野菜の丁寧な下ごしらえが決め手!合わせみそで滋味深い味わいに
null寝苦しい熱帯夜が続くと目覚めもぐったり。どうしてもひんやり、さっぱりしたものに心惹かれますが、冷たいものや長時間の冷房がだるさに拍車をかけている場合も。「しんどいなあ」と感じたら、具だくさんみそ汁の出番です。
「元気な夏野菜からエネルギーをもらいましょう! ただし、下ごしらえはしっかりと。ピーマンはわたをしっかり除き、なすは水に放してアク抜きを。ごぼうはよく洗ってささがき、トマトもひと皮むきましょう。
このひと手間で雑味がなくなり、大きさを揃えて切ることで口当たりが良くなります」(松田さん)
「夏野菜のみそ汁」の作り方
null材料(2人分)
だし 4カップ(パックでもOK。ただし無塩・無添加のものが望ましい)
油揚げ 半枚
新ごぼう 20cm
なす 1本
ピーマン 1個
トマト 小さめのもの1個
豆みそ 大さじ1と1/2
糀みそ 約大さじ1
- 好みで粉山椒、一味唐辛子、黒こしょうをたたいたものなど。
作り方
null油揚げはグリルでさっと焼いて油を落とし、1cm幅に切る。ピーマンは天地を落とし、へた、種、わたを除き、果肉の厚さが5mmになるように余分なわたを削いで3等分に切る。
なすはへたを落とし縦半分に切り、斜め乱切りにする。水にさらしてから水気を切っておく。
新ごぼうは皮ごとよく洗い、ささがきにする。風味と栄養が流れてしまうので、水にさらさないこと。
トマトは包丁で皮をむき、ヘタをくり抜いて4等分にする。
だしを鍋に入れて中火にかける。ふつふつしてきたら油揚げ、なす、新ごぼうを加える。
煮立ちを待って豆みそを入れ、味を見て糀みそを加える。みそがだしになじんだらトマトを加えて火を切り、ピーマンを入れる。
ひと呼吸おいて器に盛り、吸い口として好みで粉参照などをかける。
写真・動画撮影/鍋島徳恭
松田美智子(まつだみちこ)
1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。http://www.m-cooking.com/