おかずの残り、野菜のつけもの、目玉焼き、なにをのせてもOK!
nullごはんの上に、冷蔵庫にあるものを適当にのせてガーッと混ぜながら食べる(なんなら、お箸じゃなくてスプーンで!)……そんな食べ方の延長上にあるのが“三色弁当”です。のせるものは何でもいい。バランスを良くするコツといえば「濃い味と薄い味を両方入れる」「野菜は必ずのせる」ホントにそのくらいで。
……と教えてくれたのは、食関係のエディターで雑誌の連載やインスタでも大人気のツレヅレハナコさん。この「三色弁当」は、自身が作るお弁当の中でも「マイスタンダード」というくらいの定番パターンだそう。お弁当のおかずを考えることにちょっと疲れたとき「今日は三色弁当にする!」って決めてしまうと、気持ちがちょっとラクになりそうですね。
今回はツレヅレハナコさんの「三色弁当」の組み合わせを4つご紹介します(それぞれのレシピの詳しい作り方は、文末で紹介している『ツレヅレハナコのじぶん弁当』に掲載されています)。
(1)バターいり卵 × ナンプラーピーマン × みそ鶏そぼろ
定番のそぼろ弁当をひとひねりした組み合わせ。見た目は普通の三色弁当ですが、バターやナンプラーを使うことで、ちょっとパンチを加えています。
【バターいり卵】
容器に卵を溶き、塩、みりんを加え混ぜる。フライパンを熱してバターを入れ、半分ほど溶けたら卵を入れて菜箸でほぐしながら炒める。
【ナンプラーピーマン】
ピーマンは細切りに。フライパンにゴマ油を熱してピーマンを入れてサッと炒め、ナンプラーを加える。
【みそ鶏そぼろ】
鍋に鶏ひき肉、調味料(酒、みそ、みりん、おろししょうが)を入れ、菜箸でほぐしながら火にかける。肉の色が変わり、水分がほぼなくなったら火を止める。
(2)塩なめたけ×鶏の照り焼き×にんじんの塩もみ
鶏の照り焼きはごはんがすすむテッパンおかず!塩なめたけは作っておくと常備菜になりますよ。
【塩なめたけ】
鍋に、軸を切ってほぐしたえのき、酒を入れ、弱火で炒める。しんなりしたら塩、おろししょうがを入れ、汁けがなくなるまで炒める。
【にんじんの塩もみ】
にんじん(せん切り)に塩少々をふり、10分ほどおいて軽く水分をしぼる。
【鶏の照り焼き】
フライパンにサラダ油を熱し、鶏もも肉を皮目から入れ、ふたをして約3分焼く。カリっと焼けたら裏返し、ふたをして1分ほど焼き、混ぜ合わせた調味料(酒、しょうゆ、はちみつ)を加える。
(3)小松菜じゃこみそ和え×ゆで卵×豚の香味炒め
香味野菜をたっぷり使うと冷めてもおいしい。ゆで卵を並べると彩りもアップします!
【小松菜じゃこみそ和え】
小松菜は、サッとゆでて食べやすく切る。器に調味料(みそ、みりん、ちりめんじゃこ)を混ぜ合わせ、小松菜を和える。
【ゆで卵】
たっぷりの量の沸かした湯に、卵(殻底に穴をあけておく)を入れる。表面がポコポコと泡立つ程度の中火にし、8分ゆでたらすぐ冷水にとる。
【豚の香味炒め】
器に調味料(おろししょうが、塩、こしょう、酒、鶏ガラスープの素、片栗粉)を混ぜておく。フライパンにごま油を熱し、豚肉(小間切れ肉)を入れてサッと炒めたら、長ねぎ、合わせた調味料を加えて、さらに炒める。
(4)ゆでいんげん×牛トマト炒め×オムレツ
牛肉とトマトを炒めるとトマトがソースになるんです!シンプルにオムレツと合わせるのが好相性です。
【ゆでいんげん】
さっと塩ゆでし、小口切りにする。
【牛トマト炒め】
フライパンにオリーブオイルを熱し、牛肉(切り落とし)、トマトを炒める。肉の色が変わったら、調味料(しょうゆ、みりん)を入れて煮からめる。
【オムレツ】
器に卵を溶きほぐし、牛乳、塩、こしょうを加え混ぜる。小さめのフライパンにオリーブオイルを中火で熱し、卵液を一気に入れる。ゴムべらで半熟状にまとめながら、フライパンのへりを使ってオムレツ型にととのえる。
卵を愛するツレヅレハナコさん流「基本のぷるぷる卵焼き」の作り方!
nullお弁当といえば、なんといっても「卵」が欠かせません! とにかく「卵愛」がハンパないツレヅレハナコさんに、kufuraが教えてもらった、基本の卵焼きのつくり方がこちら。ゴムベラを使えば、カンタン&きれいな卵焼きになりますよ。
【ツレハナ流・卵焼き】
ボウルに卵を解きほぐし、調味料(塩、水またはだし汁、みりん)を加えて混ぜる。卵焼き器にサラダ油を中火で熱し、卵液の1/3を流し入れる。ゴムべらでさっくり混ぜながら手前へぎゅっと寄せて、芯を作る。
残りの卵液の1/2を空いたスペースに入れ、まんべんなく流したら芯を持ち上げて下にも流す。かたまってきたら、半熟のまま手前から奥に折りたたむ。残りの卵液も同様にして焼き、仕上げにすべての面を焼き付ける。
ツレハナさんのお弁当レシピをもっと知りたい人は……
常備菜でつくる「朝5分弁当」、卵を愛するがゆえに種類も豊富な「たまご偏愛弁当」など、「こういうお弁当が食べたかった!」と心から思えるお弁当がたっぷり載ってます。ツレハナさんのお弁当箱コレクションなど、読み物も楽しい!
1,188円(税込) 小学館