肩甲骨まわりをほぐして代謝アップ!
null「背中&肩甲骨のばし」は、肩甲骨まわりや背中の筋肉の可動域を広げるのにぴったりです。ここがほぐれることで背中全体の血流が良くなり、体の冷えやむくみの改善にも。
代謝も上がるので、疲れが取れやすくなるだけでなく、ダイエットにもつながります。
肩こり・猫背解消に!「背中&肩甲骨のばし」
null(1) 両手で椅子の座面をつかみながら、上半身を反らす

背筋を伸ばして椅子に浅く腰かけ、両脚を肩幅に開いて床にしっかり付けます。

両腕を背中側に回し、両手で椅子の座面をしっかりつかみます。

肩甲骨を寄せるように胸をグーっと開きます。上半身を反らして斜め上を見たまま、5秒キープ! 肩甲骨まわりと「肩の前部分」が伸びていきます。
(2) 腕をしっかり伸ばしながら、上半身を前に倒す

一度腕をゆるめ、今度は背中側で手を組みます。

腕をしっかり伸ばしながら、上半身を前に倒していきます。真上に引っ張られるように腕をしっかり伸ばしましょう。
手が肩の真上になるくらいまで倒したところで、5秒キープ! ゆっくり戻します。
「反る」と「前に倒す」動作で1セット、合計3セット行いましょう。続けてできないときは、分けてやってもOKです。痛みがあるときは、ムリをしないで!
これだと効果が半減NG例
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前に倒すときには「ひじ」が曲がってしまわないように注意してください。「腕全体」を伸ばしながら倒すことで、肩甲骨周りにしっかり効きます。
筆者は背中と肩甲骨まわりがだいぶ固かったようで、この運動を行った翌日に軽い筋肉痛になりました。
デスクワークが続くと猫背も気になるし、日常生活で胸を開く動作もあまりないので、このストレッチはとても気に入っています。
背もたれのある椅子のときは、座る位置を90°ずらし、背もたれが横にくるように座ればOK。背中の疲れがすぐに解消できるので、家でも職場でも気になったらいつでもやってみてください。
座ったまま手軽にできる「背中&肩甲骨のばし」をすき間時間の習慣にして、ガチガチ背中を解消しましょう!
取材・文/本間友子
整体師・鍼灸師。「中野坂上治療院」代表、開院26周年。施術だけでなく、オンラインでストレッチの講師も務める。著書に『はたらく女子のオフィスで「カベ」ストレッチ』(雷鳥社)、電子書籍『なんだか調子がよくなる!?はりの先生が書いたツボの本』。著書は中国でも出版されている。












