とにかく熱中症にはなりたくない
null真夏でもゴルフをする勢のゴルバカ筆者ですが、今年は5月の段階から熱中症の気配がありました。5月の最高気温28度のゴルフ後、ちょっと頭が痛くなったのです。食欲もなく、なんなら横になりたい、ズキズキと痛む頭……これって熱中症じゃない!?
水分が足りていなかったのか、塩分が足りていなかったのか、はたまた睡眠不足からくる疲れなのか? そんなことが2回ほどありました。そして6月の段階で氷のうを使い始めました。そろそろファン付きウェアを着ないとダメか? 7月に入り、梅雨明け前なのに35度近い日があり、普通に歩いていてもクラクラ。4年前に熱中症になって以来、人よりも熱中症になりやすくなった自覚があります。
このままでは、今年の夏はゴルフをする自信がな……い……!
熱中症対策は予防から!「ワークマン」の「暑熱バンド(アラート機能付き)」
nullそんな熱中症におののく筆者が出会ったのが、今年「ワークマン」から新発売の「暑熱バンド(アラート機能付き)」(以下「暑熱バンド」)です。
この「暑熱バンド」は、腕に巻いて暑熱下の熱中症リスクを検知するというもの。センサー部で深部体温の上昇変化を独自のアルゴリズムで推定し、熱中症リスクを察知したらLED点灯とバイブレーションで「注意」を知らせます。リスク計測は、9分毎に4分間かけて行います。
黄色のLEDだと「注意」ですが、赤色のLEDだと「警告」。「注意」だと体を冷やす、スポーツドリンクなどを飲む、日陰で休むなどが対応としてありますが、「警告」の場合は直ちに活動を中止することを勧められています。
これで、熱中症の危機を減らせるか!? 早速使ってみました。
いきなり来るバイブレーション!
null最高気温28度の6月のある日、湿気はないのでそこまで蒸し暑くはないけれど日差しはキツイ。そんな中でのゴルフで試してみました。
ぐんぐん気温が上がってきた前半8ホール目のタイミングで、いきなりブルブルブルッとバイブレーションが!
バンドを見ると黄色のLEDが光っています。タッチスイッチに触れてバイブレーションを解除し、氷のうを体にあて、スポーツドリンクを飲みました。
正直、このタイミングでは頭も痛くないし、喉がそんなに乾いているわけでもない。しかし、筆者の体の深部体温の上昇を、この「暑熱バンド」は察知したわけです。すごいな。
この日のラウンド後、頭痛はおきませんでした。
何回か使ってみた
null再び29度のゴルフでも使用、この時は午前と午後の2回バイブレーションがありました。2回目はティーショットの直前に来たので、焦ってしまいました。いったんティーショットを中断し、解除して、気を取り直して打った後、体を冷やして水分摂取。あと少し遅かったら、ミスショットしていたかも……。
筆者の場合、だいたい気温が上がってきて、汗をかきだしたあたりでバイブレーションが作動する傾向にあるようです。
なお、ラウンド終盤に「今日はなんとか大丈夫そうだね~」と話しているタイミングで赤いLEDが光り、バイブレーションが来たのにはびっくりしました。これって、今すぐ活動中止レベル? でも全然身体症状は出ていないし、誤作動っぽい? 赤LEDは電源OFFにしないと解除できないため、いったん解除して再装着しましたが、特に新たなバイブレーションはありませんでした。
この日も頭痛はおきませんでした。
山でも使ってみた
nullゴルフだけではなく、トレッキングでも使ってみました。この日は最高気温29度、お昼に近づいたタイミングで1回バイブレーションが来ました。LEDは黄色。ゴルフでは氷のうを持ち歩くのですが、山では持ち歩かないため、スポーツドリンクをぐびぐび飲んで、ひんやりタオルで体を冷やし、少し休むことで対処。
午後も1回バイブレーションが来たのですが、スポーツドリンク摂取とひんやりタオルでなんとかなりました。
この日も頭痛はおきませんでした。
「暑熱バンド」は熱中症回避に有効!
nullまだ4~5回ですが、今のところ「暑熱バンド」を装着した日は熱中症にはなりませんでした。頭痛もおきなかったので、注意喚起には有効であると思います。
ただ、何点か気になった点もあります。
- タッチスイッチは触れるだけで反応するのだが、ついグイグイとボタン的に押してしまった
- 汗によって時々誤作動もする?
- 電池の残量がわからない
1については最初、スイッチの使い方がいまいちよくわからなかったので、ボタン的にグイグイ押していたのですが、使い方がわかれば簡単にオンオフができるようになりました。でも時折、うまくバイブレーションを止められないこともあったので、ちょっと困った。
2は謎の赤LED警告バイブレーションがあったため、もしかしたら汗による誤作動かな?と。しかしまあ、熱中症になっていないのでヨシとします。
3は1,900円(税込み)だし、仕方ないかと思いつつ、来年はもうちょっとブラッシュアップしたモデルが出たらいいなーと思いました。1回の充電で12時間もつそうです。ゴルフ、トレッキングでも電池切れになってしまっては本末転倒、日帰りなら使えます。あと、バンド部分が突起を留めるだけのつくりなので、時々外れてしまうことがあったので、ベルト式になるといいな。
「注意」のバイブレーションがおきるタイミングでは、実際に頭痛がするなどの気配がまったくないので「あ、いま体を冷やさないといけないんだ」という印象です。でも、ここで飲料や氷のうなどを使っての「冷やし行為」をしないと、おそらく熱中症気味になっていたかもしれません。まさに、熱中症の「転ばぬ先の杖」的なアイテムです。
筆者は「ワークマン」の発表会で入手したのですが、この夏のアウトドアアクティビティには必ず持って行こうと思っています。熱中症になりたくない勢の皆さん、見つけたら“買い”です。
追記:先日33度越えの日にファン付きウエアを着て、腕には暑熱バンドをつけてラウンドしたときはアラートが1回だけ、しかもランチタイムにおきただけでした。これまでよりも頻度が少ないということは、ファン付きウエアはしっかり体の深部体温上昇を抑えていたわけで、着用は効果アリと再認識しました。
「SUO 256ICE CAP」も導入してみた
null熱中症による頭痛対策に「SUO 256ICE CAP」も導入してみました。そこまで激しく冷え冷え~というものではありませんが、のぼせやすい人にはいいかも?
とはいえ、ハーフで完全にぬるくなりますので、氷のうとのW使いがいいのではないかと思います。
まだまだこれからが暑さの本番、今から熱中症対策に向けた発汗準備や深部体温を下げるのに効果的なアイススラリーの仕込みなど、粛々とやっていこうと思います。もちろんファン付きウェアも着ます(笑)。
神保町で働く編集者。少女漫画からファッション、テレビ、トレンド情報、堅実女子、アウトドアなどの専門メディアを経て、kufuraへ。音楽と旅とアートと山とゴルフとサウナが好きです。一度ハマると長めです。2024年現在、ビリヤニとキャロットケーキを追いながら、あんことおはぎにも熱視線を送っています。