熱中症にはなりたくない
nullここ数年の真夏の暑さは殺人級と言っても過言ではありません。歩いているだけで、意識が遠のきそうな瞬間があります。ましてや屋外では、しっかり対策を練らないと、すぐに熱中症になってしまいます。
筆者は2年前に、真夏のゴルフでホールアウトした瞬間にすべてをリバースしてしまいダウンしたことがあります。途中から「頭が痛いな……」と思ったので、塩タブレットと水分をこまめに口にしていたのですが、35度近い猛暑日にやられました。
それ以来、真夏のアウトドアでは熱中症対策グッズが欠かせません。ゴルフでは、水筒、ネッククーラー、塩タブレット、氷のう、冷却スプレー、経口補水液のもとを必ず持参します。氷のうと冷却スプレー以外は登山でも持って行きます
アウトドア界隈で話題の「氷が溶けない」ソフトクーラー
null氷のうや凍らせた保冷剤、スポーツドリンクなどを保冷バッグに入れて持ち歩いていたのですが、真夏では1時間も待たずして溶けてしまいます。もっと優秀な保冷バッグはないか……と探していたところ、アウトドア系の友人から「AOクーラーズは氷が溶けにくいよ」との情報が。
「AO Coolers(エーオークーラーズ) 」とは、2017年に日本に上陸したアメリカのクーラーブランド。アメリカで最初に食肉・水産業界向けのクーラーとしてスタートし、その保冷力がアウトドア業界にも伝わり、一般的に販売されるようになったという、筋金入りのクーラーなのです。
内側の素材は高品質TPUライナー、これはウォーターベッドや、地面に設置するプールなどにも使われている素材と同じで、防水力に優れています。
内部の断熱材は厚み1.9cm、高密度の独立気泡ファームを使用とあり、触ってみると確かに分厚い。これまでの保冷バッグとは雲泥の差です。
これまでの保冷バッグよりかさばるし、重いけれど、氷は溶けなさそう。実際、メーカーによると「サイズによって氷なら外気温49度の中で約24時間維持出来るほど、驚異の保冷力を発揮」とのこと。筆者は“ランチクーラー”というその名の通りランチボックスを入れられる一番小さいサイズを選んだのですが、ハーフプレーの2時間半は持つだろうという見込みでいました。ちなみにランチクーラーサイズで500mlペットボトルが6本立てて入ります。
実際に使ってみた!
null7月の夏日のラウンドで、その実力を試してみました。クーラーの中には、凍らせた保冷剤2個、凍らせたゼリー飲料、スポーツドリンク、ネッククーラー、そして氷を入れた氷のうを入れます。スタートは8時半、とはいえ既に蒸し暑い。カートにランチクーラーを積んで出発します。
いつもだと、前半3ホール目くらいで氷のうの氷は溶け、保冷バッグの中身も溶けて水が滴るようになっていました。
3ホールを回ってだいたい1時間、まだゼリー飲料は凍ったまま。氷のうを取り出して、頭や脇の下などを冷やします。30度に達していない気温でしたが、身体はやっぱり熱くなっていたようで、氷のうが心地よい。少し溶けだしていますが、まだ氷が残っています。
9ホールを回って2時間半経過、いつもなら完全にぬるい保冷バッグが、開いてみると冷たい!
さすが「AOクーラーズ」! なんなら、ゼリー飲料もまだ凍った部分がありました。
ここまでは想定内ではあったのですが、なんと後半9ホールのプレーを終えてランチクーラーを開けると、まだ氷のうに氷の感触がありました。保冷材もふにゃふにゃにはなっていませんでした。
これは真夏日のゴルフでも強い味方になってくれそう、期待が高まります。もちろん、ピクニックやソロキャンプ、真夏のお弁当やポットラックパーティー時にも重宝しそうです。
おすすめ経口補水液のもと2つ
null真夏のアウトドアで頭が痛くなり始めたら、すぐに経口補水液を飲むようにしています。
最近のヒットが、水に溶かすだけで経口補水液ができる「O.R.S」のレモン味と「ME/NU HUMANEED quick(メニュー ヒューマニード クイック)」の柚子レモン味。「O.R.S」はタブレット状、500mlの水に1タブレット溶かすとスポーツドリンクとして、200mlの水に2タブレットで経口補水液となります。「ME/NU」は顆粒状でスティックタイプのパッケージに包装されていて、水250~300mlと混ぜるだけで経口補水液に。
どちらもオーガニック・ナチュラル系ショップの『Biople』で見つけたのですが、「O.R.S」は砂糖、果糖不使用、ナチュラルフレーバー使用、グルテンフリー、ヴィーガンにも対応しているそう。「ME/NU」は紫外線ダメージからのケアを目的にしたビタミンなどを配合し、美容にこだわる女性にぴったり。
そして両方とも、経口補水液にしては美味しいんです。……まあ実際に経口補水液が美味しいと感じるときは体が脱水しているからですが、日常に味見をした時の感想です。
「AOクーラーズ」と経口補水液のもと、そのほかもろもろを持参して、今年の夏も熱中症に負けずにアウトドア活動をしたいものです。
神保町で働く編集者。少女漫画からファッション、テレビ、トレンド情報、堅実女子、アウトドアなどの専門メディアを経て、kufuraへ。音楽と旅とアートと山とゴルフとサウナが好きです。一度ハマると長めです。2024年現在、ビリヤニとキャロットケーキを追いながら、あんことおはぎにも熱視線を送っています。