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3位書籍、2位写真…「今となっては捨てて後悔しているもの」ランキング1位は?

普段使う機会がなく、タンスや押し入れの奥に入れっぱなしの品々。ためこむばかりでは家が片付かないし……と思い切って断捨離してみたものの、その後しばらくして「やっぱりあれ必要だったかも!?」と涙目になった経験はありませんか?

『kufura』では、20代~50代の女性500人を対象に“今となっては捨てて後悔しているもの”をテーマにアンケート調査を実施しました。まずは、上位5種をランキング形式でご紹介します!

第5位:おもちゃ、ゲーム機…14票

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「子どものおもちゃ。ネットオークションで高額になっている」(57歳/金融関係)

「子どもの頃に使ってたままごとやドールハウス。取っておけば子どもに使わせて買わなくて良かったから」(33歳/主婦)

「ゲーム機やソフト。最近のゲームは難易度が高く、画面も動きや色合いが激しくて疲れる。昔のゲームはほのぼのするものもあり、脳トレになりそうな気がする」(53歳/総務・人事・事務)

「昔遊んだゲーム。ゲームボーイカラーが好きでよく遊んでいましたが、今遊ぶとどんな感じなのか気になります」(33歳/その他)

自分が愛用していたおもちゃを子どもに譲ればよかったと後悔したり、かつて夢中になったゲームをふと再プレイしたくなったり……。

筆者の身近でも、つい先日、夫が突然レトロゲーム熱にうなされて、しきりに相場を調べていましたが、あまりにも高額だったようで断念していました。もう遊びたくても遊べない……と思うと、余計に捨てたことへの後悔が募ってしまうのかもしれませんね。

第4位:手紙…21票

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「大学の頃、高校時代の友だちとやり取りした手紙。親とやり取りした手紙。あの時友達がどんな言葉をくれたか、とか、親と同じくらいの年になって、親の書いていたことが分かるようになったであろうに、それを改めて読んでみたかった」(49歳/コンピュータ関連以外の技術職)

「子どもが小さいころにくれた手紙やメッセージカード。ちゃんと取っておけばよかった」(50歳/営業・販売)

「元彼からの手紙。もう一度確認したい内容があるのに、見返せない」(40歳/公務員)

「祖父や祖母からの手紙。『過去を振り返る時間がもったいない』と父に言われて、嫁入りの際に実家のものを仕分けして処分したが、子どもができて、亡くなった祖父母のことを思い出す事が多々ある」(41歳/主婦)

「学生時代の寄せ書き。連絡をとらなくなった友人やクラスメイトからの一言があるから」(33歳/その他)

普段読み返すことなど滅多にないものの、書いた人の気持ちのこもった手紙はかけがえのない宝物。もちろん、過去の世界に浸るばかりではなく、前を向いて生きていくのは大事だけれど……みなさんのコメントを読むと、ちょっぴり切ない気分になりますよね。

第3位:書籍…27票

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「漫画本。同じものをまた買い集めてます」(33歳/その他)

「昔読んでいた漫画。最近また読み返したくなったが絶版で入手不可能なものが多く後悔」(37歳/主婦)

「好きだった本。場所を取るから捨てるしかなかったけどまた読みたいと思うものがたくさんありすぎる」(41歳/その他)

「英語の文法問題集(大学受験用です)。現在、英検の取得を考えているので、また買わなければならないからです」(20歳/学生・フリーター)

「学校の教科書。今改めて歴史など興味があるのでおいておけばよかったと思っています」(36歳/その他)

「写真集。フリマで売るとプレミアム価格で売れたらしいので……」(46歳/総務・人事・事務)

漫画や小説、参考書など、捨てたもののまた読み返したくなって悔やむ声が多数。

とはいえ、書籍はためこむとスペースを圧迫する一方ですし、文庫本などは高額ではないので、基本的には“読んだら捨てる。必要があれば再購入する”というルールを守るほうが、家の中はすっきり片付きそうです。

第2位:写真、アルバム…46票

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「高校時代の写真。数枚残っているのを見ても当時が思い起こせて温かい気持ちになれるので、全部取っておけばよかったと思う」(51歳/主婦)

「卒業アルバム。学生時代にあまりいい思い出がないので捨ててしまったが、歳を取ったら懐かしくなる可能性もあったので捨てなければ良かった」(39歳/その他)

「成人式の記念写真。写りが悪すぎて残したくなく捨てましたが、今となって考えると記念として捨てなければよかったと思う」(44歳/主婦)

「元カレが写った写真。結婚で全部捨てたけど、思い出だったから、せめて大人数の写真は取っておいても良かったなと思った。あの時をたまに見返してみたくなるので」(38歳/主婦)

「母とディナークルーズで撮った写真。実家の片づけ中に頭にきて捨ててしまったが、今はさみしくもう一度2人とも若くて楽しかったころの写真を見たい」(42歳/主婦)

「写真を全部捨て過ぎた。スキャナーとればよかった」(51歳/主婦)

第4位の“手紙”と同様、思い出に関わる写真やアルバムが第2位。なかなか見返す機会はありませんが、当時を撮り直すことは不可能なので、ふとした瞬間に「捨てなきゃよかった!」と後悔する人が少なくないようです。

