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台湾ローカル食堂の絶品「おつまみ春巻き」が簡単に!台湾通ライターが教えてくれた美味レシピ【台湾妄想旅ごはん#3】

気分も開放的になってくる季節。旅になかなか行けない日々が続き、ウズウズしている人も多いのでは!? いつもとはひと味違うその土地ならではのごはんが楽しめるのは旅のいちばんの醍醐味。

そこでご提案! 異国風味なごはんをさくっと作って、食べて……自宅にいながら“旅欲”を満たしてみてはいかがでしょうか? 台湾渡航歴は40回以上、台湾ごはん愛にあふれる弾丸トラベライターの門司紀子が「台湾妄想旅ごはん」レシピを紹介する、プチ連載の3回目。

台湾食堂の「小菜(シャオツァイ)」。絶品歯ごたえの春巻きを再現!

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台湾の奥深い食文化に魅了され、2019年は15回も、さくっとごはんを食べに台北に日帰り弾丸で通っていた私。

過去2回の連載では、台湾の鉄板朝ごはんレシピをご紹介しましたが、今回は「おつまみ春巻き」を。

台湾の食堂やレストランには「小菜(シャオツァイ)」と呼ばれるおつまみや前菜的な小皿料理が棚にずらりと用意され、好きなものをセルフでとって楽しむスタイルが一般的。

今回ご紹介する「おつまみ春巻き」は、ローカル食堂で出合ったそんな小皿、揚げ物的小菜のアレンジです。現地では、えびとクワイが入ったサクサクとした食感が楽しい1品。それを、スーパーで手軽に手に入る食材でアレンジしてみました。

甘みのあるタレとからしを添えて、ビールがどんぴしゃに合うちょっぴりジャンクなおいしさに! 台湾風味を添えるスパイス・五香粉の風味も控えめなので、子どもと一緒にも楽しめる一品です。

「どこが台湾!?」と思われる台湾通の方もいらっしゃるかもしれません。たしかに”台湾風“の完全なる妄想レシピなのですが、サクサク感と具材のバランス、台湾をほんのり感じる味付けが絶妙で、食べてもらった友人からも大好評なので、ぜひ紹介させてください(笑)!

これは、台北の永楽市場横にある「金仙魚丸分店」で、ローカルさんたちがこぞって頼んでいた「えびとクワイの春巻き風」の揚げ物。ひと口食べてすぐ「頼んでよかった!最高!」と叫びたくなるくらい美味しかったんです!

【台湾妄想ごはん 】 カニカマの「おつまみ春巻き」

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【材料】ミニ春巻き8本分

カニカマ       5~6本
たけのこの水煮    50g
春巻きの皮      2枚

<A>
酒          大さじ1
しょうゆ       小さじ1/4
五香粉        小さじ1/2
きび砂糖       小さじ1/2

油(揚げ用。サラダ油、菜種油、キャノーラ油、米油など)        適量

<つけだれ>
中濃ソース      大さじ1
きび砂糖       小さじ1/2

からし        適量

 

【作り方】

(1) カニカマは、1本を横6等分に切る。たけのこの水煮は5mm程度の角切りに。鍋に<A>を入れ、カニカマとたけのこを水分がなくなるまで炒め煮して、下味をつける。

(2)春巻きの皮は、1枚を4等分の小さい正方形に切る。裏面に(1)の具材をのせ、春巻きを巻く要領でくるっと巻き、水をつけて端を留める。

(3) 小鍋またはフライパンに深さ1cmくらいになる量の揚げ油を入れて熱し、油が温まったら弱火にして(2)で作った春巻きを揚げていく。キツネ色になったらひっくり返し、ムラがないよう揚がったら、キッチンペーパーをしいた皿にあげて油をきる。

(4)つけだれとしてきび砂糖を加えて甘くしたソースと、からしを皿に添えて。

厚み1.5cm程度のミニ春巻きなので、深さのある小鍋に揚げ油少なめでOK。油が少なめなので、油ハネも最小限に抑えられ、後処理にも困らないですよ。

さらに…!カニカマ×パイナップルの、ひねりアレンジもおすすめ

材料は「たけのこの水煮」の代わりに「パイナップル」を使うだけ。パイナップルは生の果実でも、缶詰でも、パック売りされているものでもなんでもOK。たけのこ同様に5mm程度の角切りにして、カニカマとともに軽く炒め煮し、皮に包んで揚げるだけ。

カニカマの塩気とパイナップルの甘みで、魅惑のあまじょっぱ味に!

自宅で簡単に作れるレシピ本を作りました!

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できることなら今すぐ台湾に行って、現地のごはんを存分に楽しみたい……でも今は、自宅で台湾“風”ごはんを気軽に楽しめるアイディアを皆さんに紹介したい! そんな思いでまとめたレシピ本が、発売になりました。

旅になかなか自由に行けない今だからこそ、自宅で楽しく作って食べて“台湾食い倒れ旅”気分を味わっていただけたらうれしいです。

『弾丸トラベライターの台湾妄想旅ごはん』門司紀子/著 1,300円(税別)小学館

「スーパーで手に入る身近な調味料や食材を使って、時短かつ簡単においしく」にこだわった計80品を掲載。
現地で出合った忘れられない味の再現から、和食を台湾風に味変したもの、台湾にありそうでない台湾インスパイアの完全妄想レシピ……料理家ではない、台湾好きの料理愛好家ならではの視点で作った、簡単お手軽プロセスのものがほとんどです。

台湾に行ったことがある方もまだ未体験の方も、ぜひ台湾「風」の味、ご自宅で作ってみてください!


門司紀子

フリーランスエディター&ライターとして『Oggi』や『美的』などで企画・撮影ディレクション・執筆を担当。担当する記事はビューティ関連をメインに、食、料理、旅、ファッション、ゴルフまで多岐にわたる。強靭な胃腸をもつ食いしん坊がゆえ、趣味は弾丸食い倒れ旅。Instagramアカウントは@norikomonji

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がkufuraに還元されることがあります。

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