内ももを鍛えるとO脚予防にも!
null内ももは、普段の生活の中ではなかなか鍛えにくい筋肉です。でも、しっかりケアをすると股関節やひざの柔軟性が高まって、ケガをしにくく、脚が引き締まるというメリットも。
また、内ももの筋肉を鍛えることで、ひざが外を向きにくくなるためO脚予防にもなります。
運動初心者にもぴったりな壁を使った「内もも伸ばし」で下半身太り解消だけでなく、脚のラインも美しくしましょう!
下半身太りが気になったら「内もも伸ばし」
null(1)肩幅より広めに脚を開き、壁から一歩離れ、壁に背を向けて立つ
足が滑らないよう裸足で行います。壁に背を向け、壁から一歩離れて立ちます。脚を肩幅より広めに開いたら、お尻を落として壁につけ、つま先は外に向けましょう。
お尻を壁につけたままゆっくりひざを曲げ、大きく股関節を開きます。このとき、背中は壁につけないように気をつけて!
(2)両手はひざに。お尻は壁につけたまま、ひざを10回曲げ伸ばし
両手をひざに置き、脚を外に開くように押しながらお尻を壁につけた状態で、グッグッと10回ひざを曲げ伸ばししましょう。
(3)お尻は壁につけ、ひざを曲げたまま、かかとを10回上げ下げ
次にひざを曲げた状態で、かかとをグッと持ち上げます。お尻は壁につけたまま、かかとの上げ下げを10回繰り返しましょう。かかとは「トン!」と音がするくらい、しっかり床に下ろすのがポイント。
太ももの付け根と内ももがギューっと伸びて気持ちいいですよ! 一度に10回できなければ、分けてやってもOKです。
これだと効果が半減!NG例
null脚を大きく開かないと内ももに効きません! おすもうさんの四股踏みのように、しっかり股関節を開きましょう。
股関節の柔軟性を高めたいな、と思ったとき、実際の四股踏みのように脚を持ち上げるトレーニングは難易度が高いですよね。でも壁を使った「内もも伸ばし」なら、壁があればどこでも気軽にできます。
実際にやってみると下半身への効果はもちろん、目がパチッと開きPCのモニターが見やすくなったという実感が。体全体の血流が良くなるのも感じられますよ。筆者は、デスクワークの合間になど、集中力を高めたいときによく行っています。
隙間時間に「内もも伸ばし」を取り入れて、下半身をスッキリさせましょう!
取材・文/本間友子
整体師・鍼灸師。「中野坂上治療院」代表、開院25周年。施術だけでなく、オンラインでストレッチの講師も務める。著書に『はたらく女子のオフィスで「カベ」ストレッチ』(雷鳥社)。著書は中国でも出版されている。