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1日3分の「二の腕ひねり」で巻き肩改善!バッグの重さを上手に利用【ついでに3分ストレッチ#15】

鍼灸師、整体師・古賀直樹さんと『kufura』がコラボして、毎日できるストレッチや筋トレを紹介するシリーズ。今回は巻き肩改善にぴったりな、バッグを使った「二の腕ひねり」をご紹介。

デスクワークやスマホの使用で姿勢が悪くなると、肩が内側に入った「巻き肩」になりやすく。そんな人には「二の腕ひねり」がオススメです。普段あまり使わない二の腕の筋肉をギュッと伸ばすので、巻き肩の改善だけでなく、肩こりや背中のストレッチにも! 買い物の途中などに小まめに伸ばして、肩周りをスッキリさせましょう!

巻き肩が原因で、二の腕が太くなる?

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長時間のデスクワークや、うつむいた姿勢での作業が続くと姿勢が悪くなり、気づけば「巻き肩」になりがち。実は巻き肩のまま生活していると、二の腕と背中・肩甲骨をつなぐ筋肉がゆるみっぱなしになってしまいます。

その結果、腕の筋肉もゆるみ、気づけば「こんなに二の腕、太かったかしら?」という事態につながることも。「二の腕ひねり」は巻き肩改善だけでなく、二の腕のストレッチにもなるので一石二鳥です!

「二の腕ひねり」で巻き肩予防!

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(1)手の甲が前に向くように、右手でバッグを持つ

脚は肩幅に開き、右手でバッグを持ちます。手の甲が前を向くようにし、親指は体側に向けます。
左手は左脚に添え、目線はまっすぐを意識して、下を向かないように!

バッグはあまり軽いと負荷がかかりにくく、重すぎるとうまく回せません。500mlのペットボトル2本くらい(1kg程度)の重さを目安に、調整してみてください。

(2) 右手の親指を立てて腕を大きく外に回す。

バッグは親指以外の4本で持ち、右手の親指は立て、その親指を大きく外に回していきます。

親指が真後ろに来たところで止めて、10秒キープ! 肩から親指までの腕全体がひねられた状態になります。

左手も同様に、左右合わせて2セット行います。二の腕がギューッと伸びれば効いている証拠です!

スーパーの買い物帰りの信号待ちや、通勤時間のホームなどで、その日の荷物やバッグを使いながら行ってもいいでしょう。

一度に2セットできなければ分けてやってもOKです。痛みがあるときは、ムリをしないで!

これだと効果が半減!NG例

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親指を立てずに、腕だけ回すとしっかり伸びません! 親指を立て、指先から肩までしっかり回すことを意識しましょう。

バッグがなくても!柱やドアを使ったバージョン

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(1)右手の親指を柱やドアの角に引っかけて立つ

「二の腕ひねり」は、家の中のドアや柱の角を使って行うこともできます。

右手を壁側に、角から一歩離れて立ちます。脚は肩幅、左手は左脚に添えます。右手の親指を角に引っかけ、残りの指4本は軽く握ります。目線はまっすぐを意識して、下を向かないように!

(2)親指を角に引っかけたまま、体全体を左に大きくひねる

角に引っかけた親指はそのままに、体全体を左に大きくひねります。そのまま10秒キープ! 左手も同様に行います。左右合わせて2セット行いましょう。

指先〜肩までがギューッと伸びるのを感じてください。

筆者はこの「二の腕ひねり」をやってみて、二の腕が雑巾絞りのようにギューッと絞られる感じがイタ気持ちよくてクセになりました。やった後に鏡を見てみると、背中が丸くなり肩が前に出ていた姿勢から、肩が下がって背中がすっと伸びた上半身に。

買い物後のずっしり重いエコバッグだと腕が全然回らなかったので、500mlのペットボトル1本~2本くらいの重さがおすすめです。

外出時の信号待ちや、家やオフィスでも手軽にできる「二の腕ひねり」。すき間時間にちょこちょこ取り入れて、毎日の習慣に!

取材・文/本間友子

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