「わき腹ひねり」の7つのメリット
nullわき腹は、普段の生活ではなかなか意識しにくい筋肉です。しかも、日常生活でわき腹を伸ばす動作は少ないので、凝り固まりがち。でもしっかり動かすことで、わき腹だけでなく、上半身の大きな筋肉も効果的にほぐすことができます。
「お腹周りの引き締め」だけでなく、「腰痛予防」「猫背・肩こりの改善」「便秘解消」「姿勢が良くなる」「呼吸が深くなる」といったメリットも。
壁を使った「わき腹ひねり」でギューッとわき腹を伸ばして、姿勢美人になりましょう!
(1)脚は肩幅、壁から一歩離れ、壁に背を向けて立つ
足が滑らないよう裸足で行います。足を肩幅に開き、壁に背を向け、壁から一歩離れて立ちます。
(2)手のひらが壁に付くように腰を大きく左にひねる
左手は腰に添え、腰を大きく左にひねり、右の手のひらをしっかり壁に付けます。
手のひらは、顔と同じくらいの高さに付けるように意識して。
腰をひねったときに、脚の位置が動かないように注意!
首も上半身と同時にひねり、しっかり壁を見るようにしましょう。
同様に、右手を腰に添え、右に大きく腰をひねり、左の手のひらをしっかり壁に付けます。左右合わせて10回行いましょう。
わき腹がギューッと伸びていたら効いている証拠です! 一度に10回できなければ、分けてやってもOKです。
腰をひねったときに痛みがあるときは、ムリをしないで。
これだと効果が半減!NG例
null壁から離れずに腰だけ回しても、わき腹には効きません! しっかり一歩(約30cm)程度、壁から離れましょう。
勢いをつけてひねるのではなく、大きくゆっくりと腰から上半身全体をひねるこのストレッチ。「10回は余裕!」と思ってやってみたら、思ったより運動量があって驚きました。
筆者はデスクワークが続き、腰のだるさが気になったときに「わき腹ひねり」をやるようになりました。ちょっとスッキリしたいな、気分転換したいなと感じたときに、壁があれば気軽にできて、全身の血流も良くなるのでおすすめです。
隙間時間に「わき腹ひねり」を取り入れて、お腹周りをスッキリさせましょう!
取材・文/本間友子
整体師・鍼灸師。「中野坂上治療院」代表、開院25周年。施術だけでなく、オンラインでストレッチの講師も務める。著書に『はたらく女子のオフィスで「カベ」ストレッチ』(雷鳥社)。著書は中国でも出版されている。