「やればできる!」そう思いたくて始めた片づけ
null「なんで片づけしようと思ったの?」 私が片づけをしているのを知った友人から、一番聞かれる質問だ。
探し物に時間を取られたくない。綺麗な部屋で過ごしたい。グチャグチャだなーと思いたくない。思いつく理由はたくさんある。でも、答えながら、自分の感情を言い表せていないな、と感じていた。
片づけが終わりに近づき、この記事を書くことで「私は、手っ取り早く人生を変えたかったんだ」という自分の気持ちに気がついた。人生というと大袈裟かもしれない。単純に、「あぁ、私、やればできるじゃん。変われるじゃん!」って思いたかったのだ。
一度は失敗した「こんまり」流に再チャレンジ!
null私は、10年以上前に一度『人生がときめく片づけの魔法』の著者、こんまり(近藤麻理恵)さんの勉強会に参加したことがある。当時、まだ本が出版される前だった。本人が語るこんまりメソッドに大感動! その夜、「片づけ祭」をして、服だけで45Lゴミ袋3袋以上捨てた記憶がある。
一度片づけたら二度と元に戻らない! と言われているこんまりメソッド。 ……見事にしました! リバウンド!(笑)。
当時は一人暮らしでしたが、今は子どもが生まれて3人暮らし。2DKの都内マンション住まい……のうち1部屋は見て見ぬ振りをしている倉庫部屋(通称、開かずの間)。笑。そろそろこの部屋もなんとかしたい。
そんなとき、以前からInstagramでフォローしていた知人のストーリーズが目に入った。
そこには……
「……片づけしなくても生活はできます。
でも片づけたら自分の価値観が明確になって、
納得のいく暮らしが叶ったら?
今の悩みのモヤモヤがクリアになったら?
こんまりメソッドの片づけはそれが叶います」
と。
「ほんとですよねーーーあー。やらねばーやらねばーと思うばかり」と思わず、ストーリーズにコメントを送った。
「もしよければ片づけお手伝いさせてください」と返信をくれたのが、今回、私の片づけをサポートしてくれた石川ひとみさんだ。彼女は、「こんまりメソッド」の公認資格を取得した『こんまり流片づけコンサルタント』。つまり、片づけのプロ。
プロの片づけがどんな感じなのか興味はある。とはいえ……片づいていない部屋を見られるのも抵抗があるし、費用はいくらかかるのかも不安。
「無料カウンセリングをやっているので、一度お話しさせてください」と言われ、まずはオンラインでお話しすることにした。所要時間は大体1時間。LINEで日程を決めた。
自力でやるのか。プロに頼むのか。
null無料カウンセリングでは、片づけの進め方や、実際のビフォーアフターをスライドを使い説明してくれる。
私は、「お部屋の悩みはなんですか?」「理想の暮らしは?」と聞かれたことについて考え、答える。このとき、今の部屋は見せないので、安心だ。
1番に出た悩みは「ダイニングテーブルが汚いのが嫌! 部屋を片づけて、自分のデスクを作りたい」。私は、ダイニングテーブルで仕事もするため、食事の度に片づけることをすごく面倒に感じていた。
理想は「いつでも息子の友だちを呼べる部屋になること」。これは自分でも、「そんなこと思っていたのか!」と、意外だった。
気になる費用は、ひとみさんが実際に来訪し、片づけを手伝ってくれて1回5時間33,000円。想像していたよりは高くない。家の物の量にもよるが、私の場合は5,6回で終わると言われた。物が少ない人は3回で終わる人もいるようだ。
どうしようかなー。出せない金額じゃないし、と迷いもある。でも、自力で片づけたとして……多分来年も「あー片づけないと」と言っている私が容易に想像できた。これもきっかけだ! やってみよう!
「いつまでに片づけたいですか?」と聞かれ、パッと出た答えは8月中! やるならサッサと終わらせたい。結局私は、6回で生活スペースの片づけは終了。短期集中が希望だったので、初回から終了まで20日間で終わらせた。
3週間に一度のペースでゆっくり進める人もいるそうだ。 ……ちなみに、6回終わったが、開かずの間はまだ手がつけられていない(笑)。この連載が終わるまでには、開かずの間も綺麗になる予定だ。
残すものを決めるのは、私!
nullプロが併走してくれるお片づけ。実際に体験して驚いたことがある。 やる前は、私が残すかどうか迷ったものに対して、プロ目線で「これは捨てましょう!」「それ、もういらないですよ!」と言われると思っていた。私は人に決めつけられると、反抗したくなるタイプなので、そう言われたら嫌だなーと思っていたが、勘違いだった。
私が判断に迷っていると、「一度着てみたらどうですか?」「迷う理由はなんですか?」と質問をしてくれる。でも、彼女が「こうするといい」と意見することは一切ない。あくまでも決めるのは常に「私」なのだ。
ここが、一般的な家事代行などと大きく違うところだと思う。
ちなみに、こんまりメソッドでは、「捨てる」という言葉は使わない。 私が「これはもう、捨てます!!」と高らかに宣言すると、ひとみさんは朗らかに「ありがとうですね」と言い直しながら丁寧にゴミ袋に入れる。
最初は違和感だったこの言葉。 しかし、片づけも6回目になると「ありがとうございましたー!(居酒屋風)」と無意識に言いながら、バンバン物を捨てている私がいてちょっとウケたのでした(笑)。
次回は、実際にお片づけのプロとの「実践」第一回の様子をお届け。下に私のお片づけの実践記録をまとめてみました。これに沿って、片づけ方のコツ、なにがポイントだったのか、具体的に紹介していきます!
【私の片づけ記録】
Day1 8/17→服、靴、鞄、紙袋
Day2 8/22→本、書類
Day3 8/24→小物(化粧品、薬、アクセサリー、貴重品関係)
Day4 8/28→小物(文具、おもちゃ、下着類)
Day5 8/30→キッチン
Day6 9/6→思い出品見極め&収納、PC定位置作り、キッチン周り家電の移動、息子の洋服の収納見直し、おもちゃカードの見直し(収納)、冷蔵庫に貼っていた写真の片づけ
20歳でカイロプラクターとして独立し、サロン経営18年目。出産を機にライター業をスタート。直感を信じて人生を切り拓きつつ、都内で2歳の子育て中。