ラフに塗るだけで…プロ風デコレーション
null用意するもの
・パレットナイフ
・生クリーム
※生クリームは市販の食用色素などで色をつけても可愛いですよ。今回は撮影用にバタークリームを使用しています。
塗り方のポイント
デコレーションしたいものに、まず生クリームを厚めに塗り、パレットナイフで模様をつけていきます。
力を入れすぎると生クリームを削ぎ取ってしまうので、表面を優しくなでるようなイメージで模様を描きます。塗ってある生クリームが薄いと削げやすいので、たっぷり塗ってくださいね。
下から上に大きく動かすテクニック
パレットナイフを生クリームから離す時に、自然と力を抜くと角がキレイに立ちます。「スッ、スッ、スッ」と、リズムよく動かしながら塗るのがポイントです。
ケーキの上面はもちろん、側面に塗ってもおしゃれでかっこいい!
左から右に細かく塗るテクニック
クリームの流れが均一になるように細かく動かしながら塗ります。下から上の時と同様に、力を抜いてキレイな角を立てましょう。
ケーキに細かい模様をつけたい時におすすめの塗り方です。ラフな角でプロっぽい仕上がりに。
斜めに動かすテクニック
斜めに動かすとよりラフな仕上がりになります。パレットナイフを大きく動かしますが、生クリームの筋の太さが均一に揃っていなくても、こなれた雰囲気になるので大丈夫!
ドーム型のケーキや、四角いケーキの側面を斜めにざっくり塗ると素敵です。
細く筋をつけるテクニック
パレットナイフの先端を使って、細い筋を描きます。細い筋をたくさんつけると繊細でかわいい雰囲気に。
森崎さんは、丸いショートケーキの側面に塗ることがいちばん多いそう。とってもキュートに仕上がります。
パレットナイフを使えば、キレイに塗るより簡単! さらにプロ風の仕上がりに。ぜひ、試してみてくださいね。
【取材協力】
森崎繭香・・・お菓子・料理研究家。フードコーディネーター。料理教室講師、パティシエを経て、フレンチ、イタリアンの厨房で経験を積み独立。書籍、雑誌、Webへのレシピ提案、テレビやラジオ出演など、幅広く活動中。身近な材料を使った家庭でも作りやすいレシピが好評。『型がなくても作れるデコレーションケーキ』(グラフィック社)など著書多数。http://mayucafe.com
取材・文/岸綾香