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理想は「実年齢マイナス5歳」!? 20~60代女性に聞く「何歳に見られたいか問題」

ふとした会話の中で言われる「若く見えるね」のひと言、うれしいけれど、どこか気になる“実年齢との差”。実際に「何歳に見られている?」そして「何歳に見られたい?」。そのギャップには、女性の本音や理想がたっぷり詰まっているのかもしれません。

そこで今回『kufura』では、20~60代の女性179名を対象にアンケート調査を実施しました。ちょっぴり気になる“見た目年齢”にまつわる、その「リアルな声」とは……?

見た目年齢、いくつに見られたい?

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まずは、人から「実年齢と比べて何歳に見られたい」と思うのか、その本音を聞いてみました。

  • 実年齢-10歳以上・・・15.1%(27人)
  • 実年齢-7~9歳・・・7.2%(13人)
  • 実年齢-4~6歳・・・29.3%(52人)
  • 実年齢-1~3歳・・・20.7%(37人)
  • 実年齢通り・・・22.4%(40人)
  • 実年齢+1~3歳・・・1.5%(3人)
  • 実年齢+4~6人・・・2.2%(4人)
  • 実年齢+7~9歳・・・1.1%(2人)
  • 実年齢+10歳以上・・・0.0%(0人)
  • その他・・・0.5%(1人)

アンケート結果を見てみると、やはり「実年齢よりもマイナス」を選んだ人は全体の70%超え! 上のグラフでは、青系が「実年齢より下」、緑が「実年齢通り」、黄系が「実年齢より上」となります。

マイナスの中で最も多かったのは「実年齢より4~6歳若く見られたい」という意見で全体の約3割。40歳なら35歳前後、50歳なら45歳前後……そうですよね、5歳マイナスだとかなり「若見え」感ありますよね。

「実年齢通りでいい」という人も意外と(?)多く2割超、さらに全体の約5%は「年上に見られたい」という意見となりました。ちなみに30代の筆者は常に若く見られたい派です(笑)。

「若く見られたい」の温度感も人によりそれぞれ

「いつまでも若く、元気な人に見られたい」(51歳/主婦/実年齢‐10歳以上)

「自分が40歳になったあたりから、その現実が受け入れられないから」(45歳/主婦/実年齢‐10歳以上)

「実際の歳を言った時にびっくりされて見えない若いって言われてみたい」(65歳/総務・人事・事務/実年齢‐10歳以上)

「老けたと自分自身が思いたくないから」(41歳/その他/実年齢‐10歳以上)

「あまりにも若く言われると、完全にお世辞になるから。ちょっと若く見られたら、信ぴょう性があって嬉しいと思う」(55歳/主婦/実年齢‐7~9歳)

「若く見られたほうがモチベーションが上がるから」(41歳/主婦/実年齢‐7~9歳)

「若く見られるなかで現実的な数字かなと」(37歳/主婦/実年齢‐4~6歳)

「夫が5つ下なので同じくらいに見られたい」(36歳/主婦/実年齢‐4~6歳)

「自分の中で40代はおばさんなので30代に見られたらうれしい」(43歳/主婦/実年齢‐4~6歳)

「若く見えすぎると子どもっぽいとみられていそうに感じる」(30歳/学生・フリーター/実年齢‐1~3歳)

「実年齢よりちょっと年下にみえるとなんとなくうれしい気がするから」(43歳/主婦/実年齢‐1~3歳)

「若く見られるとうれしい!」その気持ち、とてもわかります……。いつまでも若くいたいのが女心、年を重ねても元気で若く見られたいと思う人は少なくないようです。

また、40歳を過ぎると「年齢=老化」のイメージが強くなり、現実を受け入れたくない気持ちから、若々しい自分でいたいという人も。また、マイナス10歳など大幅に若く見られたいという人は50代以降が多く、1~3歳などちょっとだけ若見えするのがうれしいという人は30代~40代が多かったようです。

「年上に見られたい」にも意外な理由が

一方で、「年上に見られたい」という人も少数ながら存在します。そのワケを見ると、意外な理由がありました。

「年上に見られるのが好きだから」(63歳/その他/実年齢+4~6歳)

「かけ離れた年齢には見られたいと思わない。そぐわないと感じる」(69歳/学生・フリーター/実年齢+4~6歳)

「精神年齢は実年齢より若いと思うから、見た目は関係ない」(58歳/その他/実年齢+1~3歳)

「なめられないので良いと思う。つかめないイメージでいたい」(29歳/その他/実年齢+4~6歳)

見た目にはそれほどこだわらないから、という人や「若く見られてなめられたくない」というリアルな声も。若い男性から同様の意見を聞いたことがありますが、特に職場などでは「若い女性」であることが良いとも限らないと感じる場合もあるのかも。

実年齢通りに見られたい人も多数

上でも下でもなく、実年齢通りに見られたいという人は意外にもたくさん。その理由も、人によってさまざまでした。

「昔から童顔で、若く見られるのがコンプレックスなので」(41歳/主婦)

「上にも下にも見られたくない」(31歳/その他)

「一番自然だから」(26歳/デザイン関係)

「自分の生きてきた年齢に自信が持てるから」(51歳/主婦)

「年相応の対応をされたいから」(49歳/営業・販売)

理由として“自然体でいられる”ことを挙げる人が多数。老けて見られるのも嫌だけど、若作りしてるとも思われたくない……。そんな思いから、年を重ねた等身大の自分が1番だという声が見られました。

このほか、さきほどの「年上に見られたい」の意見と同様、年齢相応の方がそれに見合う対応をされる、という現実的な理由もあるようです。「無理せず自然体が一番」というスタンス、きっと共感する人も少なくないのでは?

ここまでは「どう見られたいか」、理想の部分についてお話ししました。しかし、理想と現実は違うもの。見られたい年齢と、実際に人から何歳くらいに見られているかはギャップがあることもあります。

次回は、「実年齢より上に見られる/下に見られる」人たちそれぞれの意見を見ていきましょう。

 

三木ちな
三木ちな

WEBライターとして、主にくらしや節約などの記事を手掛ける。趣味は節約と貯蓄で、業務スーパー歴20年のマニア。

仙台市出身で、現在は埼玉県在住。3人の子どもと夫との5人暮らし。クリンネスト1級、節約生活スペシャリスト、整理収納アドバイザー1級、腸活アドバイザーの資格をもつ。

X(旧Twitter)はこちら→@natsumama0805

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