「アウトドアスパイス」をかけるだけで味が決まる!
null「アウトドアスパイス」と聞くとピンとこない方でも、「『クレイジーソルト』のようなもの」といえばなじみ深いかもしれません。メーカーによって、さまざまなスパイス類、塩、砂糖、香味野菜などがミックスされた万能調味料で、まさに“かけるだけ”でおいしく仕上がるから「調味料はこれしか持っていかない」というキャンパーもいるほど。
ただ、味が決まり過ぎるがゆえに、どう活用すればいいのかわからないという贅沢すぎる悩みが記者にはありました。そこで『チャムス』さんへ突撃したというわけです。
『チャムス』の「オリジナルスパイス」がお気に入りな理由
いろいろある中でも特に『チャムス』の「オリジナルスパイス」が気に入っています。なぜなら自然由来の素材でつくられているうえに、4歳の娘も食べやすい「MILD」(マイルド)と、刺激がほしいときに便利な「HOT」(ホット)の2種があって、味付けの変化を楽しめるから。
「そもそもこのスパイスは、料理好きの代表の発想で生まれました。自然由来のものだけでつくったのは、こだわりの一つ。キャンプは家族で楽しむものでもありますし、お子さまにも安心して食べていただきたくって。
だから野菜の旨みをきかせて、素材の味を生かせる、どんな食材にも合うような配合で開発しました。手軽に使えて、いつもの料理をワンランクアップ出来ると思います」(以下すべて、『チャムス』企画・田村さん)
ふだんの朝食やランチにも! 3つのアレンジレシピ
null今回は「MILD」を使用。子どもも食べやすく、なおかつ朝食やさっとすませたいランチにも活用できる「ホットサンド」と、子どもと一緒につくるのも楽しい「サルシッチャ」「オニオンブレッド」という3つのレシピを教えていただきました。
アウトドアスパイス香る「ツナマヨホットサンド」
ホットサンドはさまざまな具材で楽しめるうえに、パンをギュッとプレスすることでサンドイッチより具材がこぼれにくいようで、幼児も食べやすいメニューの一つ。わが家は、キャンプだけでなく、普段の朝食でもよくつくります。
ツナマヨもホットサンドに重宝する具材ですが、なるほど!そこにアウトドアスパイスを加えるだけで、いろいろなハーブやら調味料やらを用意しなくても、香りも味わいもグッと広がります。また、アウトドアスパイス自体に塩が入っているから、ツナやバターは無塩がおすすめとのこと。
ちなみにホットサンドクッカーがない場合は、熱したフライパンにバターをひき、両面を弱火で焼けばOK。
「パンの焼き加減によって香ばしさが変わりますよ。フライ返しなどで軽く押さえて焼くと、カリッと仕上がります」
<材料>(2人分)
無塩ツナ缶・・・1缶
マヨネーズ・・・大さじ1と1/2(20g)
アウトドアスパイス(マイルド)・・・小さじ1強(4g)
チェダーチーズ・・・大さじ1強(10g)もしくはスライス状のもの1枚
無塩バター・・・小さじ1強(5g)
食パン(6枚切りがおすすめ)・・・2枚
<つくり方>
(1)ツナ缶に、マヨネーズ、スパイスを合わせて混ぜる。
(2)食パンに1とチェダーチーズを挟む。
(3)ホットサンドクッカーにバターをひき、2を挟み弱火で両面焼く。
ひき肉に混ぜて焼くだけ「スパイシーサルシッチャ」
「サルシッチャ」ってご存じですか? イタリア語で「腸詰め」という意味で、スパイスやハーブと肉を腸詰めにしたものをいうそうです。つまりはソーセージのようなもの。ソーセージといえば子どもの大好物としてもよく挙がりますが、市販のものだと添加物が気になって……。買うときは、いつもパッケージと睨めっこしています。
ところがこのレシピなら、自然由来のものだけで作られたアウトドアスパイスとひき肉を混ぜて成形して焼くだけ。とっても簡単なうえに、安心して食べられるのがうれしい。
「肉とスパイスをよく混ぜて、成形するときは空気を抜くと崩れにくいです。ちなみに、オリジナルスパイスの『HOT』ならチョリソーのように。お子さまも一緒に食べるなら『MILD』がおすすめです」
<材料>(2人分)
合い挽き肉・・・200g
アウトドアスパイス(マイルド)・・・小さじ3(6g)
<つくり方>
(1)肉とスパイスを合わせ、粘りが出るまで混ぜる。ラップに包み、チョリソーの形に成形する。
(2)フライパンに少量の油(分量外)をしき、中火でしっかり焼く。
フライパンで「オニオンブレッド」
