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「かつおのステーキ」お粉の工夫でうま味をギュッ!松田美智子のサカナが食べたい!#1

きょうはお肉じゃすこし重いから、お魚が食べたい……。そんな時のメインディッシュは高たんぱく・低カロリーの魚介をしっかりと。

薬味たっぷりで涼味を楽しむもよし、深いコクをパスタで生かしてもよし。シンプルに手早く、旬のうま味を最大限に引き出すシーフードメニューを、料理研究家の松田美智子さんがたっぷりと魅せます!

かつおの刺身が苦手な人でも、これはイケる!

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かつお節になる魚だけあって、濃厚な味わいとムッチリとした食感が身上のかつお。栄養も満点で、新鮮なかつおが安く手に入る今、大いに楽しんでおきたいところですが、かえってその濃厚なムッチリ加減が邪魔して、刺身だとたくさん食べられない残念さも。

「薄力粉をまぶし、オリーブオイルでさっと焼くだけで、驚くほど口当たりよく食べやすくなります。

ポイントはにんにくをじっくり揚げ煮して、そのにんにくオイルで焼くこと。かつおのくさみを消してくれて風味が立つので、かつおの刺身が苦手な人でも結構食べられちゃいますよ。今回は大葉だけのシンプルなあしらいですが、お好きな薬味をご用育ください」(松田さん)

「かつおのステーキ」の作り方

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材料(2人分)

かつおの刺身(さく) 背側20cmを1本。血合いが多い場合は削ぎ取る。

塩 小さじ1/2

白こしょう 少量

薄力粉 適業

にんにく 芽を除きスライスする 大さじ2

オリーブオイル 大さじ2

しょうゆ 大さじ1

大葉 1/2束

 

作り方

にんにくは芽を除いて薄切りにし、オリーブオイルと合わせる。

かつおに塩こしょうをして5分おく。

パウダリングボトルなどで、薄力粉を薄くかつお全体にまんべんなくなじませる。

にんにくとオリーブオイルをフライパンに入れて火にかける。フライパンを傾け、つねにオリーブオイルの中にんにくがある状態をキープ。

弱火に落とし、にんにくが薄いキツネ色になったらペーパータオルににんにくのみを取り、広げる。

オリーブオイルはそのまま中火で温め、かつおを1面3分、全体をグルリと焼く。まな板に取り出して3〜4分置き、1センチ幅に切る。

大葉はせん切りにして水にさらし、ペーパータオルに包んで両手でしっかり水気を絞る。指で、糸をほどくように大葉をほどく。こうすると、大葉の繊維が断ちきられて風味が上がる。

かつおを皿に並べ、大葉を上にあしらい、にんにくを砕きながら散らす。

 

まずはそのまま、お好みでしょうゆをかけてお召し上がりください。

動画・写真/鍋島徳恭

松田美智子(まつだみちこ)

1955年東京生まれ。女子美術大学卒業後、料理研究家のホルトハウス房子さんに師事、各国の家庭料理や日本料理を学ぶ。1993年から「松田美智子料理教室」を主宰。テーブルコーディネーター、女子美術大学講師、日本雑穀協会理事も務める。使いやすさにこだわったオリジナル調理ブランド「松田美智子の自在道具」も好評。http://www.m-cooking.com/

【松田美智子さんのレシピはこちらからも】

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