甘くキュートはもう卒業済み…。「甘め」のアクセントがついたアイテム
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「丸い襟がついた服。シルエットが可愛すぎて抵抗がある」(49歳女性/総務・人事・事務)
「ポンチョ。結構前に流行った際に買って持っているが、今いざ着ようとなると勇気がいる。歳を重ねるとなおさらふわりとしたかわいい系の服は着にくい」(30歳女性/学生・フリーター)
「大きなリボンのついたブラウス。キュート系は今の流行りではないと思ったので」(53歳女性/主婦)
「前で結ぶビッグリボンがついたトップス。今着るとちょっと恥ずかしい」(50歳女性/主婦)
「フリルのついたセーター。年齢的にも難しい気がするから」(57歳女性/その他)
「ひらひらのレースのついたトップス」(37歳女性/主婦)
今回のアンケートで特に多く目立ったのが、トップスやボトムスなどのジャンルに限らず、ファッションの甘い要素に抵抗があるという声でした。中でも、リボンなど可愛らしさのイメージに直結するアイテムが付いていると、流行や気分の山が過ぎた今の着こなしに苦労するのかも……?
なかには「花柄スカート。流行っていた時に柄の可愛らしさに魅かれて買いました。しかし今はそれが古く見えてしまうのでは……と思いつつ、かなり奮発して買ったので手放せず、家のどこかにあります」(53歳女性/総務・人事・事務)と、実際に着るかはさておいて、手放せずに残している人もいるようでした。
歳を重ねる中で違和感が…。「あの時の定番」アイテム
null「デニムのスリムスカート。昔はよく履いていたが、歩きづらいし体のラインがキレイに見えなくなってきた」(58歳女性/その他)
「厚底サンダル。いざという時に子どもを追いかけ回せないので、もう履かない」(32歳女性/主婦)
「色の濃い服。今はニュアンスカラーや淡い色が主流だと思うし、濃い色の服を着ると年齢的に老けて見えてしまう」(52歳女性/その他)
「花柄のミニ丈のワンピース。歳も取り、太ってしまってミニがはけなくなってしまった」(54歳女性/その他)
次に目立ったのが短さやタイトさが特徴のアイテムでした。露出部分が多い丈の短さや、体のラインを拾いやすいタイトめの服など若い時に着こなしていた流行りのアイテムでも、体型などの変化で違和感が生じて着るかどうか迷う人が多い様子。
「ショート丈のTシャツ。30歳になった今、年齢的に着ても違和感がないか気になる」(30歳女性/その他)や「ハーフパンツ。40代に入ってから気恥ずかしくなってきた」(43歳女性/主婦)というように、30代・40代を境に生まれる悩みなのかもしれません。
でも、どんな洋服にも年齢制限なんてあってないようなもの! 自分が心地良いと感じられるファッションを選んでいきたいものですね。
あの時は確かに流行っていた…!「それ懐かしい」系アイテム
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「ビスチェやジレ。ワンテンポ遅い気がする」(45歳女性/総務・人事・事務)
「ガウチョパンツ。あまり履いている人を見なくなり流行が去ったと思うから」(53歳女性/総務・人事・事務)
「リアルファー付きフードのコート。動物保護の観点から最近は買うのもやめている」(57歳女性/主婦)
「マーメイドスカート。着こなしも難しい」(51歳女性/主婦)
「モフモフのロシアン帽子。流行りにのって買ったはいいものの、普段の服装と合わせづらく持て余している。このままタンスの肥やしと化しそう」(32歳女性/総務・人事・事務)
「レギンス。大流行していたし脚を隠せるので愛用していたが、今だと古臭い印象がある」(43歳女性/主婦)
少し前には確実に流行っていたものの、ちょっと懐かしくも思えるアイテム名も多くあげられました。特にボトムスのシルエットは近年では太めが主流になりました。とはいっても流行はめぐるものなので、いつ再ブームが起こるかは予知できないもの。保管するスペースが許す限りその時のために取っておくというのもありかもしれませんね。
今回は、「以前流行っていたけど今年着るのはどうか」と迷っているファッションアイテムについてお届けしました。日々慌ただしくしているうちに流行りと時差が生まれて「あれ!?」と違和感を感じたり、「浮いていないか」心配になって自信が持てなくなってしまったり……。オシャレに関するお悩みも尽きることはなさそうですが、ファッションは正解や流行りよりも自分らしさや心地の良さを優先にしたいもの。自分自身を好きと思えるお洒落を楽しんでいけたら良いですね!

三上 六花(みかみ ろっか)。ライター。
美容ジャーナリストのアシスタントを経て独立。持ち前の旺盛な好奇心をアンテナに美容ワールドを探索中。
映画と漫画をこよなく愛し、帰宅後は隙あらば即エンタメタイムの多趣味人。週に15番組ほど聴く、生粋のラジオリスナー。