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洗濯は「小さな家事」の集合!なかでも面倒に感じるのは「洗濯物たたみ」「予洗い」 …男女間で差も

汚れた服を洗濯して、クローゼットに戻すまでには、いくつものプロセスが待っています。洗濯物まわりの家事の中で「面倒」と感じる人が多いプロセスとは?

今回は、「洗濯」の中で特に負担感が高い家事を探りました。

「普段の洗濯」で面倒なのは?

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日用品流通の情報基盤を運営する株式会社プラネットは、4,000人(男性2,000人/女性2,000人)に対して「洗濯に関する意識調査」を実施しました。

調査では「ふだんの洗濯」の家事を細かく分解。特に面倒だと感じる家事を回答者が選択(複数回答可)しています。

選択肢は以下の通りです。

【「ふだんの洗濯」で生じる家事】

  • 衣料の素材・種類による仕分け洗い
  • 汚れ部分の下洗い、つまみ洗い
  • おしゃれ着などをネットに入れること
  • 洗剤の計量
  • 柔軟剤の投入
  • 洗濯槽・脱水槽からの取り出し
  • 洗濯物を広げて干すこと
  • 乾いた洗濯物の取り込み
  • 洗濯物をたたむこと
  • 洗濯物のアイロンがけ

出典:株式会社プラネット 意識調査『Fromプラネット』

さて、これらの「洗濯まわりの家事」の中で、回答者が「特に面倒」だと回答した家事の上位5つは、以下の工程でした。

【洗濯の中で「特に面倒」と感じる家事】

1位:洗濯物をたたむこと(30.9%)
2位:洗濯物を広げて干すこと(30.2%)
3位:汚れ部分の下洗い、つまみ洗い(28.2%)
4位:おしゃれ着などをネットに入れること(21.4%)
5位:洗濯物のアイロンがけ(20.9%)

「衣類を洗う前」には繊維や汚れの種類に応じた段取りが、「洗った後」には次回の着用に備えた段取りが待っています。

上記の結果を見ると、衣類を洗った後に、負担感の大きな家事がいくつも待ち受けている模様。

特に、洗濯の最終工程である、乾いた洗濯物をたたんで元の場所にしまうまでの「洗濯物たたみ」は、洗濯物まわりの家事の中でも「特に面倒」と感じる人が多いようです。

「洗濯物たたみ」「予洗い」の負担感、男女間で差

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今回の調査をもう少し詳しく見てみると、「洗濯まわりで特に面倒だと感じる家事」について、男女間で回答結果の違いが見られました。

【男性の回答/特に面倒だと感じる家事】

1位:洗濯物を広げて干すこと(29.8%)
2位:洗濯物をたたむこと(25.8%)
3位:汚れ部分の下洗い、つまみ洗い(20.4%)

【女性の回答/特に面倒だと感じる家事】

1位:汚れ部分の下洗い、つまみ洗い(36.0%)
2位:洗濯物をたたむこと(35.9%)
3位:洗濯物を広げて干すこと(30.6%)

男女間で10%以上の差があったのが「予洗い」と「洗濯物たたみ」です。いずれも女性の負担感が大きくなっています。特に、30~50代女性と20代男性との間ではおよそ2倍の差がありました。

年代・性別・家族構成によって、洗濯を担当する頻度や洗濯物の量が異なり、負担感の違いにつながっているのかもしれません。

 

以上、「洗濯ものまわりで面倒だと感じる家事」についての記事をお届けしました。

ふだんの洗濯に加えて、「洗濯槽の掃除」「洗剤ストックの管理」「雨の日の生乾き対策」など、「不定期に生じる家事」が重なると、その日の洗濯の負担感はさらに大きくなりそうです。

家族や友人と「洗濯のどのプロセスが面倒か」というテーマで話してみると、相手の「洗濯観」が見えてくるのではないでしょうか。

【参考】
洗濯に関する意識調査 – 株式会社プラネット

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

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