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1日3分の「踏み込みスクワット」お尻・太ももの引き締め&むくみ解消にも!【ついでに3分ストレッチ#27】

鍼灸師、整体師・古賀直樹さんと『kufura』がコラボして、毎日できるストレッチや筋トレを紹介するシリーズ。今回は、壁を使った「踏み込みスクワット」をご紹介。

前後に脚を開いて行う「踏み込みスクワット」は、お尻や太もも全体の大きな筋肉をほぐし、鍛えることができます。

長時間のデスクワークや運動不足でこれらの筋肉が働かなくなると、ケガや腰痛の原因になることも。お尻・太もも全体がギューっと伸びる「踏み込みスクワット」は、むくみ解消にもぴったりです。

踏み込むときは「ゆっくり」がコツ!

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スクワット運動は「ゆっくり」踏み込んだ方が運動効果がアップします。その理由は3つ。

1:お尻・太ももに力が入る時間が長くなるので、より筋肉を鍛えられる。
2:スピードを落とすことで「正しいフォーム」を意識しやすいので、ひざや腰を傷めにくく。
3:ゆっくり動くと体がグラつきやすくなります。これをこらえようと体全体を使うので、バランスコントロールも上手に。

左右の足を入れ替えるときはスムーズに、足を踏み込むときはフォームを意識して「ゆっくり」スクワットをしてみてください。体がグラつくのが怖いという人でも、壁に手を付くことで、安定して動作を続けることができます。

むくみ解消にも役立つ!「踏み込みスクワット」

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(1) 右脚を大きく後ろに引き、脚を曲げていく

裸足になり、壁から大きく一歩(40-50cm)離れて立ちます。
左手を壁に付き、脚は肩幅に開きます。

右脚を大きく真後ろに引きます。そこから、上体はまっすぐ保ったまま、左ひざを90度まで曲げていきます。

このとき、右のかかとは浮いていてもOKです。

(2)右ひざは、床につくギリギリまで曲げる

右ひざは床に付くギリギリまで曲げていきます。
お腹にもしっかり力を入れ、上半身が前に倒れないよう「まっすぐ下に」を意識して行いましょう。

(3)足を入れ替えて、同様に!

上半身をまっすぐ引き上げながら、右脚をもとの位置に戻します。

次に左脚を大きく後ろに引いて同じ動きを行います。右ひざは90度に、左ひざは床に付くギリギリまで下ろすよう意識しましょう。

左右1回ずつ、交互に5回を1セットで1日2セット行います。

続けてできないときは、分けてやってOKです。痛みがあるときは、ムリをしないで!

これだと効果が半減!NG例

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曲げるひざが、つま先より前に出すぎてしまうと効果半減!
脚を「前後に大きく」開いて行うよう、意識しましょう。

ひざを曲げる際には「まっすぐ正面に」曲げることを意識して。ひざが内向きに入ってしまうとひざを傷める原因にも。

もし、ひざに痛みが出た場合は、しばらくお休みしてください。

「踏み込みスクワット」は運動不足の筆者にはちょうど良い運動量で、太ももがプルプルして効いているのがわかりました。

「上半身が前に倒れないよう、まっすぐに保つ」こと「お腹に力を入れる」ことを意識すると、さらに運動効果がアップします。仕事の休憩時に取り入れてみたところ、血流が良くなったようで、PCモニターが見やすくなり、こんな効果も!と嬉しかったです。

壁に手を付き、体を支えながらできるので、運動初心者も安心して取り組めます。家事の合間など、すき間時間の習慣にしてお尻・太ももを引き締めましょう!

取材・文/本間友子

古賀 直樹
古賀 直樹

整体師・鍼灸師。「中野坂上治療院」代表、開院26周年。施術だけでなく、オンラインでストレッチの講師も務める。著書に『はたらく女子のオフィスで「カベ」ストレッチ』(雷鳥社)、電子書籍『なんだか調子がよくなる!?はりの先生が書いたツボの本』。著書は中国でも出版されている。

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