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ベスト3はやっぱり沖縄&北海道、そして…?「住んでみたい都道府県ランキング」

旅行で訪れた土地や、TVやSNSで観た素敵な風景。だれにも「ここに住めたらなあ」と憧れる場所ってあるのではないでしょうか。そこで『kufura』では、20歳以上の男女500人を対象に「将来一度は住んでみたい」と思う都道府県とその理由を聞くアンケートを実施。投票の多かったTOP10をご紹介します。得票数にも注目してみてくださいね!

いざ生活することを考えると、利便性や気候、雰囲気など、気になるポイントは人それぞれにあるよう。どんな理由でそこを選んだのかも、あわせて教えてもらいました。

【10位(同率)】岡山県(12票)

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倉敷美観地区

「岡山県。温暖な瀬戸内地方に住んでみたい」(48歳男性/研究・開発/長野県在住)

「岡山。一度だけ旅行で滞在したが、政令指定都市で適度な観光地でありながら、町全体がゆったりと和める感じだった」(61歳女性/デザイン関係/新潟県在住)

「気候が穏やかで、都会と自然が同居している岡山に住みたい」(53歳男性/公務員/兵庫県在住)

穏やかな瀬戸内海に面した岡山。岡山市や倉敷市など、観光地としても人気の大きな都市がありながら、のんびりとした雰囲気が味わえると、10位に選ばれました。

【10位(同率)】大阪府(12票)

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道頓堀エリア

「大阪。大阪が1番好き」(51歳女性/その他/大阪府在住)

「今のところが住みやすいので特にない」(41歳女性/学生・フリーター/大阪府在住)

「大阪。出生地なので、戻りたい」(71歳男性/その他/東京都在住)

「大阪府。関東にしか住んだことがないので関西圏の文化を体験したい」(70歳女性/主婦/神奈川県在住)

在住の人、出身の人からも選ばれることが多かったのが大阪。長く文化の発信地でもあり、人情味あふれる街が、人々の愛着を育むのかもしれません。また、他の地域の人からは、大阪独特の魅力を感じるようです。

【9位】千葉県(14票)

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九十九里浜

「千葉県。温暖で、海あり山ありで、風光明媚な地域が多い」(77歳男性/その他/埼玉県在住)

「千葉県。都心に近くて便利だから」(47歳女性/主婦/長崎県在住)

「ディズニー好きなので」(39歳男性/その他/北海道在住)

「今住んでいる千葉県が一番」(63歳男性/企画・マーケティング/千葉県在住)

都心へのアクセスの良さがありながら、温暖で、海も山もある自然に囲まれた千葉は、在住者からも高い支持を得ています。テーマパークが近いということも、住みたい理由に挙がりました。

【8位】長野県(18票)

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上高地

「長野県諏訪市に住みたい。諏訪湖や自然近くに温泉があるなど」(78歳男性/その他/神奈川県在住)

「自然の中で暮らしたいので長野県がいい」(67歳男性/総務・人事・事務/埼玉県在住)

「長野県は上高地の景色が好きだから住んでみたい」(41歳女性/総務・人事・事務/東京都在住)

「長野県の軽井沢です。夏の暑さから逃れることができるし、周囲に豊富な自然があるからです」(73歳男性/コンピュータ関連以外の技術職/東京都在住)

都心からもアクセスがよく、自然豊かで避暑地として知られる長野県が8位にランクイン。県内でも地域によって違った文化を持つのも長野県の面白さです。

【7位】福岡県(20票)

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博多ポートタワー

「福岡県。食べ物が美味しい」(48歳女性/総務・人事・事務/山口県在住)

「福岡県。人が優しく食事が美味しく、自然が多いところ」(52歳男性/営業・販売/大阪府在住)

「適度に都会なので福岡に住みたい」(57歳男性/公務員/熊本県在住)

「福岡県。都会と自然が融合している。バランスがいい」(53歳男性/コンピュータ関連以外の技術職/佐賀県在住)

九州最大の都市、福岡県が7位に。市外から少し離れると自然も残り、住みやすさを感じるとの回答が、いくつも見られました。選ばれるわけは、食べ物のおいしさにもありました。近隣県や、既に福岡在住の人からの投票も目立ちました。

【5位(同率)】神奈川県(23票)

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横浜みなとみらい

「横浜。都会すぎず、田舎すぎず癒される。海がある県がいい」(49歳女性/その他/埼玉県在住)

「神奈川県。神社仏閣巡りをしたいから」(74歳男性/学生・フリーター/長野県在住)

「神奈川の湘南、のんびりと綺麗な海を見ながら過ごしたい」(60歳女性/主婦/埼玉県在住)

「生まれも育ちも神奈川、仕事や遊びで海外も国内も旅したが神奈川県が一番」(83歳男性/その他/神奈川県在住)

横浜、鎌倉、湘南など、人気スポットの多い神奈川県も人気が高く、5位となりました。海と山に囲まれたのんびりした雰囲気と、歴史を感じる街並みは他にはない魅力ですね。東京の隣に位置し、ほどよい都会感もあります。

【5位(同率)】京都府(23票)

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清水寺参道

「京都。どこに行っても楽しい」(34歳女性/その他/愛知県在住)

「神社仏閣が大好きなので京都に住みたい」(66歳男性/会社経営・役員/大分県在住)

「京都府丹後伊根町。 舟屋の情景が好きだから」(55歳男性/その他/大阪府在住)

