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「都市圏から地方に行って驚いたこと」不便さもあるけれど、良いところもいっぱい!

都市圏と地方ではいろいろな面で違いが出てくるもの。普段都市圏で生活をしている人が地方に行くと、意外性を感じることもあるでしょう。
そこで『kufura』では、20代以上の男女500人に「都市圏から地方に行ったとき、驚いた経験がありますか?ある場合は具体的に教えてください!」とアンケート。「うんうん」と頷くことから「そういう風に感じるんだ!」と意外に思うことまで、様々な意見が集まりました。

前回は「地方から都市圏に行って驚いたこと」について聞きました。今回はその逆バージョンです。

コンビニやお店が少ない

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コンビニが遠い」(20歳女性/宮城県出身/宮城県在住)

東京から北海道へUターンしたのですが、コンビニの少なさに驚きました」(56歳男性/北海道出身/北海道在住)

地方の夜はお店もなく真っ暗」(70歳男性/沖縄県出身/東京都在住)

「都会のコンビニは小さい店舗が多いが、田舎のコンビニは広くて駐車場完備。違う店のように感じる」(47歳女性/北海道出身/北海道在住)

「愛知県から北海道に旅行に行った時、温泉に行ってからごはん食べに行こうとししたら店がどこもやっていなくて、閉店が早くびっくりした」(43歳女性/愛知県出身/愛知県在住)

都会における同面積あたりのコンビニの数は圧倒的。一方地方では、コンビニに行くのにも車で……となることも多いです。

そしてコンビニだけではなくその他の店舗が少なかったり、遅くまで営業している店があまりなかったりするので、地方では駅前であっても夜は早めに暗くなってしまうことが多いようです。

電車やバスの本数に違いが!

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交通機関が不便」(56歳男性/奈良県出身/大阪在住)

大阪から旅行で地方に行くと、バスの本数が少なくて慌てる」(72歳男性/大阪府出身/兵庫県在住)

田舎に帰省した時、駅と駅の間が長いのに驚いた」(72歳男性/神奈川県出身/岐阜県在住)

「地方へ行くと車を持っていないと仕事が見つからない」(40歳男性/群馬県出身/群馬県在住)

「首都圏の大学を卒業し、鹿児島にUターン就職しました。都会だと公共交通機関でどこへでも行けますが、私の地元はバスも電車も1日数本しかなくて移動が厳しく、働きながら自動車学校へ通って、車を買いました」(53歳女性/鹿児島県出身/鹿児島県在住)

「路面電車が走っているのでびっくりした」(44歳男性/神奈川県出身/東京都在住)

地方の電車は本数が少ないこともありますし、そもそも電車が走っていない地域もあるでしょう。1本逃してしまうと、次は1時間後ということもありますから、計画的に行動する必要があります。

また駅間の距離が長いこと、路面電車など自分の住んでいるところでは見かけない交通手段があったりすることに驚く!という意見もありました。

自然の豊かさは圧倒的

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空気のおいしさ緑のきれいさ」(57歳男性/埼玉県出身/埼玉県在住)

沖縄に行ったときの海のきれいさに驚いた」(58歳男性/神奈川県出身/神奈川県在住)

「住んでいる神戸から帰省した時、星の多さと輝きに毎回感動する」(49歳女性/兵庫県出身/兵庫県在住)

空に見える星の数が圧倒的に多い」(68歳男性/奈良県出身/大阪府在住)

東京で下宿生活をしていた時東北旅行をして、自然の美しさに感動した」(83歳男性/静岡県出身/静岡県在住)

地方の特徴のひとつは、豊かな自然です。草花や木々、海や山……、自然が生活の中に当然のように存在します。そして澄み切った空気のおいしさなどは、都市圏では感じられないものではないでしょうか。

自然の恵みは人が作れるものではありません。それを思い切り堪能できるのは、地方ならではのとびきりの贅沢です。

食べ物がおいしい&安い!

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東京から長崎に帰省すると、外食費が低くて嬉しい」(57歳男性/福岡県出身/長崎県在住)

東京から帰省したとき衣食住いずれも安価だった」(62歳男性/北海道出身/北海道在住)

愛知県から岐阜県に引っ越した時、野菜や果物が安かった」(79歳男性/岐阜県出身/愛知県在住)

地方と都市圏では物価にも違いが出てきます。またその土地の特産品は新鮮でおいしく、しかも安いと三拍子がそろいます。

水がおいしいのが嬉しい」(63歳男性/青森県出身/北海道在住)

故郷に帰ると、天然鮎をはじめ、自然の美味に触れる機会があり嬉しい」(70歳男性/新潟県出身/新潟県在住)

東北の山菜は、見たことがないほど種類が豊富で美味しかった」(76歳女性/兵庫県出身/兵庫県在住)

「大阪から札幌に帰省した時、海産物の美味しさを再認識した」(48歳男性/北海道出身/北海道在住)

