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節分行事は「恵方巻き」が豆まきより主流!? 恵方巻きだけにシフトした人の理由も聞いてみた

邪気を払い、無病息災を願う「節分」。その代表的な行事といえば、豆まきや恵方巻があげられますよね。

今回『kufura』では、20〜50代の既婚女性90人にアンケート行い、節分行事の実態を調べてみました。
豆まきと恵方巻、どちらをやっているご家庭が多いのでしょうか?

節分行事、「豆まき」と「恵方巻き」どちらが多い?

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早速、自宅で豆まきか恵方巻きを楽しんでいるか聞いてみました。

豆まきだけ・・・5.6%(5人)

恵方巻きだけ・・・34.4%(31人)

どちらもやっている・・・31.1%(28人)

どちらもやっていない・・・28.9%(26人)

「豆まきだけ」は5.6%。「どちらもやっている」との回答と合わせると31.7%でした。

一方、「恵方巻き」は、それだけという人でも34.4%と多く、「どちらもやっている」人と合わせると65.5%に達しました。これは、豆まき派のおよそ2倍。

じつに、3人に2人は節分の日に恵方巻きを食していることがわかりました。

なお、「どちらもやっていない」と回答した人も3割ほどいました。行事はスルーしているということかもしれませんが、回答に選択肢がなかっただけで、なかには柊鰯(ひいらぎいわし)を飾ったり、いわし料理を食したりして過ごす人もいるかもしれませんね。

豆まきしていたけれど恵方巻きオンリーになった理由は?

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近年、恵方巻きはスーパーやコンビニ、デパ地下などを中心に盛り上がり、ポピュラーな風習となりました。けれど一昔前は、豆まきの方がメジャーだったような……。

そこで、「恵方巻きだけやっている」と回答した31人に、以前は豆まきをしていたのか聞いてみました。

その結果は下記の通り。

はい・・・67.7%(21人)

いいえ・・・32.3%(10人)

半数以上が豆まき経験ありでした。では、なぜ豆まきから恵方巻きオンリーにシフトしたのでしょうか?

 

「子どもがめんどくさがって豆をまきたがらないからやめた」(59歳/主婦)

「子どもが小さいうちはイベントとして豆まきをしていたが、もう大きくなったので自分が楽をできる恵方巻きのみになった」(52歳/主婦)

「まいた豆を拾うのが面倒になり、恵方巻きなら食事にもなるし、普段と違う巻き寿司が美味しいので」(47歳/総務・人事・事務)

「豆まきをすると、ずいぶん経った頃に出てきたりしてイヤ」(53歳/主婦)

「恵方巻きは晩御飯の代わりになるし、家族が食べてくれるから」(56歳/主婦)

「マンションに住むようになってから、ご近所の迷惑になりそうなので豆まきはしていない」(51歳/主婦)

子どもが大きくなったりしてイベント感がなくなったから、豆をまいた後の掃除が大変だから、恵方巻きなら食事も兼ねられるから、といった理由が目立ちました。

また、マンションでの騒音問題を理由にあげる声も聞かれ、“住環境による行事の楽しみ方”といった側面も無関係とはいえないようです。

おうちで節分行事をやる理由に“家事ラク”視点が!

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今回のアンケートでは約7割の人が節分行事を楽しんでいました。おうちで節分行事をやる理由はなんでしょうか?

ストレートに健康や厄除けを願って!

「厄を払って、家族みんな健康でいてほしいから」(53歳/主婦)

「気分だけでも厄除けになっている気がするから」

文化を大切にし、子どもに伝えるため

「日本の季節の行事を出来るだけ大切にしたいので」(36歳/主婦)

「日本の文化だし家族の絆も強くなると思うから」(43歳/主婦)

「子どもに季節の行事を教えたいから」(38歳/主婦)

「子どもがいないので、イベントが少なくて寂しいので、楽しめるものは自宅でもやりたい」(53歳/主婦)

家事ラク目的で

「豆まきは習慣。恵方巻きはその日の調理を悩まなくてよいから」(50歳/主婦)

「恵方巻きは夕食を作る手間が省けるので利用」(51歳/主婦)

「恵方巻きは晩御飯の1品になるので気楽に楽しめるしイベント感があるから」(41歳/主婦)

節分に限らずですが、節目節目に行われる行事を通して、四季の変化を感じる楽しみがありますよね。コメントにもあったように、イベントを通して家族の絆を深めることもできそうです。

興味深かったのは、恵方巻きが家事ラク視点で多くの人から支持されるコメントが多かったこと。

恵方巻きは豆まきの豆よりも食事として1食成り立ちますし、メインが決まっているので献立を考えるのもラク! さらに、売っているものを買ってくれば作る手間もなし、というわけです。恵方巻きも具材によって種類も豊富なので、選んだり作ったりする楽しみの他、家族でシェアする楽しみもあり、イベントとしても十分盛り上がれるのがいいですよね。

また、豆まきでは子どもが「盛り上がってくれるから」という声がほとんどでした。鬼役で登場したパパを豆で払って……など、ちょっとしたゲーム感もあって盛り上がること必至ですね。

 

家事ラクや食事として楽しめることから「恵方巻き」の方が多数派ではありましたが、楽しみ方・過ごし方はご家庭それぞれ。家族の息災を願う気持ちは変わりません。みなさんは、今年の節分をどのように過ごしますか?

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