「京都府。名所旧跡が多く、自然も豊かだから」(89歳女性/主婦/兵庫県在住)

神奈川と同率5位となったのは、世界的な観光地の京都。歴史的建造物が立ち並び、大阪や神戸など、近隣県へのアクセスの良さも理由のようです。

【4位】静岡県(24票)

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富士市

「静岡県。温泉もあり、海も山もあり、東京にも近いので」(49歳男性/営業・販売/山口県在住)

「暖かそうで、魚介類が美味しそうなので、静岡県」(64歳女性/その他/埼玉県在住)

「静岡県。富士山が見える」(75歳女性/主婦/愛知県在住)

「静岡県は暖かい地域で、富士山・富士5湖など景色が良く、住みやすい」(71歳男性/その他/長野県在住)

京都、神奈川と僅差で4位に選ばれたのは、静岡。何と言っても富士山を間近に眺められる中で暮らすのは、憧れですね。気候もよく、魚介類などのグルメを楽しめそうとの回答も。

【3位】北海道(65票)

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美瑛町

「海産物が大好物なので北海道に住みたい」(28歳男性/学生・フリーター/福岡県在住)

「北海道の札幌市に住んで、毎日サッポロ味噌ラーメンが食べたい」(56歳男性/その他/千葉県在住)

「北海道。人混みに疲れたのと、雪が好きだから」(31歳女性/その他/東京都在住)

「北海道。大自然に囲まれて暮らしたい」(53歳女性/主婦/静岡県在住)

4位以下に大きく差を付けて3位となったのが、北海道! 選んだ理由の多くを占めたのが、食べ物のおいしさ。確かに北海道に住めば、いつでも思いきり新鮮な魚介類を堪能できそうですよね! ほかには、大自然に囲まれた暮らしに憧れを抱く人もたくさんいました。

【2位】東京都(66票)

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東京都心

「東京。日本の中心地だし、なんでもあるので楽しそうだから」(29歳女性/その他/愛知県在住)

「東京都。世界各国の料理が楽しめる。親密な近所付き合いがなくて気持ちが楽」(68歳女性/主婦/沖縄県在住)

「東京都。色んな仕事があって良いかと思った」(35歳女性/コンピュータ関連技術職/長崎県在住)

「東京です。インフラやサービスなど、最も揃っているからです」(54歳男性/会社経営・役員/宮城県在住)」

2位は東京。3位の北海道と僅差で選ばれました。常にグルメやファッションの発信地でもある、世界的大都市は「一度は住んでみたい」憧れの土地のよう。

交通網が発達しており、日本中、世界中の物が何でも揃うのは、日本中でもほかにはなさそうです。

【1位】沖縄県(94票)

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渡嘉敷島

「沖縄。自然が近いのと温暖な気候。県民の朗らかさ」(41歳男性/その他/栃木県在住)

「沖縄。マリンスポーツを思う存分楽しみたい」(53歳男性/その他/愛知県在住)

「沖縄。海が綺麗」(30歳女性/主婦/大阪府在住)

「雪が降らないので沖縄に住んでみたい」(57歳女性/その他/秋田県在住)

2位、3位の約1.5倍の得票数を得てぶっちぎりの1位に輝いたのは沖縄。南国の温暖な気候と、美しい海は、体も心も癒やしてくれます。

寒いのが苦手な人や豪雪地方に住む人にとっては、まさに楽園。日本有数の観光地である沖縄は、「住んでみたいところ」としても多くの支持を得ました。

「今住んでいるところが一番!」派は14%

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「北海道から出たくない。暑いところは苦手」(26歳女性/その他/北海道在住)

「東京都。今のままが良い。住み慣れた地域でいい」(57歳女性/総務・人事・事務/東京都在住)

今回、上記のランキングには「今住んでいる場所にそのまま住みたい」と答えた人も含めていますが、改めて「今住んでいるところ」と「住みたい都道府県」が同じ人を数えてみたら、ちょうど70人。14%の人は、今住んでいるところに満足、どこか別の場所で住みたいとは考えていないということが分かりました。また、

育った場所の福岡県福岡市が良い」(68歳男性/コンピュータ関連以外の技術職/長崎県在住)

というように、将来は故郷に戻れたらな……という人も。進学や就職などを経て、縁あって今の場所に住んでいるものの、ゆくゆくは地元に戻る意思がある人も多いのかもしれません。

 

「のんびりした雰囲気がいい」「観光で訪れた際に気に入った」「生まれた場所だから」「今住んでる場所が一番!」など、憧れの理由はさまざま。

47都道府県、気候が違ったり、独特の文化や雰囲気があったりと、それぞれ魅力がある場所が多いと、改めて感じる結果でした。

神田えり子
神田えり子

料理家・フードエッセイスト。
大学卒業後、広告代理店で営業として勤務。大手料理教室講師を経て、兵庫県宝塚市にて料理教室主宰。その後拠点を東京に移し、料理家活動を開始。旬の野菜を使ったおばんざいを得意とする。

レシピ開発、フード関連のエッセイやコラムの執筆のほか、イベントやテレビショッピング、企業Instagramへの出演、司会進行など幅広く活動。

KEITA・服部みどりとともに料理家ユニット<C (クレッシェンドシー) のメンバー。食品メーカーへのレシピ提供、食イベント対応なども行う。

著書「カラダよろこぶ オイルおにぎり」(辰巳出版)
Instagram:@erikocookingsalon
ブログ:https://eriko-kanda.com/

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