呼吸が深く!自律神経も整える!
null肩甲骨や肋骨まわりの筋肉が固くなると、デコルテ周辺の筋肉も縮まってしまいます。胸が広がりにくくなることで、呼吸に使う筋肉もうまく働かず、呼吸が浅くなることも。
この「肩甲骨はがし」を行うことで、肩甲骨まわりはもちろん、呼吸に必要な筋肉も一緒にゆるんでくれます。結果、深い呼吸が可能になり自律神経も整いやすく、深い睡眠にもつながります。
睡眠の質改善にも役立つ!「肩甲骨はがし」
null(1)腕を前に伸ばし、大きなボールを抱えるように

背筋を伸ばして椅子に浅く腰かけ、両脚を肩幅に開いて床にしっかり付けます。

両手を肩の高さて組み、ひじを軽く曲げ、腕は前に伸ばしたまま背中を丸めます。大きなボールを抱えるイメージで。
腕から背中までをゆっくり伸ばして、3秒キープ!
(2) 上半身を右に大きくひねって伸ばす

次に、腕はそのまま上半身を右に大きくひねります。背中を丸めたまま、3秒キープ!
左の脇から背中をギューっと伸ばしましょう。
(3)同様に、左に大きくひねって伸ばす

同様に、上半身を左に大きくひねり、3秒キープ! 左右交互に3回ずつ行いましょう。
背中を丸めるのと同時に、お腹を凹ませるようにしっかり力を入れると運動効果がアップします。
続けてできないときは、分けてやってもOKです。痛みがあるときは、ムリをしないで!
これだと効果が半減!NG例
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腕を伸ばす際に、肩が上がってしまわないよう気を付けましょう。
肩を下げ、腕と背中全体がつながってるイメージで伸ばします。
筆者は肩甲骨まわりがだいぶ固まっていたようで、最初は腕を伸ばしたときの左右差が気になりました。
座ってできるので、デスクワークの合間に「背中がこってきたな」と感じると行うようにしています。肩甲骨まわりがゆるんで深い呼吸ができると、体に取り込む酸素の量もアップ、集中力も上がりやすくなり一石二鳥です。
座ったまま手軽にできる「肩甲骨はがし」をすき間時間の習慣にして、固くなりがちな肩甲骨・背中のこりを改善しましょう!
取材・文/本間友子
整体師・鍼灸師。「中野坂上治療院」代表、開院26周年。施術だけでなく、オンラインでストレッチの講師も務める。著書に『はたらく女子のオフィスで「カベ」ストレッチ』(雷鳥社)、電子書籍『なんだか調子がよくなる!?はりの先生が書いたツボの本』。著書は中国でも出版されている。












