テク1:シャツやブラウスは襟を立てた方が早く乾く!
nullシャツやブラウスは重なっている部分が乾きにくいので、襟を立てた方が早く乾きます。
「部屋干しする時は、洗濯物が飛んでいく心配がないので、ボタンは留めずにそのまま干してOKです」(以下「」内、大貫さん)
テク2:パンツは中が空洞になるよう筒状に干す。
nullパンツはウエスト部分をピンチで留めて、はいている状態と同じように筒状に干すのがポイント。
「こうすると中が空洞になり、風が通りやすくなるので早く乾きます」
テク3:フード付きパーカーは「幽霊干し」で速乾!
nullフード付きパーカーは、厚手の綿素材のものが多く、実はなかなか乾かずに困るもの。ハンガーを3本使い、まずは普通に身頃をハンガーにかけます。それから、もう1本のハンガーに帽子をかけ、洗濯バサミで留めます。さらにもう1本のハンガーには両腕の袖をかけます。こうやって干すと、なんだかまるで幽霊みたい!
「こうすると重なって乾きにくいフードと両脇の下にも風が通り、早く乾きやすくなりますよ」
テク4:靴下はゴムを上に向けて干すと劣化しにくい。
null靴下はゴムの劣化を防ぐために、ゴムの部分を上にして早く乾かすのが正解。
「ただし、パイル地の靴下で爪先が厚い場合は、爪先を上に干した方が早く乾きます」
テク5:キャミソールは肩紐の外側を留める。
nullキャミソールは跡が付かないように、肩紐の外側を洗濯バサミで留めます。
「こうすると肩紐がレース素材の場合も、レースに跡が付くのを防げますよ」
テク6:ブラジャーは逆さに留めて型崩れを防止。
nullブラジャーは逆さにしてアンダーバストを上にして干すと、型崩れしにくくなります。
テク7:伸びやすいセーターは物干し竿にかけるか平干しを。
null特にセーターは、他の衣類と同様にハンガーにかけて干すと、肩にハンガーの跡が付いたり、着丈や袖丈が伸びてしまいます。ハンガーを使わずに物干し竿に半分に折ってかけるなど、重さを分散させて干しましょう。
「または、100円ショップで売っている平干し専用のネットにセーターを広げて置き、平らな状態で干すのもおすすめです」
以上、衣類別の洗濯物の干し方のアイディアでした。
少しの工夫で、早く乾いたり、劣化を防げたりするので、ぜひ普段の洗濯に取り入れてみてくださいね!
次回は、なかなか乾きにくい「バスタオルの干し方」について教えてもらいます。
【取材協力】
大貫和泉
約20年、洗濯用洗剤などの製品開発、調査に携わり、そこで得た豊富な経験や知識を生かし、ライオン株式会社のお洗濯マイスターとして各メディアなどで活躍。主婦や母親の立場から、女性ならではの目線で日々の洗濯に役立つ情報を伝えている。
取材・文/岸綾香