チョコレート嫌いのはずが…1個ぺろりと食べてしまうおいしさ!ドバイチョコ風ケーキ
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アラブ首長国連邦のドバイ発、リッチで濃厚なピスタチオフレーバーとユニークな食感から韓国で(日本でも!)すっかり人気となった“ドバイチョコレート”。今、韓国で注目を集めているのは、この“ドバイチョコレート”の進化系スイーツです。それを参考に、『成城石井』のパティシエがケーキにアレンジしたのが、「成城石井自家製 ドバイチョコ風ケーキ」です。
実は私、チョコレートがあまり得意ではありません。正直に言うと、苦手な部類に入ります……。なので、こちらのチョコレートケーキを初めて出されたときも「甘そう……しかもかなりくどそう……」と怯えていました。ところがひと口食べた途端、「うっっっま!」(笑)。「いけない、いけない」と思いつつ、1人で全部食べてしまいました!

うまく切れず、がたがたの断面ですみません(汗)!
しっとりとしたチョコパウンド生地の上にピスタチオ生地を重ね、カダイフ(※)をのせた後にコーティングのチョコを重ねた3層構造。ドバイチョコレートならではのパリパリとした食感を再現するため、カダイフは自家製惣菜などが作られる“セントラルキッチン”で細かく砕いたものをバターと絡めてロースト。さらにホワイトチョコレートでコーティングするというひと手間を加えているとのこと。ねっとり濃厚な甘さとパリパリした食感が楽しいケーキです。“パリパリ食感が楽しめる”って、ケーキにはなかなかないですよね。
※カダイフとは、トルコの伝統食材のことで、小麦粉やとうもろこしの粉で作られた麺のような食材のこと。お菓子の生地や揚げ物の衣として使われる。
バター好きにはたまらない!最新・韓国トレンドスイーツのバターリッチバー
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『成城石井』チームが韓国視察の際、トレンドスイーツが集まる百貨店で出合った「バターバー」。現地のものは、しっとりとしたバターケーキとザクザクのタルト生地が2層になったお菓子ですが、『成城石井』のものは3層構造。よりバターの濃厚でリッチな味わいを堪能できる仕上がりにしたと言います。
食べてみると、バター感満載! じゅわっとバターのシズル感とコク、香りを感じられ、巨大なしっとりショートブレッドを食べているみたい。バター好きにはたまらないおいしさです! しかもただ甘いのではなく、塩バニラクッキーも使われているため、塩気も感じられるのが味に奥行きが出ておいしいんです。

『成城石井』のプレミアムチーズケーキなどと比べると“小さい”と思うかもしれませんが、かなりリッチなケーキなので、3等分、もしくは4等分にして食べるのがちょうどいいくらい。そう考えると1本431円って、破格です!
このバターバー、韓国では抹茶やコーヒー、レモンやピスタチオフレーバーのものもあるそうで、ぜひ今後『成城石井』でもフレーバーが増えることに期待!
さほどスイーツ好きじゃない私がハマった、『成城石井』の最新スイーツ。5月いっぱい楽しめるので、興味のある方はぜひ!

編集者・フードジャーナリスト。多くの料理本や暮らしの本、キャンプ本を手がける。自著に子どものごはん作りの闘いを描いた『闘う!母ごはん』、『素晴らしきお菓子缶の世界』(共に光文社)がある。 プライベートでは猫2匹&犬1匹と小学生、大学生の女の子の母。ハワイじゃなくてグアムラバー/スターウォーズマニア/アダム・ドライバーファン。Instagram