現金の場合とプレゼントの場合は金額は変わる?
null現金でのお祝いも、プレゼントの場合も、目安となる金額はあまり差がないと考えてよいでしょう。赤ちゃんへのプレゼントの品物は意外と値が張るものです。思うような品物を贈ろうとすると、予算オーバーになることも多いと思います。そのため、予算と折り合いをつけやすいカタログギフトやギフト券を選ぶ人も増えているようです。
初産のときはなにもかも一から揃えることになりますし、かわいい赤ちゃんの用品のプレゼントもうれしいものですが、第2子からは現金のほうがありがたいという人も多いかもしれませんね。
現金を贈る場合は、死、苦を連想させる「4」「9」という数字を避けなければならないという点だけご注意を。
また、近年では電子マネーや通販サイトで使えるポイントでお祝いを贈ることもできるようになりました。赤ちゃんがいる家庭ではネット通販が大活躍することも多いため、喜ばれることも多いのではないでしょうか。友人同士など、カジュアルなお祝いのやり取りでは特に便利なものです。
より礼儀や慣習が気になる親族への出産祝い
null親族に現金を贈る場合、包む金額については悩む人が多いものです。お祝いを渡すのが自分の親族であっても、配偶者やさらにその親族もいるので、やはり、礼儀は尽くしたいのが本音ですね。
一般的に親族は、友人などの場合に比べてお祝いを多めに包むのが基本となっています。しかし、高額すぎるお祝いは相手が戸惑ってしまいますし、少ないと思われるのも困ります。地方や家ごとの風習によっても金額は変わりますので、ここでご紹介する金額はあくまで一般的な目安だと考えて下さい。
(1)赤ちゃんの祖父母から
贈る出産祝いの金額は、50,000~100,000円が相場となっています。おじいちゃま、おばあちゃまにとって孫の誕生はとりわけ嬉しいものです。そのあとに迎える初節句なども祖父母の出番が多いもの。「笑顔の出費」が重なりそうです。
(2)赤ちゃんの親の兄弟姉妹から
甥・姪が産まれた場合の出産祝いは、10,000~50,000円が相場です。金額に幅があるのは贈る側の年齢によっても差があるためです。お互いの気持ちもお財布事情も解りあえる仲ですし、産まれてきた甥・姪とはこのあともお付き合いが続くのですから、無理をせずに金額を決めるとよいでしょう。
(3)赤ちゃんの親のいとこや甥姪、叔父叔母などから
近い親戚にあたる人に出産祝いを贈る場合の相場は、30,000~50,000円となります。親族といっても人により関係性には違いがあるものです。普段の親交の深さを目安に贈る金額を決めると良いでしょう。
また、普段のおつきあいの深さにかかわらず、それまでに自分が出産祝いをもらっている場合は同等の金額にしなければなりません。
友人への出産祝いの相場
null出産祝いを現金で渡すより、かわいらしいプレゼントを贈りたい人も多いでしょう。しかし現金は相手にとって有効に使ってもらえるというメリットがあります。どちらを選んだとしても、心を込めて贈りたいものです。
友人への出産祝いの目安は3,000~10,000円とされていますが、3,000円をご祝儀袋に入れて渡すのであれば、プレゼントを購入して贈るか、仲間を募ってグループでまとまった金額にして贈るのがおすすめです。
友人同士のグループで贈る場合は一人1,000円からスタートした金額を集めます。集まった金額に端数が出る場合は、プレゼントと併用するのもよいでしょう。
例えば9,000円集まったら、5,000円札に4,000円相当のプレゼント。13,000円集まったら、10,000円札と3,000円相当のプレゼントにするなど工夫すると、すっきりまとまります。
職場の人への出産祝いの相場
null(1)上司や先輩への出産祝い
上司や先輩への出産祝いは、5,000~10,000円が相場です。普段どれくらいお世話になっているか、社内での関係性などで金額を決めると良いでしょう。
これまで、上司や目上の人に現金や金券を贈るのは失礼とされていましたが、
(2)同僚や部下への出産祝い
3,000〜5,000円、連名では1人1,000円〜が目安です。この場合も相手との関係性で金額は異なります。上司から部下へ渡す場合は5,000円、同僚の場合は3,000〜5,000円にすることが多いようです。
どちらの場合も、事前に「出産は無事に済んだのか」、「母子ともに健康であるか」ということをできる範囲で確認した上で渡すことが望ましいでしょう。
赤ちゃんの親との関係性によってもお祝いの金額は変わりますし、それまでの会社内での慣習、親戚内でのやりとりなども影響してきます。金額に迷ったら、事情をよく知っている人に相談してみるのもひとつの方法です。