいろアレンジしてみてくださいね。
【取材協力】
森崎繭香・・・お菓子・料理研究家。フードコーディネーター。料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み独立。書籍、雑誌、Webへのレシピ提案、テレビやラジオ出演など、幅広く活動中。身近な材料を使った家庭でも作りやすいレシピが好評。『型がなくても作れるデコレーションケーキ』(グラフィック社)など著書多数。http://mayucafe.com
取材・文/岸綾香