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ポリ袋でもむだけ!旬の大根で作る自家製「カクテキ」はみずみずしくて美味!【ちょこっと漬け#124】

料理研究家の沼津りえさんが、手軽に漬ける「ちょこっと漬け」を動画で楽しく紹介する連載企画。

今回は、ぜひ旬の大根で作りたい「カクテキ」を紹介します。干しえびや削り節、だし昆布を加えるので、旨味たっぷり! ポリ袋でもみこむだけで、自家製キムチが家庭で手軽に作れます。

ポリ袋に入れてもむだけで、パパッと完成!

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「カクテキ」とは、大根を角切りにして作るキムチの一種。韓国料理の定番ですね。大根は丸ごと1本で買った方がお得ですが、最近は野菜の価格が高騰中。使いきれないともったいないので、そんな時は美味しく漬けて保存するのはいかがでしょうか?

「以前、白菜のキムチをポリ袋で作りましたが、今回は大根バージョン。角切りにした大根と調味料をポリ袋に入れてもむだけなので、とっても簡単です。大根は1/3本で作れる分量にしてあるので、ちょこっと漬けられるのも便利ですよ!」(以下「」内、沼津さん)

大根って1本買うと少し残りがち。そんな時に嬉しいですね。早速、作り方をチェックしてみましょう。

【材料】(作りやすい分量)

大根・・・1/3本(300g)

塩・・・小さじ1

干しえび・・・5g

削り節・・・1g

きび砂糖・・・小さじ2

韓国産唐辛子・・・小さじ2

しょうが(すりおろし)・・・小さじ1/2

にんにく(すりおろし)・・・小さじ1/2

だし昆布・・・5cm四方

【作り方】

(1)大根を切る

大根は皮をむき、1cmの棒状に切ってから、1cmの角切りにします。

(2)塩を振って、水気を出す

ボウルに大根を入れ、全体に塩を振ってなじませます。水気が出るまで5分ほど置きましょう。

(3)干しえびを刻む

干しえびは粗めのみじん切りにします。刻むことで旨味が出やすくなります。

(4)調味料を合わせる

ポリ袋に削り節、干しえび、きび砂糖、韓国産唐辛子、おろししょうが、おろしにんにく、細切りにしただし昆布を入れ、全体をなじませます。

「今回は韓国産唐辛子を使用しましたが、一味唐辛子などでも代用できます。その場合は、韓国産唐辛子よりも一味唐辛子の方が辛いので、少し控えめに入れてくださいね」

(5)大根の水気を切る

5分ほど経ったら、大根をザルにあげて水気を切ってから、大根の水気をペーパーで軽く拭き取ります。

「大根の水気を拭きすぎると、一緒に塩気も拭き取ってしまいます。塩気も味付けになるので、軽く拭く程度でOKですよ」

(6)大根をポリ袋に入れてもむ

漬け込み液の入ったポリ袋に大根を入れてもみ、全体をよくなじませます。

(7)冷蔵庫で1時間以上置く

空気を抜き、ポリ袋の口を結んだら、冷蔵庫で1時間以上置きましょう。

(8)できあがり!

味がしっかりなじんだら完成です。冷蔵で4〜5日を目安に食べ切ってください。

ひと口食べると、辛すぎず、ポリポリ噛んでいるとみずみずしい大根の甘味がじんわり! 削り節やだし昆布、干しえびなどの旨味が利いて、化学調味料を一切使っていないので、自然な味わいです。

「焼き肉のお供はもちろん、ごはんにもよく合うので、漬け物代わりに食べてもいいですね」

韓国産唐辛子で作ってみたところ、ほどよい辛さでとても食べやすかったです。大根の上の方を使ったので、大根の甘味も感じました。確かにこれは、ごはんのお供にもぴったり!

まさに今は大根の美味しい季節、ぜひ試してみてください。

 

取材・文/岸綾香


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沼津りえ
沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『ごま油さえあれば さっぱりもコク旨も、いつもの家ごはん98』(小学館)、『マンガでわかった! ラクしておいしい作りおき』(主婦の友社)、『からだとこころがととのう滋養菓子』(日東書院本社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu  YouTube  管理栄養士  沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」

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