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1日3分の「背中ほぐし」でガチガチ背中が解消&二の腕のたるみにも!【ついでに3分ストレッチ#26】

鍼灸師、整体師・古賀直樹さんと『kufura』がコラボして、毎日できるストレッチや筋トレを紹介するシリーズ。今回は、タオルを使った「背中ほぐし」をご紹介。

肩まわりから背中につながる三角筋は腕を上下・前後・左右に動かす重要な筋肉です。ストレッチしにくい部位ですが、タオルを使えば簡単!デスクワークやスマホ使用で固くなりがちな背中や肩の「こり」も二の腕の「たるみ」も、解消できます。

巻き肩・猫背が気になる…という人にも

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背中がこって固くなると、巻き肩や猫背になるだけでなく、肩の可動域も狭くなってしまいます。この「背中ほぐし」で背中や三角筋をほぐすことで、そこから繋がる二の腕(上腕二頭筋)の筋肉もほぐれ、「押す」「持ち上げる」動作をスムーズにする効果があります。

肩の可動域を広げるためには、肩の筋肉をほぐすことも大切。姿勢も整い、巻き肩や猫背の改善、四十肩(五十肩)の予防にもつながるので、普段からしっかり動かしていきたいものです。

タオルで「背中ほぐし」は「二の腕のたるみ」にも効く!

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(1) 右手を上、左手を下に、背中側でタオルの両端を持つ

裸足になり、タオルを持ち、足は肩幅に開いて立ちます。

右手を上に、左手を下にして背中側でタオルの両端を持ちましょう。

(2) 右手でタオルを真上に引き上げ、5秒キープ!

右手でタオルを真上に引き上げ、右腕をまっすぐ上に伸ばしていきます。

左手が一緒に引き上がることで、左肩の付け根の「前側」がギューっと伸びるのを感じてください。そのまま5秒キープ!

(3) 背中を丸めながら上半身を倒して、5秒キープ!

一度腕をゆるめ、今度は右腕でタオルを引っ張ったまま、背中を丸めながら上半身を前に倒します。そのまま、5秒キープ! この動きで、肩甲骨周りや背中がしっかり伸ばされます。

真上と前に倒す動作で1セット、合計3セット行います。左腕でも同様に行いましょう。

続けてできないときは、分けてやってOKです。痛みがあるときは、ムリをしないで!

これだと効果が半減NG例

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上半身を倒すときに腕を曲げてしまうと効果半減! 「ひじを伸ばしたまま」前に倒すよう、気を付けましょう。

上半身を倒すときには「背中をしっかり丸める」ことを意識して。肩甲骨や背中全体がしっかり伸ばされます。

筆者が「背中ほぐし」をやってみて驚いたことは、肩の可動域の左右差です。自分では気づいていなかったので、固さが気になった方を重点的に行なっています。

背中で手️を組もうとするとうまく腕が上がらない、手が届きにくいという人も、「背中ほぐし」はタオルを使うので無理がありません。

お風呂上がりにタオルを使ったあと、家事の合間などにも気軽に取り組みやすいので、ぜひチャレンジしてみてください。すき間時間に取り入れて、ガチガチ背中、二の腕のたるみを改善していきましょう!

取材・文/本間友子

古賀 直樹
古賀 直樹

整体師・鍼灸師。「中野坂上治療院」代表、開院26周年。施術だけでなく、オンラインでストレッチの講師も務める。著書に『はたらく女子のオフィスで「カベ」ストレッチ』(雷鳥社)、電子書籍『なんだか調子がよくなる!?はりの先生が書いたツボの本』。著書は中国でも出版されている。

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