写真や手紙…大事なモノは「思い出BOX」を作って収納!
nullこんまり流お片づけも、いよいよ最終日! 今まで規定のルール通り「服や靴」→「本・書類」→「小物」→「キッチン」と進んできた片づけの最後は「思い出」。
「思い出」とは、何が分類されるのか? 具体的には「思い出」にまつわるモノ……昔の手帳・アルバム・写真・息子が生まれたときに足首にしていたタグなどを総称して「思い出」とカテゴリー分けしている。
今までの片づけで出てきた思い出品を、一カ所にまとめていたので、それを選別する。
大昔のプリクラや、高校時代の部活の写真もアルバムから出てきた。ここまで片づけが進むと、「なにか捨てねばならない!」という気持ちに駆られるのが不思議だ。
私は出てきたアルバムを見ながら、決め切れずに「うーーーん……」と悩んでいた。すると、ひとみさん(片づけを伴走してくれている、こんまり流片づけコンサルタント)が「無理に手放さなくていいんですよ! 思い出は『思い出BOX』を作って堂々と残したらいいんです!」と、優しい言葉を差し伸べてくれる。
正直、「思い出」に分類されたモノは「めちゃくちゃときめく!」わけではないが、手放すのに躊躇するモノが多かったので、この言葉は私自身にストンと落ち、納得できた。
今までの片づけ同様、思い出品も、ひとつずつ手に取り、残すかどうかを選別する。
ここまで、衣類→本類→書類→小物→キッチンと『こんまり流お片づけ』の順番通りに片づけを進めてくると、自分なりの「トキメキを判断するポイント」がわかってくる。……その経験で考えると「思い出品」は難易度が高い。なので、自分の思考がはっきりしてくる、お片づけ終盤だからこそスムーズに判断できた。
片づけが苦手な私にとっては、ときめくかどうかを判断しやすい「衣類から始める」というルールが有効だったのだと、最終日に改めて思う。
無事に「思い出」の選別を終え、残すモノが入るちょうどいいサイズの空き箱を「思い出BOX」と名付け、全て収納した。この「思い出BOX」は、ふと思ったときすぐに見られるよう、手が届きやすい場所に収納するのもポイントだ。
片づけをする前の私は「写真をどこにしまおう?」と悩み、とりあえず……で冷蔵庫に貼って大変なことになっていた。
今後は写真や、コンサートのチケットなど、大事で保管しておきたいけれどどうしよう?と思うモノは迷わず「思い出BOX」に入れようと思う。
判断回数を少なくできるとストレスは減る
null今回の片づけを通して、「判断に迷わないこと」で自分のストレスは大幅に減らせることを知った。
たとえば「写真をどこにしまうか」のような判断のひとつひとつは、とても小さい。しかし「迷い」は気づかぬうちに積み重なり、「どう処理するか」の決断を保留していった結果、ゴチャゴチャした部屋が完成するのだと思う。
今は、それぞれ片づける場所が決まっているから、「使ったモノを戻す」のにも思考を使わなくていいのが最高だ。
「思い出」の片づけが終わった後は、手がつけられていなかった細かいところを整えていく。息子の洋服収納も一度、全出しして中身を精査した。ケースに貼りっぱなしだったシールを剥がしただけで、収納の印象もずいぶん変わる。
この片づけと服をジャンルごとに収納したおかげで、息子自身も「どこに何があるか」が把握できたようだ。今は、「下着取っておいで」と声をかけると、自分で引き出しを開けて出してくるようになった。私は「これなら他のこともできるのでは?」と思いつき、片づけを息子に頼むようになった結果、できるじゃん! 2歳児が、思いがけず家事の戦力に変身! ありがたい!
残りの時間でキッチンの家電を移動させた。食洗機を粗大ゴミへ出したので、そのスペースに電子レンジを移動。結果、ついに念願のパソコン置き場ができたのだ!
私は、ひとみさんとの1番最初の無料カウンセリングで「自分のデスクが作りたい」と伝えていた。デスクまではいかないが、パソコンの定位置が作れたことで、「ダイニングテーブルにパソコン置きっぱなし習慣」からは脱却できた。
最後に片づけ終了記念にひとみさんから花束をいただきました! せっかくなのでパソコンの隣に早速飾る私! 可愛い! ときめく! まだ開かずの間(荷物部屋)は終わってないんですけどね……一区切りということで。
今、あるモノを使い倒したい
nullそしてこれらが、片づけで不要になった収納BOXたち!
これだけで、すごいゴミの量……「片づける=収納BOXを買う」という私の思考を改め、まずはモノの量を見直すのが先だなと感じたのでした。
『less is more』という言葉をご存知だろうか? 日本語では「足るを知る」。
私は、片づけるまでは「新作の服が欲しい!」「靴がない!」と、買うことにばかり目がいっていた。今回、家に溢れるモノの量を見て、「私、十分モノ、あるやん!」と心底思えた(笑)。その「あるモノ」たちを使い倒したい。
そして、自分の「大好き! コレお気に入りなの!」という気持ちも、賞味期限があることを今回思い知った。あのとき、パリで高揚感に満ちて購入したワンピース。いざ、着てみると悲しいけれど、もう似合わない……。このなんとも言えない気持ちを、何度も経験した。
高級なグラスも使えば割れるかもしれない。シルクのワンピースも着たら汚れるかもしれない。それでも、使わないよりはずっといい。
来月、念願だった息子の保育園の友だちが遊びに来る。2カ月前は、想像もできなかった。片づけをしたら、仕事も増えた。
夢だった連載執筆(このお片づけシリーズ!)も叶った。手放したアイテムたちのフリマ・メルカリ販売の利益などなどで、片づけ代もほぼチャラにできた。片づけ、本当にいいことしかない!
片づけをしたら、気づかずに身に纏っていた重い鎧も脱ぎ捨てられた。私のココロは以前よりずっと身軽で、人生は、もっときらめきだしている。
【私の片づけ記録】
Day1 8/17→服、靴、鞄、紙袋
Day2 8/22→本、書類
Day3 8/24→小物(化粧品、薬、アクセサリー、貴重品関係)
Day4 8/28→小物(文具、おもちゃ、下着類)
Day5 8/30→キッチン
Day6 9/6→思い出品見極め&収納、PC定位置作り、キッチン周り家電の移動、息子の洋服の収納見直し、おもちゃカードの見直し(収納)、冷蔵庫に貼っていた写真の片づけ ←今回はココ
20歳でカイロプラクターとして独立し、サロン経営18年目。出産を機にライター業をスタート。直感を信じて人生を切り拓きつつ、都内で2歳の子育て中。