服がハンガーから落ちるのを、防いでくれる為のヒモだけど…
null襟ぐりの広いニットやブラウスについてる、この「細ヒモ」、どうしてますか。先日、kufura編集部で「このヒモってなんのためにあるの?」と、話題が盛り上がりました。
このヒモ、お店で洋服をハンガーに吊るしておくときに、服の落下を防ぐためのものなんです。
ZARAやユニクロなど、広い店舗でしかもサイズが豊富な店では、お客さんが自分で出し入れしていると、服がハンガーからズリ落ちてしまいがち。それをいちいち店員さんが掛け直すだけでも大変な手間ですよね。
そこで、この細ヒモ。ハンガーにこんな風にかけることで、服の落下を防いでくれます。ただ、これってあくまでもお店での陳列を助けてくれるためのものなんですよね。
でもこの2枚。実は私はヒモを切らずに着ていたのですが、襟ぐりからチョロっとヒモが出てるのを「ヒモ、出てますけど……」と指摘されて、恥ずかしい思いをしたことが数度あり。
そこで、どうするのが正解なのか、洋服のプロ・数々の女性誌で活躍中のスタイリスト、高橋裕美さんに聞いてみたところ……
「私は服を買ってすぐに、ヒモは切ってます。こういうヒモはファストファッション系のお店に多くて、ニットやワンピースに結構付いてますよね。ただ、せっかく上品見えする、感じのいいアイテムを選んでも、着てるときにこのヒモが見えてしまうとオシャレ度が半減です。収納に不便かもと感じるなら、滑らないハンガーを導入することをオススメします」
……ですよね。切りましょう、すぐに!
ヒモ、切りました!
ということで、スタイリストさんからアドバイスいただいたので、早速ヒモを切りました。
ヒモが付いてる割とギリギリの根元から、スパッといきました。はい、なんで今まで切らなかったんでしょう。何の不便もありませんでした。
そもそも家でハンガーにかけるとき、あのヒモを毎回きちんと使ってた訳ではないんですよね。単なる「切るのが面倒……」っていう、モノグサ心の現れでした。
教訓。服の始末は、買った段階ですぐにやってしまいましょう。
(3月某日・編集長S)
撮影/小林美菜子