スマホやデスクワークは「首」に負担がかかりがち!
null現代病とも呼ばれる「スマホ首」。「スマホ首」は放置するとさまざまな症状も引き起こすことに。
例えば、首の後ろが硬くなる、首を動かすときに痛みが出る、首を動かしにくい、肩こりの原因にもなります。さらに酷くなると、首のヘルニアにつながる可能性もあるのです。甘くみてはいけません!
首が前に倒れれば倒れるほど、本来の頭の重さ以上の負担が首にかかります。日常的に「首が痛い」「頭痛が気になる」と感じる人は、自分の首が前に傾き「スマホ首」になっていないかチェックしてみてください。
首が重いなと感じたら「首ストレッチ」!
null(1)バスタオルを半分に折り、両端をしっかり握る
足を肩幅に開き、壁から半歩離れて立ちます。バスタオルを2つに折り、両端を持ちます。
タオルを首の後ろにかけたら、両端をしっかり握りグッと前に引っ張り、首を後ろに倒しましょう。後頭部が壁に軽く触れるくらいでOK。
(2)タオルの上で、首を左右に5往復動かす。やりすぎ注意!
後頭部をタオルの上に乗せ、頭をゴロゴロとボールを転がすように左右に動かします。
壁で頭を支えながら、5往復行いましょう。首の筋肉はデリケートなので1日1セットで十分です! やってみて「痛いな」と感じたら、無理せずストップしましょう。
(3)椅子に座ってもできる「首ストレッチ」
椅子は壁から半歩分くらい離します。椅子に座り、バスタオルを2つに折って両端を持ちます。
首の後ろにかけたら、タオルをしっかり握ったまま両手をグッと前に引っ張り、首を後ろに倒します。
立って行うときと同様に、後頭部をタオルの上に乗せ、頭をゴロゴロとボールを転がすように左右に動かします。壁で頭を支えながら、5往復行いましょう。
筆者がやってみると……厚みのあるバスタオルで首がしっかりホールドされ、動かしやすい! 頭を壁に沿わせて行うので、「首を痛めるんじゃないか?」という不安感も軽減され、継続しやすく感じました。
1セット終わってから首を動かすと、やる前よりもスムーズに動いて嬉しい。たった5往復なのに、血流も良くなるのか頭もスッキリです!
動作に慣れてきて、後ろに壁がなくても首を倒す塩梅がわかるようになったら、お風呂上がりに洗面所でやるのも習慣にしやすく、おすすめです。
「首ストレッチ」を毎日コツコツ続けて、スマホ首を解消しましょう!
取材・文/本間 友子
整体師・鍼灸師。「中野坂上治療院」代表、開院25周年。施術だけでなく、オンラインでストレッチの講師も務める。著書に『はたらく女子のオフィスで「カベ」ストレッチ』(雷鳥社)。著書は中国でも出版されている。