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大人気「セブン-イレブン」の“折れない”ビニ傘「+TIC LITE(1,408円)」がさらに使いやすく!傘の生地交換が可能に

知る人ぞ知る「折れない」「サビない」優秀なビニール傘が、なんと『セブン-イレブン』にあるのをご存じでしょうか? 忘れ物が多い故、ステキな高級傘は諦めている私にちょうどいい!と、その使いやすさに2年前から愛用中だったのですが、このたびリニューアルした新製品を入手。さらに優秀になっていたのでご紹介します。

+TIC LITE (プラスチック ライト)は、金属を使ってない!

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2年前の2022年。出先で激しい雨にあい、飛び込んだ『セブン-イレブン』で出会ったのが、初代の“折れない&サビない”ビニール傘でした。

通常のビニール傘も並ぶ中、ハーフマットのグレーな持ち手がセンスがいいな、と。パッケージには「さびない、つよい。長くつかえる傘」と大きく書いてあり、通常の傘よりは高かった(当時1,100円)けれど、コレはイイ!とピンときて購入したのでした。

その傘があまりに使いやすく、kufuraの記事でも紹介しました!

「+TIC LITE 」の「すごい」はココ

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この「太め」で「セミマットな質感」の持ち手の安定感!手首にかけて持ち歩くにも最適です。
骨は、継ぎ目も含めてすべてほどよくしなる強化プラスチック。だからサビない!折れない!
先端が短くて平らなデザインは、混んでる電車やバスで他人の足を突いてしまう心配もなく安全です。

なのになんと!前回の記事で紹介し、2年間愛用していた先代の傘を、先月バスに置き忘れてしまいました(涙)。もちろんまた『セブン-イレブン』へ飛び込んで同じ傘を購入したのですが、微妙にリニューアルしてさらに使いやすくなっていたので、改めてこの傘のスゴさをご紹介。

まずは初代と変わらぬ優秀ポイント。

1:「金属」を使わず、すべてのパーツがプラスチック。だからサビない!
2年使っていても、もちろん全くサビなしでした。

2:骨部分は強化プラスチック。ほどよくしなるから「折れない」。
強風で“おちょこ”になってしまっても骨が折れることなく、しなやかに元のカタチに。だから傘の生地部分も破れないんです。実際この2年間、台風や暴風雨もこの傘で乗り切ったのだけれど、一度も骨が折れたり生地が破れたりせず「しなやかで強い」を実感。

3:先端の石突部分が短く平坦。だから安全!
雑に傘を持ってる方の後ろを歩いていて「危なっ!」と思ったこと、ありますよね。子ども連れのときならなおさら。この傘は、激混みの電車の中でも他人の足を突いてしまうこともなく安心でした。

4:親骨が65㎝と、ビニール傘にしては大型で濡れない!
女性用の傘や、コンビニのビニール傘は親骨が55㎝とか60㎝が多い印象です。この傘の65㎝というのは荷物が大きいときでもかなり安心感あり。

そしてここからは、今月購入した「新バージョン」の特徴です。

5:ベースカラーのチャコールグレーが上品、デザインがシンプル。さらにセンス良し!
「グッドデザイン賞」を受賞している先代も、持ち手や石突部分はグレーでしたが、今回の新バージョンはより深みが増したチャコールグレーに。汚れも目立たず、上品さもあってセンスがいいのはサスガ!

6:傘生地(ビニール部分)を、自分で交換が可能に!
ココが大きな改良点! 別売りで「傘の生地部分」のリペアパーツを販売。傘のビニール部分が破れたり汚れたりしたら、自分で取り替えることが可能に。どうしても使い捨てが多かったビニール傘を、「修理して長く使える道具にしたい」というメーカーの思いが伺えます。

「傘生地の交換ができます」という表示が!
裏面には「リペア用セット」の販売サイトへ飛べるQRコードが。わかりやすい!

購入した際、傘の骨部分に「傘生地の交換ができます」という紙製のタブが付いていました。

裏面には、「穴が開いてしまったとき、やぶれてしまったとき、ふるくなってしまったとき。この傘は簡単に自分でビニール生地を交換することができます。傘を大切に長く使いましょう」というメッセージとともに、傘生地の販売サイトへのQRコードが。なんとわかりやすい!

 

傘についていたQRコードから飛ぶと、専用張替生地の販売サイトへ。

QRコードから飛んでみたところ、リペア用セットの販売サイトに。初回用(張り替え生地に、専用治具がセットになったもの)は880円(税込)、工具なしの生地のみは770円で販売されていました。

自分で修理して使えるから、ゴミにならない!

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この傘「+TIC LITE(プラスチックライト)」は、『株式会社サエラ』という、創業以来ずっと傘やレインウェアを作り続けてきた専門メーカーが、ビニール傘のゴミ問題に着目した中で生まれてきたアイテム。

日本国内では、実に1年間で約6,000万本ものビニール傘が消費されてるそう(サエラ調べ)。 台風の後などに大量に捨てられているビニール傘は、安価で手に入りやすい反面壊れやすく、また金属とビニールが混在しているため、ゴミとして分別も難しいという実情が。

その解消を目指して作られたのが、初代の「+TIC LITE」。すべてプラスチックからできていて、分解もできる構造なので、ゴミの分別の負荷も少ない。人にも環境にもやさしい傘なんです。

初代の「+TIC LITE」は2019年に発売、私が最初に購入したのはコレですね。そして、2023年1月には今回購入の、リニューアルモデルが発売に。より“長く使える”よう、改良されているのがさすがです。

ビニール傘としては少し高価に感じる(1,408円・税込)かもしれませんが、修理して長く使い続けられることを思えば、決して高い買物ではありません。

これからの、私たちが物を買うときの指標は、使いやすいことはもちろん、それが不要になったときにどう処理が可能なのかを考えることも必要になってきますよね……。そんなことも気づかせてくれた、価値あるビニール傘なのでした。

編集長・佐藤明美
編集長・佐藤明美

趣味は料理、スポーツ観戦と旅に出ること。食いしん坊。『Oggi』や『美的』で美容やファッション担当として20年ほど女性誌を編集、2018年からkufura編集長に。2021年4月〜2022年10月にはラジオJ-WAVEで毎朝の生番組のナビゲーターも。インスタグラム@sizukuishii

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