頭も骨も丸ごと食べられる!給食にも使われる優秀食材
null「ししゃもは子育て世代には強い味方! そのまま丸ごと食べられるし、下処理いらず。だから給食にも使われるし、うまみが凝縮しているから、料理に使えばだし代わりにもなるんですね。
しかも安い! 価格が安定しているのも、私たちママにとっては大きな魅力だと思います」(尾田さん)
とはいえ、ししゃもを使った料理なんてそう思いつかないですよね。
私も「焼く」か、多めのオイルでにんにく、ピーマン、じゃがいもと合わせた「ししゃものアヒージョ」くらいしかレパートリーがありません。
そこで、ししゃも好きな尾田さんに、いつも家で食べているレシピを教えてもらいました! 目からウロコの簡単さ!ですよ。
もずく酢を使うから計量、調味必要なし! ししゃものマリネ
null材料(2人分)
ししゃも…6本
トマト…1/4個
きゅうり…1/2本
新玉ねぎ…1/4個
みょうが…1本
もずく酢…1パック
作り方
(1)トマトは角切りにし、きゅうりは乱切りにする。新玉ねぎは薄切りにする。みょうがは輪切りにする。
(2)ししゃもを焼く。
(3)器に並べモズク酢をかける。トマト、きゅうり、新玉ねぎ、みょうがを散らす。
※新玉ねぎがないときはサラダ玉ねぎに。子どものいる家庭は玉ねぎなしでも。
濃い目の味付けだからごはんにぴったり! ししゃもとアスパラのバターポン酢炒め
null材料(2人分)
ししゃも、アスパラガス…各4本
しょうがのすりおろし(市販のチューブ)…小さじ1
バター…20g
ポン酢…大さじ1
作り方
(1)アスパラガスは茎を2㎝ほど切り落とす。固ければピーラーで皮をそぐ。
(2)フライパンにバターを熱し、バターが溶けたらししゃも、アスパラガスを焼く。
(3)ししゃもに火が通ったら火を止め、ポン酢、すりおろししょうがを加え、全体になじませる。
豆腐と合わせてボリュームアップ! ししゃもとパクチーの白和え
null材料(2人分)
ししゃも…4本
パクチー…1/2束
絹豆腐…1/2丁
みそ、みりん…各小さじ2
ラー油…適量
作り方
(1)ししゃもは焼き、食べやすい大きさに手でさく。パクチーは長さ2cmほどに切る。
(2)絹豆腐は手で絞り、水気をきる。
(3)鉢などに1と2、みそ、みりんを加え、混ぜ合わせる。
(4)ラー油をかける。
※「パクチー苦手!」という人は、ブロッコリースプラウトやかいわれ、クレソン、三つ葉などに変えてください。
ワインじゃなくて日本酒と!ししゃもの和風アクアパッツァ
null材料
ししゃも…6本
ミニトマト…4個
しいたけ…3個
ごま油…大さじ2
日本酒…大さじ3
こしょう…適量
小ねぎ(小口切り)…大さじ1
作り方
(1)ミニトマトは2等分にし、しいたけは薄切りにする。
(2)鍋にししゃもと(1)を入れ、ごま油、日本酒を加え、ふたをし、5分火にかける。
(3)器に盛り、こしょうをかけ、小ねぎを散らす。
ししゃもレシピ、いかがでしたか?
こんなにも料理に使えるなんて、ちょっと驚きですよね。ぜひ、今日の献立に取り入れてみてください。
【取材協力】
尾田衣子
料理家。料理教室「アシェット ド キヌ」主宰。大学卒業後、一般企業に就職するも、料理好きが高じて、働きながらクッキングスクールに通う。その後、ル・コルドン・ブルー東京校、イタリア留学を経て、東京・西荻窪で料理教室を開く。柑橘料理・薬味マニアとしても知られ、著書に『薬味食堂』(朝日新聞出版)、『柑橘料理の本』(オーバーラップ)がある。塩レモンに続く、人気手作り万能調味料「みりんレモン」の発案者。