スーパーでも手に入る材料を使って、風味のよいオニオンブレッドも焼けます。ちなみに記者宅にはオーブンがありませんが、このパンは「フライパンでも焼けます!」とのこと。とってもシンプルなレシピなので、早速作ってみました。
<材料>(2人分)
玉ねぎ・・・1/8個
無塩バター・・・3g
強力粉・・・115g
アウトドアスパイス(マイルド)・・・小さじ1強(4g)
(A)
ドライイースト・・・1g
砂糖・・・小さじ1強(4g)
ぬるま湯(人肌程度)・・・75cc
<つくり方>
(1)熱したフライパンにバター、スライスした玉ねぎを入れ、飴色になるまで炒める。
「バターのコクと旨みがポイントですが、無塩バターの代わりに、オリーブオイルや米油など、他のオイルで代用してもOKです」
(2)(A)の材料をボウルに合わせ混ぜておく。
(3)ジッパー付き保存袋またはボウルに強力粉、スパイスを入れ、混ぜて(A)を全て流し入れる。
(4)しっかりこねて生地がまとまってきたら1を加えて混ぜ込む。
「生地が手につかなくなるまで、しっかりこねるのがポイントです。ジッパー付き保存袋の場合は、揉むようにしっかりこねてくださいね」
(5)丸く成形して、クッキングシートを敷いたフライパンにのせる。蓋をして、温かい場所で30~40分発酵させる。
「フライパンの代わりにスキレットで焼く場合は、スキレットにクッキングシートを敷き、生地を入れて、スキレットのサイズに生地を伸ばします。そしてアルミホイルで蓋をして、1時間ほど温かい場所で発酵させましょう」
(6)生地が発酵したら、軽く平らに潰して蓋をして、ごく弱火で15分焼く。
「スキレットで焼く場合は、アルミホイルで蓋をして弱火で13分、ひっくり返して7〜8分焼けばOKです」
(7)15分経ち、焼き色がついたらひっくり返して約10分焼く。荒熱がとれたら出来あがり。
「火が強いとすぐに色がつくので、極弱火で焼くのがポイントです。オーブンを使う場合は200度で15~20分焼けば完成です」
焼きたてを頬張ると、玉ねぎの甘〜い香りにスパイスのアクセントが効いています。パンはほとんど作ったことのない記者でも、簡単に出来ました。次回は4歳の娘にこねるところから参加してもらってもよさそうです。
やっちゃった…フライパンでスキレットのように焼きあげるのは難しい!
スキレットで焼くようなオニオンブレッドに憧れて、生地を小分けにせず焼いてみました。
が!直径20cmほどのフライパンでは、この生地は足りなかったよう……。思っていた焼きあがり(下写真)とは程遠く、上下だけこんがり。ペターッとした「おやき」のようなルックスに。
ただ、味わいとしては、小分けにしたときよりもちもち感が増して、味はちゃんとおいしかったです。
アウトドアスパイスは、まだまだ使える!
nullさて、実はこのほかにも、このアウトドアスパイスをもっともっと活用するレシピがあります。その続きは、アウトドア好きが集まるウェブメディア「BE-PAL.NET」へ! どれも混ぜるだけ、漬け込むだけと簡単ながら、子どもも大人も一緒に楽しめるメニューです。時間がない日の夕食や朝食にもおすすめ! まずは1本、気になるアウトドアスパイスを手に入れて、いろいろ使いこなしてみましょう。
『亀田の柿の種 チャムスオリジナルスパイス』 期間限定発売
このスパイスを、まずは味見してみたい。「オリジナルスパイス」の味が好きだ! キャンプにも似合うお酒のおつまみを探している……そんな人たちに朗報です。
『チャムス』と「亀田の柿の種」がコラボレーション。「オリジナルスパイス MILD」の味わいを再現した柿の種を、4月 17日(月)から5月末までの期間限定で、スーパーやコンビニで販売するそうです。ガーリック・オニオン・セロリといった香味野菜の旨みがクセになる味わい。ピーナッツとの相性もぴったりで、家族みんなで楽しめるおいしさです。
小分けパックには、『チャムス』のアイコンであるブービーバードとその仲間をあしらった、7種の柄をランダムにアソート。見た目にもこころ踊るスナックです。
キャンプに、日々の食卓に、お楽しみのスナックにと、幅広く活躍するアウトドアスパイス。どうぞ楽しんでみてくださいね。
【取材協力】
チャムス
朝ランが日課の編集者・ライター、女児の母。目標は「走れるおばあちゃん」。料理・暮らし・アウトドアなどの企画を編集・執筆しています。インスタグラム→@yuknote