子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

丸鶏のローストチキンの「切り分け方」を動画で分かりやすく実況中継!【プロが教えるおうちイタリアン#22】

東京都千駄ヶ谷にある『Bistro Coco 路地裏』のオーナーシェフ・小野宗隆さんに、おうちで楽しむビストロ料理を教えてもらう連載企画。

今回は「丸鶏のローストチキン」の切り分け方を動画でわかりやすく解説。部位ごとにおいしさが異なるので、余すところなくいただきましょう!

「関節」に沿って包丁を入れると、簡単に切り分けられた!

null

前回、おうちでも手軽に作れる「丸鶏のローストチキン」を教えてもらいました。でも、どこから食べたらいいのかわからない! そんな人のために、小野さんの切り分けテクを実況中継します。

作り方はこちらを参考に→【丸鶏のローストチキン】肉汁ジュワ~ッとガーリックバターライス入り!…プロが教えるおうちイタリアン#21

「丸鶏は部位ごとに切り分けていくと、キレイに盛り付けられるうえ、それぞれの味や食感の違いを存分に楽しめます。ポイントは関節に沿って包丁を入れること。スーッと簡単に切り分けることができますよ」(以下「」内、小野さん)。

今回は小野さん流の作り方のため、丸鶏の中にガーリックバターライスが入っていますが、通常の丸鶏のローストチキンでも、基本的には切り分け方は同じです。

(1)もも肉

脂が多いもも肉は、鶏の太ももから足首までの部分。ももの付け根に包丁を入れると、関節からキレイに外れます。

さらに膝の関節に包丁を入れると、スーッと包丁が入り、簡単に切り分けられました。

(2)胸肉

脂身が少なくてさっぱりして食べやすい胸肉は、広範囲に広がっています。真ん中に骨が通っているので、その両脇をそぎ取るイメージで切り分けます。肉を削ぎ取ったら、食べやすい大きさに切りましょう。

胸肉を削ぐと、中から肉汁が染みたガーリックバターライスが出てくるので、掘り出して一緒に盛り付けてください。

(3)ぼんじり

いちばんおいしいと言われる「ぼんじり」は、1つしかない貴重な部位。お尻の付け根にあるので切り取るだけでOKです。

「脂の旨味がのってジューシーで、コリコリした独特の食感を楽しめます」

(4)手羽先

羽の付け根にある関節に包丁を入れ、切り込みを入れると手羽先は簡単に外すことができます。

(5)できあがり!

切り分けたら皿にのせ、付け合わせの野菜を盛り付けましょう。肉汁をかけたら完成です。

関節を見つけて、その隙間に包丁を入れると、余計な力を使わずにスーッと切り分けることができます。丸ごと一羽を切り分けることで、どの部位がどんな味なのかしっかり把握することができ、子どもたちの食育にもおすすめです。

知っておくと役立つ、丸鶏のローストチキンの切り分け方。手作りはもちろん、コストコなど市販品でも試してみてください。

 

取材・文/岸綾香

【取材協力】

小野宗隆

軽井沢高原野菜、提携農家の産直有機野菜、無農薬野菜などを中心に使用する洋食店『Bistro Coco 路地裏』のオーナーシェフ。イタリア料理、フランス料理を中心に料理長としてのキャリアを積み上げ、店舗立ち上げやメニュー開発などを多数経験。ソムリエの資格も持つ。kufuraの動画『プロが教える本格パスタレシピ』も人気。

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載