食べる派が半数!「口直しに」の意見が最多
null食べる:49%、食べない:35%、そのときによる:16%
それぞれの意見を見ていきましょう。
食べる派の意見
null「パセリ自体が好きだから」(30歳女性/金融関係)
「パセリの香りが好きだから」(35歳女性/その他)
「苦みが良い」(42歳男性/その他)
「口の中をリセットできるため」(49歳男性/その他)
ほろ苦く爽やかな香りがあるパセリ。その味や香りが好きという人、肉料理や揚げ物に添えられることも多いため、パセリを食べることで口の中がさっぱりするのがいいという人も。この「口直しに」という意見が最も多かったようです。
「食べるのがあたりまえ」(34歳女性/会社経営・役員)
「捨てるのがもったいないため」(38歳男性/研究・開発)
「食べられる物は残さず食べます」(43歳女性/その他)
「出されたものは全部食べるから」(49歳女性/その他)
お皿に乗って出てきているものは全部食べますよ!という人も。
「ちょっとした苦味がおいしく、ビタミンがとれるから」(49歳男性/営業・販売)
「栄養価が高いから」(28歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「味は好きではないが、栄養があり健康に良さそうなので食べる」(52歳男性/その他 )
パセリの高い栄養価に期待している人も多くいました。
食べない派の意見
null「特有の苦味が苦手だから」(26歳女性/学生・フリーター)
「パセリの味が好きじゃないため」(43歳男性/営業・販売)
「苦くて食べれません」(49歳男性/その他)
「もそもそした食感が苦手」(31歳女性/その他)
パセリ独特の爽やかな香りや苦みも、苦手な人には食べるのをためらわせる原因に。
「飾りだと思っている」(28歳女性/コンピュータ関連技術職)
「ただの添え物、飾りと思っていたので食べる習慣がない。一度も食べたことがない」(40歳女性/主婦)
飾りとしてスルーしていたという人も多くいました。
「使い回しだと聞いたことがあるからなんとなく偏見を持ってしまう」(35歳女性/その他)
良識あるお店では残されたからといってまた出すということはないはずですが、そう聞くと気になっちゃうというのも分かります。
「そのときによる」派の意見
null「料理により、さっぱりしたい時は食べたい」(30歳女性/主婦)
「口をさっぱりさせたいときは食べる」(39歳女性/主婦)
肉料理などで口の中が油っぽいな、と感じたときはパセリの爽やかな香りでリセットできそうです。
「野菜不足の時には食べる」(39歳男性/学生・フリーター)
「使い回ししてそうな外食店舗では食べない」(50歳男性/その他)
野菜が不足していると感じたら、という人のほか、根強い“使い回し”への警戒意見もありました。
管理栄養士の意見は?「栄養価はトップクラス」
null管理栄養士の宮崎さんに、パセリを食べる/食べないことでの栄養上でのメリットなどを伺いました!
「パセリは100gあたりで見ると、たんぱく質や食物繊維をはじめ、カリウムやカルシウムなどのミネラル、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸、ビタミンCなどが含まれ、野菜の中でもトップクラスの栄養価です。
ただし、パセリ1枝の重量は15g程度、1房で1g程度であるため、“料理に添えられている”パセリに含まれている栄養素はごくわずかです。パセリ1房あたりでは、食物繊維0.1g、カリウム10mg、ビタミンC1mgといった量に。
料理に添えられている分では、パセリに含まれる栄養素の摂取を大きく期待するのは少し難しいかもしれません。
また、パセリには“アピオール”という物質が含まれています。これには口臭を予防する働きがあるとされており、食後に食べておくと効果が期待できます。気になる方は食事の最後にパセリを食べると良さそうです」
一回に摂れる栄養素は微量でも、チリも積もれば、です。食品ロスのことも考えて、捨ててしまうくらいなら食べちゃいましょう! 口臭予防効果が期待できるというのもうれしい点ですね。
<参考文献>
・文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
・香川明夫監修「はじめての食品成分表八訂版」女子栄養大学出版部
・伊嶋まどか監修「知っておいしいハーブ事典」実業之日本社
【取材協力】宮崎奈津季
管理栄養士・薬膳コーディネーター。介護食品メーカーで営業職に2年間従事した後、フリーランスの管理栄養士に。料理動画撮影やレシピ開発、商品開発、ダイエットアプリの監修、栄養価計算などの経験あり。 現在は、特定保健指導、記事執筆・監修をメインに活動中。
※「崎」は正式には立つ崎(たつさき)です
HP:https://www.mnatsuki.com/
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