コメントにもあるように、どうしても残しておきたいものはスキャナーなどでデジタル保存しておくとよいかもしれませんね。

第1位:衣類…51票

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「太っていた頃のフォーマルスーツ。もう太らないと心に決めたが、また太ってしまったため」(45歳/その他)

「グリーンの薄手のパーカー。10年以上前は色がそんなに好きではなかったが、今では好きな色で持っている服に合うから、捨てたことを後悔している」(35歳/その他)

「若い時はあまり好きではなかった地味な花柄のロングスカート。今ならちょうどよかったのにと思う」(42歳/その他)

「昔着ていたワンピース。古臭くなって捨てたが、今また同じような形のものが売っているので、捨てないでとっておいたら良かった」(47歳/総務・人事・事務)

「学生時代に履いていた、ジーンズです。娘がサイズがちょうどになり、『なんで捨てちゃったの!』と怒られました」(39歳/その他)

「ウインドブレーカー。緊急事態宣言中に断捨離したが、寒い部署へまわされ必要に」(43歳/その他)

サイズが合わなくなったり、流行が変わったりしたために処分したものの、「今ならやっぱり着れるかも!?」と嘆く声が続出しました。

ただ、捨ててしまったその服は、いわゆる“思い出補正”でもったいない感があるだけで、今現在の自分が実際に着てみたら、微妙にしっくりこないという可能性もなきにしもあらずです。衣類を捨てるかどうかの見極めって本当に難しいですよね。

まだまだある…「捨てなきゃよかった」あんなもの、こんなもの

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日記帳、贈り物、子どもの作品…思い出の品を捨てて後悔

ランキング4位の手紙、2位の写真以外にも、思い出の詰まったアイテムを捨てたことを後悔する声は数多く寄せられています。

「日記を書いた手帳。もし急に亡くなった時など見られたら恥ずかしすぎると思って10年分くらい処分したが、今となっては読み返したいと思う」(39歳/総務・人事・事務)

「小学生の卒業文集。何書いたか覚えてないので読み返したい」(35歳/その他)

「昔の家計簿。無駄な出費などあらいだしたりして、こまめにつけていた時のことを振り返りたいからです」(42歳/主婦)

「高校の卒業証書。引っ越し時に誤って捨てたらしく後になって気付いた。大事なものなのに捨てて後悔した」(52歳/主婦)

「元カレからもらったアクセサリー。なんとなくだけど取っておけばよかったかなと」(38歳/主婦)

「ダイヤがついた結婚指輪を離婚後に海に捨てたけれど、売れば良かった」(36歳/総務・人事・事務)

「子どもの落書きの絵。その時にしか書けない、懐かしいものだ、と気づいた時にはゴミにだした後だった」(47歳/主婦)

「亡くなった父が着ていたガウン。子どもの頃良く着ていた姿が忘れられない」(54歳/主婦)

「昔お気に入りだったぬいぐるみ。肌触りが好きだったが、汚れや破れが気になっていたことと、転居のついでに割り切って処分したが、時々触り心地をおもいだして後悔する」(47歳/その他)

思い出は形として残さなくても、心の中にしまっておけば……といくら自分に言い聞かせても、代えのきかないものの喪失感はなかなか拭えませんよね。

趣味のアイテム、家具、家電…まだ使えたかも、売れたかもと後悔

その他、「まだ使えたかも」「売れたかも」と捨てたことを後悔したアイテムは以下の通り。

「ピアノ。捨てたというより売ったのだけれど、今でもたまに弾きたくなる時があって、実家にそのまま残しておけばよかったと後悔している」(45歳/研究・開発)

「ゴルフクラブ。打ちっぱなしに行きたいから」(44歳/総務・人事・事務)

「昔買ったCD。大人になってからまた聴きたくなって買う羽目になりました」(24歳/その他)

「独身の時に使っていたたくさんの、使い途中の香水の瓶。あるとき、メルカリを見ていたら、開封済みの香水でも普通に販売されていたので驚愕」(50歳/主婦)

「ホームベーカリー。面倒くさくて捨ててしまったが、健康面を考えると捨てなければ良かったです」(50歳/その他)

「フリマで売れたであろう家電製品。邪魔になりどんどん粗大ゴミで捨ててしまった、少しでもお金に変えれば良かった」(49歳/営業・販売)

「折りたたみテーブル。普段使わないので捨てたけど、ちょっとした時にあれがあればなーと思う」(55歳/主婦)

「自転車、もう乗らないと思って捨てたけど、今になってほしくなった」(53歳/主婦)

捨てた後になって必要になったり、そのものの価値がわかったりすると、「あーもったいない!」という思いがついよぎるもの。とはいえ、断捨離のコツは、「今すぐ必要かどうかで判断すべし」とよくいわれます。「いつか使うかも」「売れるかも」ではなく、ある程度の割り切りは必要かもしれません。

 

ちなみに、今回のアンケートでは、「捨てて後悔したものは特にない」という回答が4割以上を占めました。断捨離によるスッキリ効果と、「捨てなきゃよかった」と後悔するリスクのどちらが大きいかというと……個々人の価値観によるところもあり一概にはいえません。

このゴールデンウィークにおうちの片づけを予定している人は、ぜひみなさんのコメントを参考にしてみては?

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