どこにいても最低限の「安心」を準備する!
nullこの日は、かぜ薬の「ジキニン」を展開する『全薬工業』が、9月29日を“急(9)に(2)来(9)る”体調不良に備えよう!として「かぜ備えの日」と制定したことに合わせて、「日常の中の危機への備え」をテーマにして開催したイベントに参加しました。
登壇したのは『kufura』でもおなじみ、料理研究家であり防災士でもある島本 美由紀さん。元テレビ朝日アナウンサーで、現在はフローリストとして活躍される前田 有紀さんとともに、備えが必要な場面と、そのための「備え」についてお話しされました。
島本さんが提案するのは、いざというときに必要になるものをまとめた「危機備えバッグ&ポーチ」です。
まずは「置き備えバッグ」。車や、職場のデスクやロッカーなどに常備して、アクシデントの際に使えるバッグです。体調不良の時はもちろん、被災時にもそのまま持ち出すことを想定しています。出し入れしやすく、持ち歩くにも適した口の広いバッグがおすすめとのこと。
次に「きちんと備えポーチ」は、普段の外出時や旅行の際に持ち歩く用、それをさらにコンパクトにしたのが「プチ備えポーチ」。両方、中身が見え、軽くて濡れてもOKな素材の物に入れると良いでしょう。
以下のようなアイテムの中から、それぞれに必要なものや状況に合わせたものを選んで詰め合わせます。
島本さんが作った「置き備えバッグ」の例はこちら。
いわゆる防災対策のアイテムだけでなく、「そのまま避難所に行くことになるかもしれない」と想定して、メイク用品(スキンケアを含む)や予備のコンタクトレンズなども入っています。
「きちんと備えポーチ」は、それをもう少しコンパクトに、ケガや体調不良への対策グッズを中心にしています。電子マネーが主流になりつつありますが、停電すると使用できない場合もあるので現金を用意しておく、というのには納得しました。
「プチ備えポーチ」は、絆創膏などいざというときにすぐに役立つものを中心に最低限のものを。コンパクトにまとまるので、バッグのポケットにポイッと入れておけます。
前田さんは小さいお子さんがいるということで、車に乗せておく「置き備えバッグ」の中身として、島本さんおすすめの基本セットに「子ども用のおやつや、仕事柄必要になることが多い軍手などを追加します!」とのこと。
それぞれ必要になるものは異なりますから、上手にカスタマイズして備えていきたいですよね。
マイ「置き備えバッグ」を作ってみた!
nullこのあとイベントでは、「実際に置き備えバッグを作ってみよう!」と、それぞれが必要なアイテムをピックアップして、バッグに詰めてみました。
私は「会社のデスクに置いておくバッグ」をテーマに。これを持って長距離を歩いて自宅まで帰る可能性もあるかもという点を考えて、必要かなと思うものをセレクトしました。
今回は「何が必要か」を考えてみる機会だったのでとりあえず一つずつですが、生理用ナプキンやマスクなどはもう少し多めに入れておくのが良いかも。
これらをまとめてバッグに入れ、デスクの引き出しへ。右の袋には底のしっかりしたスニーカーと靴下、その下には折り畳みのヘルメットが入っています。とりあえずはちょっと安心!
以前、災害現場で働くレスキューナースの方にお話を伺った際、「いつどんな場所でも、ここで何かが起こったら自分はどう対応するかを常に考えている。そうすればいざというときスムーズに動ける」という言葉に驚いたのですが、実際、災害はこちらの事情にお構いなしに起こるもの。いつでも落ち着いて対処できるよう、できる備えはしていこうと再確認する機会となりました。
ぜひ島本さんの例などを参考に、自分に必要な「備え」について考えてみてくださいね!