1品で大満足!鹹豆漿(シェンドウジャン)で、 台湾妄想朝ごはん
null台湾の奥深い食文化に魅了され、2019年は15回も、さくっとごはんを食べに台北に日帰り弾丸で通っていた私。
旅の最初になにがなんでも外せないのはやっぱり朝ごはん。外食文化の台湾では、早朝からお昼前までオープンする朝ごはん専門店も多数あり、多彩な朝ごはんが楽しめるんです。
その朝ごはんの中でもとくに印象深かった、何度もリピートしている味がこちら!鹹豆漿(シェンドウジャン)です。
東京にある台湾の朝ごはん専門店が昨今話題になっていますが、各店でも看板メニューになっているほどメジャーな一品です。
新鮮な豆乳を使ったおぼろ状になったスープの中に、干しえびや搾菜、油條(揚げパン)などが入っていて、とってもヘルシーでカラダに染みわたる美味しさ。調味料を入れた碗に無調整豆乳を注ぎ、トッピングを添えるだけなので、思ったよりも簡単に作れるのが魅力です。
【台湾妄想朝ごはん その1】 鹹豆漿(シェンドウジャン)
null【材料】1人前
無調整豆乳 200ml
<A>
黒酢 大さじ1
しょうゆ 小さじ1/2
液体白だし 小さじ1/2
干し桜えび 約2g(ひとつまみ程度)
ザーサイ(細かく刻む)10g(刻んだ状態で小さじ1程度)
<トッピング用>
青ネギ 適量
パクチー(好みで) 適量
フォカッチャ(フランスパン、油麩で代用も可) 少々
油(揚げ用) 適量
ラー油 少々
【作り方】
(1)どんぶりに<A>を入れておく。干し桜えびはトッピング用に少しよけておく。
(2)フォカッチャはひと口大にカットし、鍋または小さいフライパンを使い少量の油でカリッとキツネ色になるまで揚げ焼きし、キッチンペーパーの上にあげて油を切っておく。
(3)鍋で無調整豆乳を温める。沸騰する直前、フツフツしてくるくらいで火を止め、(1)のどんぶりにジャーっと勢いよく注ぐ。
(4)上に青ネギ、パクチー、残しておいた干し桜えび、(2)、ラー油をトッピング。
・豆乳は必ず無調整豆乳を使って。調味料+具材を入れたどんぶりに温めた豆乳を手早く注ぐと、豆乳が徐々に固まってきてホロホロ食感に。
・調味料の基本は黒酢としょうゆですが、液体の白だしを少量加えることで風味がアップします。
・黒酢、しょうゆ、液体白だしのバランスによって、食感や風味に変化が。この分量は私が何度も試作してたどり着いた私的好みのバランスですが、黒酢を多めにしてもう少し豆腐に近い食感にしたり、好みで調整して自分好みのバランスを模索してみるのもおすすめです。
・台湾では「油條」という揚げパンがのっていますが、手に入りにくいうえ買うと大量であまりがち。手作りするのもハードルが高いので、今回はフォカッチャを揚げて代用。Pasco「超熟 フォカッチャ」が再現性高めでお気に入りです!
もっと“台湾風”ごはんを楽しみたい人に! 自宅で簡単に作れるレシピ本を作りました!
nullできることなら今すぐ台湾に行って、現地のごはんを存分に楽しみたい……でも今は、自宅で台湾“風”ごはんを気軽に楽しめるアイディアを皆さんに紹介したい! そんな思いでまとめたレシピ本が、6月15日に発売になりました。
旅になかなか自由に行けない今だからこそ、自宅で楽しく作って食べて“台湾食い倒れ旅”気分を味わっていただけたらうれしいです。
『弾丸トラベライターの台湾妄想旅ごはん』門司紀子/著 1,300円(税別)小学館
「スーパーで手に入る身近な調味料や食材を使って、時短かつ簡単においしく」にこだわった計80品を掲載。
現地で出合った忘れられない味の再現から、和食を台湾風に味変したもの、台湾にありそうでない台湾インスパイアの完全妄想レシピ……料理家ではない、台湾好きの料理愛好家ならではの視点で作った、簡単お手軽プロセスのものがほとんどです。
台湾に行ったことがある方もまだ未体験の方も、ぜひ台湾「風」の味、ご自宅で作ってみてください!
【視聴無料!オンライン“クッキングライブ”イベント開催】
この本の発売を記念して、弾丸トラベライター・門司紀子×誠品生活 日本橋のコラボクッキング&トークライブが開催されます!
6月19日(土)19:00~20:30
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詳細は誠品生活 日本橋の特設ページまで。
門司紀子
フリーランスエディター&ライターとして『Oggi』や『美的』などで企画・撮影ディレクション・執筆を担当。担当する記事はビューティ関連をメインに、食、料理、旅、ファッション、ゴルフまで多岐にわたる。強靭な胃腸をもつ食いしん坊がゆえ、趣味は弾丸食い倒れ旅。Instagramアカウントは@norikomonji