「東京から石川に帰ると魚が美味しいのは当たり前だけどm石川でしか食べられない物もあり嬉しい」(52歳女性/東京都出身/石川県在住)

「回転寿司でさえも美味しいこと」(54歳女性/京都府出身/福井県在住)

都市圏にもおいしい食べ物はたくさんありますが、天然物や採れたてのものは、地元なられはの味わい。またその土地独特の調理法などもありますから、地方だからこその味を堪能することができます。

「長野と大阪、味の好みが極端に違うのに驚く」(34歳女性/長野県出身/大阪在住)

それぞれの地域で好まれる味にも差がありますから、「違う!」と拒否するのではなくそれぞれの良さを楽しむことが一番です!

人との関わり、街並み、テレビ……「その他あるある」

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ここからはそのほかの意見を見ていきます。「わかるわかる~!」と思うものから、自分には経験がないので「なるほど、そう感じるのか」と思うものまで、いろいろな意見が集まりました。

「福岡から石川県に行ったとき、スーパーなどで会計が終わったらレジの方に“ありがとう”と言う人がすごく多くて驚き、石川県が好きになりました」(41歳女性/富山県出身/広島県在住)

「広島から京都に行ったとき、よそ者だとわかるとわかりやすく遠ざけるような雰囲気を感じた」(42歳女性/広島県出身/広島県在住)

「転勤で北海道に住んだ時に、近所との付き合いが家族ぐるみで驚いた」(50歳女性/千葉県出身/千葉県在住)

「北海道から東京行った時に他人への無関心さに驚く。北海道だと人のやることについてみんな気にしていると感じる」(46歳男性/北海道出身/北海道在住)

「東京から北海道に旅行した時に、道内の自動車のスピードがとても速いので驚いた。時速40キロで移動する計画をたてていたが、全日、お昼には目的地に着いていた」(68歳男性/静岡県出身/愛知県在住)

「大阪から長野や高知に行ったとき、周囲の自動車の運転が穏やかで驚いた」(51歳男性/京都府出身/大阪府在住)

「放送テレビ局の数が少ない」(48歳男性/長野県出身/富山県在住)

「福岡県から長崎県へ引っ越しをした後に、テレビ番組が遅れて放送されていたので驚いた」(52歳男性/長崎県出身/長崎県在住)

「夜が静かすぎて逆に寝られなくなった」(46歳女性/東京都出身/東京都在住)

「沖縄から愛知に引っ越した際、若い人でもブランド物を持った人が多いと思った」(50歳女性/その他/沖縄県在住)

「電車を使って帰省すると、東京を離れるにつれ、人の顔が徐々にほんわかしてくる」(57歳男性/東京都出身/石川県在住)

「大阪から福岡に引っ越した際、福岡の醤油が甘いことに驚きました」(59歳男性/神奈川県出身/大阪府在住)

「香川のお雑煮にあんこのお餅を使うこと」(52歳女性/岡山出身/岡山在住)

「北海道から関東圏や都府県に行ったとき、家の玄関前に玄関フードが付いている家が少ない事に驚いた。北海道や雪国では玄関に入る前に玄関フードが付いているので、玄関フードを開けてから玄関を開ける」(52歳男性/北海道出身/北海道在住)

人付き合いの距離感、テレビのチャンネル数、車の運転の地方色、食べ物の違いなどなどいろいろな項目が挙げられました。

印象的だったのは以下の2つの意見。

「昔、神奈川や東京に住んでいた時、山形に帰省すると、都会に比べると人がとても少なく街も静かなのでテンションが下がり、早く都会に戻りたい気分になった」(60歳男性/山形県出身/山形県在住)

「東京から福島県に戻った時です。福島の街並みが広々していて思わず深呼吸をしました」(63歳女性/福島県出身/福島県在住)

地方が静かなことに寂しさを覚える人、逆にそれを心地よいと感じる人。都市圏には都市圏の、地方には地方の良さがあります。もちろんそれぞれの便利さ、不便さはあり、それが驚きに変わることもあるのでしょう。

今回のアンケートでは、地方の不便さを挙げる声も出てはきましたが、地方の住みやすさやプラスの特徴を推す意見もたくさんありました。

また、

「今時そんなに変わらない」(34歳男性/宮城県出身/宮城県在住)

「特にないので答えられない」(39歳女性/東京都出身/千葉県在住)

地方→都市圏、都市圏→地方両方のアンケートで、特にギャップを感じることはないと答える人ももちろん一定数いました。あなたはどう思いましたか?

せっかくバラエティ豊かな地域を擁する日本に住んでいるのですから、たくさんの場所について学び、体験してみたいもの。旅行の際などにはぜひその場所の個性的な面について注目してみてはいかがでしょうか。

川崎さちえ
川崎さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。

2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。

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