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1日3分の「二の腕のばし」で肩こり解消!二の腕のたるみ対策にも【ついでに3分ストレッチ#22】

鍼灸師、整体師・古賀直樹さんと『kufura』がコラボして、毎日できるストレッチや筋トレを紹介するシリーズ。今回は、肩こり解消にぴったりな、壁を使った「二の腕伸ばし」をご紹介。

二の腕の後ろ側の筋肉(上腕三頭筋)は、ひじを伸ばすときに使う筋肉です。肩周りや首の筋肉とつながっているため、固くなると肩こりの原因に。また、しっかりほぐすと腕を「押す」「持ち上げる」などの動作がスムーズになります。

普段あまり伸ばすことがない筋肉なので、意識して伸ばすことで肩周りの血流改善に!長時間のデスクワークで肩こりが気になる人にぴったりな「二の腕伸ばし」。ぜひチャレンジしてみてください。

二の腕のたるみが気になる…という人にも

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二の腕の後ろ側の筋肉(上腕三頭筋)は、ストレッチなどで意識して使わないと固くなりがち。固くなると動かしにくくなり、二の腕に脂肪がつきやすい状態に。

「二の腕伸ばし」で筋肉がほぐれると腕が動かしやすくなるため、日常生活でも二の腕が引き締まりやすく、ストレッチを続けることで二の腕のたるみがスッキリします。しかも肩周りの筋肉も同時にほぐれて猫背改善になるので、姿勢も良くなります。

壁を使った「二の腕伸ばし」で肩こり解消!

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(1) 右ひじを持ち上げ、おでこの横くらいの高さで壁につける

滑らないよう裸足になります。壁に向かって40cmほど離れて立ち、左脚を壁から10cmほどの位置まで、前に出します。

左手は左脚に添え、右ひじを持ち上げ、おでこの横くらいの高さで壁につけます。顔は、正面を向きましょう。

(2)左ひざを曲げ、わきの下を壁につけるように近づける

息を大きく吐きながら左ひざを曲げ、わきの下を壁につけるように近づけます。肩甲骨周辺からわきの下、二の腕までがギューっと伸びていれば効いている証拠です。

一度ひざをゆるめて力を抜き、もう一度息を吐きながら、わきの下を壁に近づけます。この動作を3回行いましょう。

左脚を戻して右手をおろし、脚を入れ替えて、左手も同様に行います。3回1セットで、左右それぞれ3セットずつ行いましょう。

続けてできないときは、分けてやってOKです。痛みがあるときは、ムリをしないで!

これだと効果が半減!NG例

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踏み込む脚は、壁につく腕と「逆の脚」でないと効果がありません。正しいフォームで、わきの下の伸びを「意識して」ギューッと伸ばしましょう。

長時間PCに向かっていると、腕がだるくなったり、肩周りが重く感じることがありますよね。筆者はそんなときに「二の腕伸ばし」を行なっています。肩周りがガチガチなときは、ひじをなかなか上げづらいこともありました。

ですが、肩こりがつらいときこそ「おでこの高さまで、ひじをきちんと上げる」を意識することがポイント。ひじの位置が高いことで、二の腕をしっかり伸ばしやすく、このストレッチ3セットが終わると肩がじんわりほぐれて、首も楽になりスッキリします。

家やオフィス、旅行先でも手軽にできる「二の腕伸ばし」。すき間時間に続けて、肩こり・二の腕のたるみを解消しましょう!

取材・文/本間友子

古賀 直樹
古賀 直樹

整体師・鍼灸師。「中野坂上治療院」代表、開院26周年。施術だけでなく、オンラインでストレッチの講師も務める。著書に『はたらく女子のオフィスで「カベ」ストレッチ』(雷鳥社)、電子書籍『なんだか調子がよくなる!?はりの先生が書いたツボの本』。著書は中国でも出版されている。

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