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今年は「松前漬け」をおうちで手作り!するめそうめんで作れば簡単でした【ちょこっと漬け#100】

料理研究家の沼津りえさんが、手軽に漬ける「ちょこっと漬け」を、動画で楽しく紹介する連載企画。

今回はなんと記念すべき100回目! 今年最後のちょこっと漬けです。お正月にぴったりな「松前漬け」の作り方を教えてもらいました。実はおうちでも手軽に作れるんです!

松前漬けに数の子を加えれば、華やかなお正月の一品に

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北海道の郷土料理である「松前漬け」は、数の子、するめ、切り昆布などを入れて漬ける保存食で、独特のぬめりが特徴です。子孫繁栄の意味をもつ数の子を入れれば、お正月の一品にぴったり。今回はおうちでも簡単に手作りできる方法を教えてもらいました。

「するめを細かく刻むのは大変なので、市販のするめそうめん(いかそうめん)を使います。これで充分おいしいですよ! 漬け込み液も火を使わず、電子レンジで加熱して手軽に作ります。とっても簡単なのに本格的で、ヤミツキになるおいしさなので、ぜひ試してみてください」(以下「」内、沼津さん)

【材料】(作りやすい分量)

にんじん・・・1/3本(80g)

切り昆布・・・10g

するめそうめん(いかそうめん)・・・15g

数の子・・・2本(100g)

水・・・大さじ2

しょうゆ・・・大さじ1

みりん・・・大さじ2

酒・・・大さじ2

砂糖・・・小さじ1

【作り方】

(1)にんじんを切る

にんじんは縦に薄切りにしてから倒して並べ、端から千切りにします。

(2)ポリ袋に材料を入れる

ポリ袋に切り昆布を入れます。するめそうめんはハサミで半分に切ってから入れます。千切りにしたにんじんを入れます。

塩抜きした数の子はしっかり水気を拭いてから、食べやすい大きさにちぎって入れます。

「数の子はなくても作れますが、数の子が入るとグンと華やかになり、お正月らしくなりますよ」

→数の子の塩抜きの方法はこちらを参考に!

(3)漬け込み液を作る

耐熱容器に水、しょうゆ、みりん、酒、砂糖を入れ、ラップをかけず600Wの電子レンジで1分15秒〜1分30秒ほど加熱して、みりんのアルコールを飛ばし、砂糖を溶かします。

(4)ポリ袋に漬け込み液を入れる

材料の入ったポリ袋に漬け込み液を熱々のうちに入れ、全体をよく混ぜ合わせます。

「漬け込み液は熱いうちに入れると、にんじんに火が通ってほどよくしんなりします」

粗熱が取れたら、冷蔵室で1日以上置きましょう。

(5)できあがり!

冷蔵室で1日以上置いて、味がしっかりなじんだら完成です。保存期間は冷蔵で1週間を目安に食べ切ってください。

食べてみると、昆布やいかのだしがじんわり染みて美味! 小気味よくプチプチ弾ける数の子がいいアクセントになっています。市販品よりも優しい味付けで、素材の旨味をしっかり感じることができるのも手作りのいいところですね。

「お正月は日本酒のお供にぴったりです。余ったら、お茶漬けやうどんにのせてもおいしいですよ」

おせち料理を全部手作りするのは大変ですが、何品かだけでも自分で手作りしたものが入ると、気持ちも華やぎます。ぜひ今年はどれか一品でも、手作りしてみてはいかがでしょうか?

次回は、「ゆで卵」を使ったちょこっと漬けを紹介します。

 

取材・文/岸綾香

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『55分で焼きたてパン』(主婦の友社)、『野菜丸ごと冷凍レシピ』(主婦の友社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu

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